オープニングがグルービーすぎる。そして音楽が最高。クライマックスに爆笑するけど、その直前で犯人が「いいものを聞かせてやるよ」とか言ってあの音楽が鳴り出した瞬間、確かに良いとなった。このスコアの音源が今>>続きを読む
フィルムノワール、ミソジニーと三角関係、落下のキャットウーマンと上昇のペンギン。
最高!人間を単一的に描かないところが、イーライ・ロスはほんとに信用できる。
横移動を一往復半するところとか、ライカート映画の中でも、最も理想的にカメラが動いてる気がする。とても切ない映画で大変良かった。
この映画のミシェル・ウィリアムスは最高。めちゃ元気になる映画。不完全家族ものでバームバックぽくもある。ミシェル・ウィリアムスとホン・チャウの関係性とか、親友でもないし性格も正反対だが、隣り合うものがあ>>続きを読む
ドラッグ、メンタルヘルス、希死念慮、悪魔の代行。エモラップ的世界観のティーンホラーアップデート版。Jホラー的な"見えてしまう"演出の優れ方。全体の暗い色調がソリッドでカッコよく、単なる暗い照明とは違う>>続きを読む
ジェイコブ・エルロディがスーパースターすぎ。ポン・ジュノというよりパク・チャヌク的な後味。前作と同じく、観客の先入観を炙り出していくツイストとミスリードの連続で相変わらず上手いと思う。2006年が舞台>>続きを読む
最初の5分は素晴らしい。かなり変な映画で、ダイナミックな撮影の違和感がすごい。
最高。男女が切り返しで出会い、フレームインで出会い、多様な出会いが彩りを与える。カラオケや映画など、娯楽が人をつなぐ豊かさ。ラジオから聞こえる戦争。
サイコー。音楽映画。これ見てしまったらアルジェントのことしか考えられない。
ゲームセンターで会った女と男を射殺する時の、あの野外照明のかっこよさが本当にすごい。後半に行くにつれて画面がキマっていく。ショッピングモールの追いかけっこ、円環構造のラスト。これがまさかの「ファイナル>>続きを読む
何気に初見。野外、室内ともに、場面のアイデアにあふれていて同じようなシーンがないことが素晴らしい。ちょっと長いかもね。『スクリーム』や『パール』などなど後々影響力は強い。
イマイチ期待越えはならず。リチャード・ケリーだったら確かにこういう映画作ったかも。
めちゃ笑ったし面白かったが、モキュメンタリー形式が貫かれてないのが残念。『アボットエレメンタリー』くらいには真剣にやってほしいところ。
これも前半の方が面白い。70分しかないのに超霊能力者が出てきてから息切れしていく。
今年の落穂拾いと思って見たら去年の映画だった…。宇野祥平カッコ良すぎる。個人的にはバスの暴走までが超面白かったが。
直近で1番似てる映画が『ホーンテッド・マンション』なの意表を突かれた。デヴィッド・ゴードン・グリーンとダニー・マクブライドによるクラシックホラー再生第二弾だが、手堅い出来。分断と断絶の映画として数々の>>続きを読む
前半のギロチンや馬の内臓濁流、自殺未遂の件までは、残酷作家のリドスコらしいフレッシュさに溢れてて良かったが後半が失速。セックスシーンを全部笑えるように撮ってたり、戦闘シーンの細部に生々しくゴアを入れる>>続きを読む
短すぎるっていうのが素直な感想で、CM感は否めないけど、余白の時を過去ではなく未来に託すのが誠実に見えて良かった。詳細に描写、語られるのは過去の時間で、未来は決して暗示されない。「まだ話す時間は十分あ>>続きを読む
シルヴィア・シドニー素晴らしすぎる。証拠Aの悍ましさ。暴徒の醜い顔の繋ぎが、恋人同士の顔の繋ぎに変わる。
100分くらいだったら最高だった…。淡々としていて、体感時間が長いけど実時間も長い。クライマックスを置いてるようでどこにも置いてない感じがとても良い。各々の最後はあれ、カタルシスを与えないのが徹底して>>続きを読む
開けた場所で西部劇をやるコンセプトは良く、余計な障害物がない中でアイデアを出しまくってる感じ。個人的にはナチス側のキャラ立ちが物足りない。説明を最小限にとどめているのは正解だが、一人一人の性格をもう少>>続きを読む
お決まりのケンカする件はあるけど、犬たちが終始仲良しで可愛い。『バーブ&スター』の監督の新作でロードミラープロダクションが製作に入ってる冗談みたいな内容の映画だけど、くだらないギャグとよくできた脚本で>>続きを読む
子供の頃は町の人の名前全員覚えるくらい繰り返し見てた。遠景で地中に呑まれる車のヘッドライトが消えていくシーン、棒高跳びの高揚、地下室の決闘の凄惨さなど。改めて見ても素晴らしいシークエンス。怪物との頭脳>>続きを読む
予想以上にリアリティライン度外視してて楽しめるし、『ブックスマート』で物足りなかった人間が楽しめるような過剰さに溢れてる。ギャグの量は『チアーズ』みたいだが、あれよりもタガが外れてる。『リックアンドモ>>続きを読む
レゴ映画経由のポップさとトロマっぽいゴア。こういう軽い映画をエドガー・ライトとかにもっと弾けてとってほしい感じはある。
こういう人もいるだろうなという感じ。近年だと『ノットオーケー』とかを思い出す。CM撮影のシークエンスとかの性格の悪いギャグが凄くて、人を選ぶというか、映画の性格を受け付けない人もいそう。題材的には『D>>続きを読む