伝説のコンサートが4Kレストアで復活ということで20年ぶりに鑑賞。ニューウェーブ/ポストパンクの文脈で語られるトーキング・ヘッズだがそのライブは激アツ。D・バーンの痙攣ダンス、T・ウェイマスのガニ股ス>>続きを読む
消えていく家族の面影、繰り返される会話、ねじれた時間軸。
自分が自分でなくなっていくことのなんと恐ろしいことよ。名優アンソニー・ホプキンスの自然体の演技が認知症のリアルを見事に表現している。娘役のオ>>続きを読む
ワールドポリス⭐︎アメリカによる自己正当的な戦争賛美映画。延々と続く激しい市街戦が虚しい。見終わったあと何も残らなかった。
プロットが複雑ですんなり頭に入ってこないとか、80年代を代表するヒット曲の数々がどれも場面にマッチしていないなど不満は色々あり。しかしこの映画の見どころはなんといっても中盤の8分にもおよぶ格闘シーンに>>続きを読む
20年ぶり位に見たけど文句なく面白い。元ネタの『新幹線大爆破』が無類の面白さだったから当然と言えば当然か。爆破速度が『新幹線』と同じ80キロに設定してあるあたりにリスペクトを感じた。
緊張感がありつ>>続きを読む
みうらじゅん氏の「ワニブーム」の原点となったワニック映画。
無駄な説明がなく序盤からテンポよく進んでいくストーリー。閉ざされた地下室、襲いくるワニの群れ、上昇し続ける水位とピンチの連続に思わずニンマ>>続きを読む
レンタルビデオショップから生まれた希代の映画オタクの処女作にして最高傑作。全てがカンペキ
壮大すぎるドッキリ。先の読めない展開にハラハラしっぱなしだった。ラストはもうひとひねり加えてバッドエンドにすれば最高だと思うんだけどいかがなもんでしょ?それから謎の女を演じるデボラ・カーラ・アンガーが>>続きを読む
年明けの映画初めは普段ほとんど見ないスラッシャームービーをチョイス。だって大好きな『グラインドハウス』のフェイク予告編が16年の歳月を経てまさかの長編映画化!となれば見ないわけにはいかないでしょ?>>続きを読む
「薬物、ダメ、ゼッタイ」という感想が残っただけ。作品に深みがなくドラッグの恐怖に関する教育映画を見ている感じだった。
毎日朝早く起き、歯を磨き、缶コーヒーを買って車で仕事場に向かう。そして仕事終わりには銭湯に立ち寄り、行きつけの酒場で晩酌をする。
トイレ清掃員として東京の下町で生きる男の慎ましくも満ち足りた生活に「>>続きを読む
北野武作品史上、最も美しい「キタノブルー」に目を奪われた。深い藍色を帯びた絶妙なブルーはなんと表現すべきなのだろうか。戦国エンタメとしても存分に楽しめた。6年待った価値は十分あり。
ヤクザ、ネオン街、思い出横丁などなど。「2021年になってもこれなの?」という相変わらずアップデートされてないエキゾチック・ジャポンをこれでもかと見せられ辟易。
ストーリーはともかく(ろくなもんじゃ>>続きを読む
「レース系ゲームは昔からグランツーリスモじゃなくてリッジレーサー派なんだよね」とか思いつつ、ネットの評判が上々のグランを鑑賞。
面白かった!なんといっても上映時間の約半分近いド派手なレースシーンが迫>>続きを読む
4Kリバイバル上映で鑑賞。じわじわと精神を蝕まれるような悪夢的ストーリー。これが第1回監督作品という今敏氏の才能に改めて感服、早すぎる死がつくづく惜しまれる。ラストの吹っ切れたようなセリフが印象的。>>続きを読む
歴史の闇に葬られた100年前の陰惨な事件に正面から取り組んだ問題作。ごく普通の村人達が朝鮮人デマの恐怖に駆られ、些細な行き違いから、取り憑かれたように集団虐殺に走る姿に戦慄。自分もその場にいたら異様な>>続きを読む
ジェンダー平等、フェミニズム、更に有害な男性らしさまで、現代的なテーマを巧みに取り入れたハイブローなブラックコメディ。良い意味で予想を大きく裏切られた。ジェンダーレスの本場アメリカでバカ受けなのも納得>>続きを読む
全編に渡ってどこか死の気配が漂うダークで謎めいたストーリー。ポニョや千と千尋のような魅力的なキャラが出てこないのが残念。今回の宮崎作品はジブリファンの間でも評価が別れそう。個人的には理解が追いつかなか>>続きを読む
ちょっと前にtwitterで話題になってたので遅ればせながら鑑賞。
で、感想だけど、こんなの生理的に怖いに決まってるじゃん。あざといというか映画として反則技な気がする。中盤は意外な展開になるものの、何>>続きを読む
金属と肉体のドロドロした融合が醸し出すクローネンバーグ監督独特のエロチシズムや、テレビの画面をスマホの画面に置き換えたらまんま現代でも通用するテーマじゃん、とか言いたいことは色々あるけど、見どころは我>>続きを読む
車載カメラを搭載して実際にF1カーと一緒にレース場を走行して撮影したレースシーンは、半世紀以上前のものとは思えない迫力。分割カットやクローズアップといった手法を駆使した編集も見事。F1が欧州主体だった>>続きを読む
IMAX 3D字幕版で鑑賞。誰もが知ってる超有名ゲームの世界観を完璧に再現した極上のエンタメ映画。上手な人のスーパープレイを覗き込んでいるような感覚で、あっという間の90分だった(昭和のオールドゲーマ>>続きを読む
韓国発ノンストップ・激辛バイオレンスムービー。
フィリピンから韓国に向かう囚人護送用のタンカーを舞台に、極悪犯罪者集団と刑事たちによる、血で血を洗う壮絶なバトルが勃発。バケツどころかバスタブをひっく>>続きを読む
極めて良質なリメイク。黒澤明のオリジナルに最大限の敬意を払いつつ、舞台を1950年代のイギリスにトランスレーションしたカズオ・イシグロの脚本が秀逸。古き良きイギリスの雰囲気が再現されていて素晴らしい。>>続きを読む
子供の頃はじめてブルース・リーの『燃えよドラゴン』を見た時以来の衝撃。
『マッハ!』という邦題を付けた人、センスいいね。
タランティーノ60歳の誕生日記念!ということで1週間限定のリバイバル上映にて鑑賞。映像はもとより音楽の使い方に至るまで、大好きな『パルプ』を劇場のスクリーンで見ることができて感無量。
20数年前はじ>>続きを読む
力こそパワー!筋肉こそ正義!
筋肉野郎が己れの筋肉で全てを解決する、ツッコミどころ満載の筋肉バカ映画。当時38歳、筋肉ムキムキのシュワちゃんの魅力が炸裂。素晴らしすぎるぜ80年代アクション!
(余>>続きを読む
『マッシブ・タレント』公開を機にひさしぶりに鑑賞。
安心と信頼のジェリー・ブラッカイマー印の90年代アクション巨編。派手なアクションシーンの連続は迫力満点。面白かった!単純明快なストーリーだから頭を>>続きを読む
『フェイブルマンズ』からの巨匠ジョン・フォード監督作品ということで改めて鑑賞。
言わずと知れた西部劇の大大傑作なんだけど、今回の見どころはずばり「地平線は上か下」問題の確認。
で、じっくり観てみたと>>続きを読む
「マルチバースか〜。MCUとか全然観てないけど大丈夫かな?」
不安は見事に的中。
靴を左右逆に履くなど「おかしなこと」をすると今いるバースに変化が起こるというルールは理解できたものの、あまりに目まぐ>>続きを読む
スピルバーグが若き日の思い出と両親への想いを綴った私的な作品。スピルバーグにとって映画とは、時に周囲の人を傷つけながらそれでも撮るのをやめられない「業」のようなものということか。
大好きな両親の離婚>>続きを読む
数十年ぶりにアマプラのレンタルで鑑賞。
70年代の中東トルコを悪意と偏見に満ちた視点で描いた実話ベースの問題作。「俺たち白人様が常識の通用しない野蛮な国で理不尽な刑罰を受けた」という上から目線が透け>>続きを読む
『スーパーサイズ・ミー』第2弾のテーマは「ヘルシー」。近年のファストフード業界の流行りであるヘルシー指向。でも本当のところどうなの?
ということで、あのスパーロック監督が実際にチキンサンドのファストフ>>続きを読む
ひたすらヒットガールのクロエちゃんを愛でるための映画。時折見せるブサイクすれすれの表情が良い。「腐れオ○○コども」とはよくぞ言ったり。後半の見せ場である流れるようなガンアクションにしびれた。
バスター・キートン鑑賞第2弾。
祖父から莫大な遺産を相続できることを知らされた内気な独身青年キートン。ただしその条件は27歳の誕生日の夜7時までに結婚していること。ところが今日がその誕生日だったので>>続きを読む
なにげに初鑑賞のバスター・キートン。
南北戦争を舞台に北軍のスパイに盗まれた機関車と恋人を追って南軍のキートンが追跡劇を繰り広げるドタバタコメディ。
キートンの軽業師さながらのアクロバティックな身の>>続きを読む