タツキさんの映画レビュー・感想・評価

タツキ

タツキ

今年から大学生です。映画、音楽、海外ドラマ。ベストムービーは去年の映画ベストテンです。

サニー/32(2018年製作の映画)

3.0

白石和彌監督は腕のある監督だが、これは初の迷作ではないか。この作品にかなり重要なファクターであるネット描写が、近年の日本映画の課題な部分ではあるものの、今作も記号的な表現に終始していた印象。物語運びも>>続きを読む

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

4.0

アジャ作品でもかなり面白い部類の映画だった。所謂ミステリーなのだが、展開に引っ張られすぎず、あくまでテーマを語るための演出となっていたのが好感。他者性の話であり、外見によって判断された印象と思い込みが>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.0

原作未読。監督作全部を見てるわけではないが、近年の行定勲作品では一番の出来だったように思える。実験的な作りではあるが、映像のつなぎや、カットのセンスなどは冴えてたと思う。しかし、この映画の要素として最>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

4.5

他の誰もが作れない作品を吉田恵輔は毎回送り出してくるが今作も。このナチュラルさとアイロニカルな視点は唯一無二のもの。悪意たっぷりなブラックコメディから、ハードでシリアスな展開になっていき、終盤にギアを>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

4.0

人が一線を越えるとはよく言うが、その一線が本当はどのラインなのか。そんなことを奇抜な設定とやだ味たっぷりな田舎のコミュニティの中突き詰めた傑作。色々あるが、錦戸亮、木村文乃、松尾諭のバンドが、終わって>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

2.0

Netflixでの電撃配信の一件を抜いたとしてもとても褒められない作品。空間サバイバルスリラーものとしても、恐ろしいほど諸々がうまくいってない。様々な要素が、絵面を面白くすることにしか機能してなく、そ>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

近年のホラーのトレンドである、若者の青春要素と、アート系なルックと音楽をおさえていながら、しっかりカニバリズムのグロテスクホラーものとしても成立させているのが素晴らしい。兎に角、雰囲気にならないような>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

これも所謂人間に対しての理想を描いた映画だが、起承転結では収まらない、全てが「転」がって行く斬新なストーリーテリングと、積み重ね積み重ねの演出が素晴らしい。自分がおかした行為のブーメランとして帰ってく>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.0

現実の理不尽に希望と楽しさを伝えるパディントンに涙。こうあってほしいという、今の現実にリンクした理想論と、それでも信じるべき世界のお話。ルックからは想像できないイマジネーションとオリジナリティにも溢れ>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.5

面白かった。完全にメメント以降の語り口だけど。敵との鏡像関係が明らかになるクライマックスと、どこまでも続く果てない暴力、父娘の話をタイトにまとめてたと思う。只々、こねくり回しすぎな脚本と、スローモーシ>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.5

実話を実話として見せないで、今そこにある事実として体感させる、近年これまで現実を演出して来たキャスリンビグローの新境地であり最高傑作。圧迫感溢れるシュチュエーションホラーと、観てるものにこれが現実だと>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

あまりに王道な王座争いと復讐劇でも、キャラクター描写とその登場人物たちの動きをしっかり捉えてれば、面白く見応えのある作品が作れると証明したという点で、同監督の前作である、トリッキーな設定とスピーディー>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

マシューボーン的アクションは個人的には前作よりも一段と良くなってると感じた。OPのセンス抜群のカーチェイスから、クライマックスのおもちゃ遊び感まで。しっかりカメラに映ってない部分も、見えてる気になる視>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.0

どうやってもオリジナリティが出せない企画を、新しくはないが目的と結果をしっかり見据えた演出と、役者人の好演が光る佳作。皮肉にもジョニーデップは近年でもベストアクト。この物語が持つ元々の穴と倫理観に誠実>>続きを読む

ビジランテ(2017年製作の映画)

4.0

超濃密なジャパニーズノワールだった。入江悠的田舎地獄映画であり、カタルシスを溜め込みつつ、しっかり見せるとこは見せつけるバイオレンスに溢れる暴力映画。桐谷健太のベストアクト。中華料理屋のシーンは彼のキ>>続きを読む

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.5

アメリカなるものへのアイロニカルかつ希望的な賛歌。オーシャンズ的クライムムービーとロクでもない奴らのシュールコメディの見事な融合と完璧なキャスティングが最高。アメリカの負の部分にしっかり目を向けつつ、>>続きを読む

マッドバウンド 哀しき友情(2017年製作の映画)

4.0

素晴らしかった。直接的な暴力と、内面的で当然的で高圧的な、故にさらに嫌な差別描写が容赦なく突き刺さる。そのバックに映る背景の壮大さ、美しさが絶妙。登場人物たちの様々な語りによって映し出される、より多面>>続きを読む

天下無敵のジェシカ・ジェームズ(2017年製作の映画)

3.0

Netflixで鑑賞。短尺ながらちょっと中盤間延びしたかな。ドラマのマスターオブゼロをかなり連想させるけど、ちょっと登場人物の魅力も弱い気が。ただラブコメとしてはそこそこ面白い。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

前作に思い入れがない自分でもまんまと泣かされた素晴らしい続編。前作であえて語り切らなかったテーマをより深く掘り下げ、アンサーした正統派な作り。その上、どこまでもヴィルヌーヴの映画になってるところも本当>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

少し食い足らないところ、納得のいかないところがあったが、それ以上にとっても的確でロジックが立ちまくってる成長描写、単調なところをアイディアとビジュアルでカバーしまくるとこなど見所に溢れてる素晴らしいジ>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

完全にワイティティ印のドラッギーなファンタジー巡り。初っ端の首切断や、巨大ホログラムのジェフゴールドブラムなどぶっ飛んだビジュアルとアイディアに溢れてた。でもマーベルでギャグやりまくるんだったらこれが>>続きを読む

夜が明けるまで(2017年製作の映画)

4.0

優しくて詩的なラブストーリー。ちょっと小説っぽすぎるかなと思いつつ、時間の流れに身をまかせる二人にグッときた。主演カップルが素晴らしすぎる。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった!コメディとホラーのバランスがとっても絶妙でクレバーなスリラーだった。

アイディアの映画だとも思うけど、田舎ホラーもの、エンタメスリラーの新しい形としてとってもフレッシュなもの
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

白石和彌監督新作。とっても素晴らしかった。

気持ち悪い話をしっかり気持ち悪く描く姿勢、蒼井優と阿部サダヲのキャリアハイな演技、随所に散りばめられた生々しくヒリヒリした演出の数々。ほんと嫌味の塊みたい
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ホイールマン -逃亡者-(2017年製作の映画)

4.0

劇渋で面白かった。というか傑作!

明らかにウォルターヒルの「ドライバー」フォロワー作品の系統であるんだけど、例えば近作で言ったらレフンの「ドライヴ」ではアート化、エドガーライトの「ベイビードライバー
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

4.5

トムクルーズ×ダグライマンっていう座組が最高に最高な形で成功してる映画。

まあウルフオブウォールストリートやペイン&ゲインなどに連なる破滅的アメリカンドリームものなんだけど、そのジャンル特有の面白さ
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.5

正直言いたいこともなくはないけど、マックG作品特有のセクシーさ、ポップさをグレードアップさせて、スラッシャー風味にした、めちゃくちゃ楽しい映画だった。伏線回収の巧みさ、少年の成長物語はこの手のジャンル>>続きを読む

テキサスタワー(2016年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーの意地をみた。ある事件を多面的にやるんだったらここまでやらないとと思わされる、まさに本気かつエモーショナルにあの時起こった悲劇を描いてた。この間起きたラスベガス銃撃事件を考えると、とて>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.0

バームバック新作、面白かった。イカとクジラをさらにエモーショナルにアップデートさせた映画みたいだった。鳴り響くピアノの旋律、誰のものでもないサングラスなどちょっとしたディテールがいい。全てを諦めてしま>>続きを読む

キアヌ(2016年製作の映画)

3.5

ちょっとコントすぎて話が止まったり中だるみするとこもあるけど基本的には面白かった。めちゃくちゃゆるくてキレの良さを排した21ジャンプストリートだった。この人たちが作ったゲットアウトを早く見たい。

ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

4.0

傑作だと思う。めちゃくちゃ面白かったし、一人の女性が過去と対峙しトラウマを乗り越えるという話をこれ以上なく的確にスマートに描いてると思う。カーラグギーノとブルースグリーンウッドの凡庸な夫婦感がいい。テ>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.0

素晴らしかった!凄まじい変化球でありながら、シリーズを超えて北野作品全体の集大成的な映画になってるんじゃないかとくらいに思った。

たとえば、オープニングの明らかに1作目オマージュなバカかっこいいタイ
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Death Note/デスノート(2017年製作の映画)

2.5

正直評判通りという感じ。

デスノート自体あまり好きじゃないというのはあるので、そういう点では、ダークな青春映画に特化したつくり、ゴリゴリのゴア描写は個人的にはこれこそデスノートに求めてたものって感じ
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