景観美が引き伸ばされすぎてもはや印象が捉えられない都市の数々。
物語が進むにつれて視界や視点が定まっていくのはベラの成長に合わせたものなのか。
このレビューはネタバレを含みます
鍋島松濤公園、代々木八幡宮、下北のフラッシュディスク、隅田川沿いの首都高。個人的には堪らないロードムービーあるいはツーリズムだった。
企業とか協賛、プロジェクトみたいな本来なら冷めてしまうような背景>>続きを読む
建設現場のカットからこれが現実的な物語だと感じ始めた。
どこにでも行けるいわば自由な状態のはずなのに、望むものがなければ行く先は落胆ばかり。そこでは無害なものすら害になる。
結局はどこかに縛り付けられ>>続きを読む
抑圧された色彩が良すぎる。
活動と停滞。理想の追求と身の丈にあった生活。ドアの向こうから登場、ドアの向こうへ退場。その単純さが人間らしい。
光の所在。
モニカの奔放な物語と思いきや、ハリーの弱さとか苦悩に惹かれる。
ドライブマイカーで見たものと近いものを感じた。
行き場のないアドレセンス。
ジーンズ履いてるシーモアが愛おしい…
幸せになってほしい
海辺に潜む予感の象徴。
エリック・ロメールとか濱口竜介に通ずる会話劇。
いつかこの手の物語に漂う空気を形容したい。定義ではなく。
(もう成されているかもしれない、あるいはされる必要がないかもしれない>>続きを読む
夢、空想、自己言及、独白。
海辺、真白な衣服を纏った匿名の人々。
どこまでも美しいシーンだった。
白いシャツと黒縁の眼鏡、ショートカットのルイーザがアイコニック。
ヴィープリの図書館(ロシア)
アアルト・スタジオ(フィンランド)
必ず訪れたい。
孤独と苦悩こそがパーマネント・ヴァケーションである。
そりゃ本当か!?
Gen Zのキャラクターたちの、表面的なところだけ掬い上げて本質を全く想像できてないWokeな態度、が分かり易すぎた。ジェンダーには敏感だけど目の前の人間は反射ですぐ晒しちゃう辺り。
白と黒が基調。>>続きを読む
人が眠る瞬間をここまで美しく映せるリンチ。
場所の定義には人の質が多く含まれる。
デヴィッド・バーンと人間観察の構図
チャリスタイルのバーンかっこよ
霧で失われた境界線、でも、どれも現実
探るか流されるか
傑作選より