ファンシー中村ラさんの映画レビュー・感想・評価

ファンシー中村ラ

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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.0

映画は普段行けないところに連れて行ってくれる。『プライベートライアン』では戦場に、『ゼログラビティ』では宇宙空間に、そしてこの映画では1974年のニューヨーク、ワールドトレードセンターツインタワーの間>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.5

ロッキーシリーズは6本撮られて、もう完結していた。けれど、盟友アポロ・クリードの息子を主人公にしたこの作品の脚本がとても良いというので、スタローンはまたロッキーとしてスクリーンに登場した。あぁ、歳を取>>続きを読む

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.0

周りがどう言おうとどう思おうと、信念を持ってただひたすらに己の職務を全うする2人の男、その姿に勇気をもらえます。ソ連とアメリカ、東ドイツと西ドイツ、大きな壁はあるけれど、いつしか壁は壊れ、橋はかけられ>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

水彩画のような画が動くだけでも、あぁ絵が動く、というアニメーションの原始的感動があるし、この映画、絵には十分余白を残しつつ、音や色味などの演出は相当細かいのです。冒頭の竹を切っている翁のナタの音が遠く>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

5.0

モーツァルトの楽曲をこれほど効果的に使っている映画はない。全てのシーンで見事に画と音楽がマッチングしている。オープニングの交響曲第25番はもちろん、最後のレクイエム作曲シーンまで、役者の演技、音楽、美>>続きを読む

妻への家路(2014年製作の映画)

4.5

ようやく彼が撮りたい映画、チャン・イーモウらしい映画を撮ってくれた。高倉健さんも生前この映画を見て同じように言ったらしい。北京オリンピック以降、どこに行ってしまったのかと思われた彼が、原点に立ち返って>>続きを読む

オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

4.5

サントラがとにかく名盤。車でかければ気分はコンボイトラッカー♫音楽は「ネバーエンディングストーリー」のジョルジオ・モロダーが担当しています。歌も全部名曲。そして何と言ってもスタローンのシンプル、ストレ>>続きを読む

トーマス・クラウン・アフェアー(1999年製作の映画)

4.0

「ダイ・ハード」「ダイ・ハード3」のジョン・マクティアナン監督が、あの『華麗なる賭け』をお洒落にリメイク。オープニングからエンディングまでJazzyな音楽を添えるのは『ロッキー』のビル・コンティ。主役>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.0

ロッキーとはちゃんと顔が違う、ランボーの哀しみを抱えた眼差し。彼がラストで大佐に訴え叫ぶシーンは、数あるベトナム戦争モノの映画でも屈指の名シーン。ちなみに渡辺謙さんの吹替えは伝説の名演です。劇伴音楽も>>続きを読む

クラブ・ラインストーン/今夜は最高!(1984年製作の映画)

4.0

コメディスタローンはどれも外れ?んなこたない!歌うスライに大爆笑!歌もへたうまの魅力♫カントリーミュージックの心地よさに思わずサントラ買っちゃいました。音楽好きの方、観て損なし♫

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

5.0

クリント・イーストウッドがいかに楽しく映画を撮っているか伝わってくる。彼の素直な演出でドラマと音楽に心地よく酔える。ラストでは思わす拍手!エンディングでのカーテンコールにはたまらずニンマリ♫フォーシー>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

5.0

なぜ何度観ても泣いてしまうのか。エリオットとE.T.がシンクロしてカエルを逃がし女の子とチューする所、瀕死のE.T.に愛してると語りかけるエリオット、ラストの脱出からレインボーのエンディングまで、何回>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.0

主人公の心が落ち着く時が、料理=キッチンというのがいい。食事の団欒は家族の象徴だ。でも包丁を握り美味しい料理を作る彼の手は、銃を持ち人を殺す手に変わる。そんな彼の苦悩がとても伝わってくる。そして、ラス>>続きを読む

未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.5

作曲のジョン・ウィリアムズが、あの交信音の5音を決めるまでに100パターン以上作って、スピルバーグと相談してやっと完成したという。インスピレーションと緻密さ、両方ともなって名作は完成する。

コラテラル(2004年製作の映画)

4.5

銀髪、ピッタリスーツで銃を構える殺し屋トム・クルーズのカッコいいこと!2人の男を前に「それは俺のブリーフケースか?」と近寄り、あっという間に銃を奪って殺すシーン、カッコ良すぎます。巻き込まれるジェイミ>>続きを読む

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

5.0

最後のチャン・ツィイーとミシェル・ヨーの対決シーンは、映画史上最も激しい女ファイトシーンではなかろうか。ただただ、その激しい戦いのシーンの凄さに感嘆し、繰り返し繰り返し観てしまう。ストーリーは微妙にで>>続きを読む

陰謀のセオリー(1997年製作の映画)

4.5

リチャード・ドナー、「スーパーマン」や「グーニーズ」の監督です。始まり方と終わり方がとっても粋でお洒落で、ああ面白かった観て良かったと、満足させてくれる監督です。この映画は、メル・ギブソンの変人キャラ>>続きを読む

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

4.5

人生何が起こるかわからない、先の読めない展開を楽しみ、終わり良ければすべて良し、安心のハッピーエンドで映画館を出られる。サントラがグラミー賞をとったと言うのも納得の素敵なカントリーミュージックの数々。>>続きを読む

レディ・キラーズ(2004年製作の映画)

4.0

「オーブラザー!」ではカントリー、「レディキラーズ」ではゴスペル、「インサイドルーウィンデイビス」ではフォークミュージックと、コーエン兄弟がどんな音楽が好きなのか観続けてると楽しい。ヒッピホップがどう>>続きを読む

アビス/完全版(1993年製作の映画)

4.0

ジェームズ・キャメロンの映画はストーリーやテーマは至極シンプル。だがメカや道具のデザインなどディテールにこだわったリアルさで映画にのめり込ませる。水中撮影や水の精のCGなど、後の『ターミネーター2』や>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

5.0

奥さん役の女優さんがいいですねハスキーでそれほど美人じゃなくて、でもチャーミングで。集会所で啖呵を切るシーン最高です!TV放映版吹替の松金よね子さんもすっごくいいんですよ。

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

5.0

デシデシバサラバサラ!このリズム、音楽が映画を盛り上げる。悪役ベインは確かに前作のジョーカーよりは弱いが、マスクを通した第一声からゾクッとする。164分まったく退屈させない展開のうまさは今回も◎。アン>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

5.0

クリストフ・ヴァルツ、アカデミー賞2個目。彼がいいのはもちろん、やっぱりタラちゃんの書くキャラクターと台詞がとっても良いから楽しい。そう、彼の映画は役者がみんな楽しそう。相変わらず選曲もカッコ良い♪タ>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.5

原作があまりに面白くて、読むのを止められず、一気に3部作読了した。作者が亡くなってしまっているのが悔しいが、故に伝説の作品。スウェーデン版で既に全部映像化されているけれど、このデビッドフィンチャー版の>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

5.0

戦う女フェチ、キャメロン監督。究極のファイターはやはり、このリプリーじゃないだろうか。最後のパワーローダーでのエイリアンクイーンとの一騎打ちは、映画史上に残る名シーン。「カモーン!!カム、オーンー!!>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.5

シュワちゃんが年取って復活しようがなにしようが、この映画が頂点。武骨なマシーンと少年の愛情、戦う女、しつこい敵…(笑)キャメロン的面白要素てんこもりの娯楽大作。「アイルビーバック」ばかりみんな言うけど>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

4.0

なんだかんだ言って、やっぱりジェームズ・キャメロンは盛り上げるのがうまい。沈没する、とわかってからの船員たちの動き、逃げる人、あきらめる人、それぞれのドラマ。生きろ、生き延びろ!というテーマは「エイリ>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

鬼気迫る演技。ヒースレジャー演じるジョーカーのセリフひとつひとつが重たく我々に突き刺さる。完全に彼の映画。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

とにかくゲーリー・オールドマンの悪役がハマっていて良い。「エーーブリワァン!!!!」とブチキレて叫ぶシーンがたまらなく、何度も観てしまう(笑)

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

どんなに厳しい状況だろうと、どんなに絶望的な場所にいようと、希望を持ち続けること。Hope is a Good thing.

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

5.0

6つの輪廻の物語をタペストリーのようにからませながら、絶妙な編集で見るものに混乱を与えず、3時間をあっという間に見せる。一級のエンターテイメントでありながら、彼らが伝えようとしているテーマはかなり複雑>>続きを読む