セッセエリボーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

セッセエリボー

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Wax Print: 1 Fabric, 4 Continents, 200 Years of History(原題)(2018年製作の映画)

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「旅とテキスタイル」さんの企画で随分前に自主上映みたいなのを見てすごくよかったやつ。アフリカンアイデンティティの象徴のようになっているワックスプリント(布に蝋で模様を描いてから染色したのち蝋を溶かす抜>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

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ワニが元気でおもしろかった。腕食いちぎられても「次行こう次!」みたいな切り替えのできるお父さんがかっこいい。地下から出た時点で屋根登っとけば2/3の尺で行けたのでは…

スマイル(2022年製作の映画)

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めちゃくちゃエイフェックスツイン聴きたくなる。期待しないで見たらそこそこ楽しめてしまった。終わり方の頑張り損〜

EO イーオー(2022年製作の映画)

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なんでキャリアの果てにここに辿り着いたのかよくわからなかった。災害時に活躍しそうなきもちわりいロボット出てくる。

情熱の大河に消える(2019年製作の映画)

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全然知らないペルーの詩人ハビエル・エローの短い生涯。感動的なやつだった。ヒッチコックはともかくカラトーゾフなんてペルーでも見れたんだな。

Pearl パール(2022年製作の映画)

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小ネタの凝り。ペダンチックなのはA24のホラーらしいけどこのシリーズは例外的にあけすけなのがよい。前作よりは地味。横たわる死体の頭部に刺さったフォークが分度器みたいにきれいな45°だった。

ガッジョ・ディーロ デジタルリマスター版(1997年製作の映画)

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なんか感覚が若い。クストリッツァのどちゃどちゃ感はないけどジプシー映画としてはこっちの方がガチらしい。ロマ女性の表象として『ジプシーは空に消える』とは違う立場から切り込めているのかどうかはよくわからな>>続きを読む

ラ★バンバ(1987年製作の映画)

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ストレートに良い奴に育った弟を僻みまくる惨めったらしい私生児の兄の振舞いがパチューコそのものでとても面白かった。演奏ロスロボスなのでめちゃくちゃ上手い。エディコクラン役が明らかにただものではないオーラ>>続きを読む

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

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志高くて素晴らしい。アイドル映画の制約のせいか後味サッパリめだったので、この路線でもっと凶悪な方面に突っ走ってほしい(未公開の別エンディングは呪怨級のめちゃくちゃ救いのないやつを想定していたっぽい)。>>続きを読む

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

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乗せようという意思を感じすぎて逆にあまり乗れなかった…エモを狙いすぎて段々冗談が笑えない感じになってきてる。核心に迫ろうとすると送り飛ばされる異世界がどっかの会議室みたいなとこなのは謎。

私はモスクワを歩く(1964年製作の映画)

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古きものと新しきもの。割と説得力あるダメ出しのできる教養高い掃除夫が出てくる。「美術館」も覚えずに来てしまった日本人は何だったんだ。
『キンザザ』との接点はあまりわからないが、軽〜い感覚が通底してると
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青い青い海(1935年製作の映画)

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これとてもいい。バチェロレッテでみた展開。ユスフが芸人すぎる。

オオカミの家(2018年製作の映画)

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始まった瞬間の緊張感がものすごかったのだけど持続しなかった、変に寓話っぽく落とし込んだのがかえってパワーを損なっているように思う。ドイツ語を混ぜることで監視の視線の内面化を相乗的に表現してるのとか『コ>>続きを読む

サンタクロースの眼は青い 4Kデジタルリマスター版(1966年製作の映画)

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サンタにかこつけてお尻触ってる手が確信犯すぎて面白い。終始スタイリッシュだけどもっと儲かるバイト見つけてからはかわいげがなくなった。

十三人(1937年製作の映画)

3.6

眠かったので戦闘シーンのほとんどを見逃してしまった。気づいたら全然十三人じゃなくなっていた。台詞だけで死ぬ地質学者かわいそう。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.1

『恐怖分子』の人間関係要素だけを膨らませるとこんな感じになるのか。前半で話が入り組みすぎてこいつ誰だっけっていうのがどうしても2〜3人生まれてしまう。後半の畳み掛けはキマっていた、濱口竜介が好きそうな>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

2.9

島谷ひとみが古典と化した時代。イニャリトゥはこの曲知らないだろうな。
ここ見たら陽子に厳しめの意見が多くて驚いた。こんな人いまじゃ珍しくもないだろうし今回の件はどう考えても竹原ピストル側にもうちょいや
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糧なき土地(1932年製作の映画)

4.1

超現実主義は超弩級の現実主義だという定義があるがそれを地でいってる感じある。多くのシーンが構図もよく検討され明らかに演出されたものであり、なんなら現地で撮ったものかどうかも怪しいのではないか。「ヤギが>>続きを読む

アメリカの影(1959年製作の映画)

3.8

あんま集中できなかった。しぶい。音楽チャールズミンガス。彫刻わかってるマウント合戦がたのしかった。

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かったやつ、久しぶりに何か過剰なところのある映画見た…
ジーナローランズのドンキグッズスベリ芸が圧巻。ここまで堂々とスベってる自分を曝け出せるカサヴェテスというひとすごい。

月世界旅行(1902年製作の映画)

4.0

とてもかわいい。メリエスがいなかったら映画どうなっていたんだろうか。ショッカーの身体能力がめざましい。

ブードゥーマン(1944年製作の映画)

3.3

他の人も書いておられたが捕獲方法が迂遠すぎる。車ごと消える理由の説明にも別になってないし。ブードゥーマンが万能すぎて何で大ボスがルゴシなのかわからん。
主人公の無能さには脱力するけど実際に自分が同じ状
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トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

4.5

何重にもパロディ化された冒険譚。異国情緒にウンザリしてからが始まりだ。道中はほんとに何の計画もなさそうで画面が真っ暗になっちゃったりする。撮影隊もこれ本当に過酷なの強いられたな〜。島に近づくにつれ素晴>>続きを読む

コンサート・フォー・ジョージ(2022年製作の映画)

4.2

べつに期待せずに見たら思いのほか良くて感動すらしてしまった。ポップで爽やかなのに単調で変拍子や変なコード進行も多用するジョージのソングライターとしてのユニークさ、先見性、懐の広さを色んな人のアレンジで>>続きを読む

越境者(1950年製作の映画)

4.2

怒りのピオーネという感じだった。ロケーションもテーマもフォードによく似ている。全体的にだけど特にシチリアでのショットがどれも神々しくて打たれた。シチリアの貧しさはストローブ=ユイレに至るまで続いている>>続きを読む

自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.1

あんま感想ないけど有名なショットがいくつかあってそれはどれもめちゃくちゃよかった。もっと子どもに目をかけてれば自転車見つかったかもしれないのに…。経済的には不戦敗でもチーズはオレの方が伸ばせるもんね!

ポッポー!(2019年製作の映画)

4.0

こたえる映画だった、面白いんだけどリアルすぎて暗澹とした気持ちになった。人間つらい。この7分のためにこんなでかいマシン作ったと思うと面白い。

リヴァース・アングル ニューヨークからの手紙(1982年製作の映画)

3.8

つけ忘れてた。『東京画』でも思ったけどヴェンダーズのぼやき好きかもしれない。キリンジ兄の性格悪さに通じるものがある。