このレビューはネタバレを含みます
物語が認知症でどんどん周りのことがわからなくなってゆくアンソニーの目線で繰り広げられていることに気づいたのは作品が進んで少し時間が経ったころ。人や物、場所などあらゆるものが普通と違う見え方になってい>>続きを読む
繰り返される日々。毎日同じことを繰り返し続ける。続けるからこそ見える景色がある。何気なく通るいつもの道も毎日全く同じ状況なんてことはない。雲の形、光の入り方、影の形、その時その場所を通る人。そこで鳴>>続きを読む
人間と小人。普段私たちが接している虫や植物、動物などそれぞれに皆生命が宿っていて、生まれるものもあれば朽ちるものもある。分かり合えるようで実はとても難しい。普段何気なくする行動がある生命にとっては悪>>続きを読む
とにかくアクションシーンがかっこいいの一言に尽きる。臨場感溢れるカット、恐怖心に陥った時の人間の心理を表す描写などが印象的。個人的にアクションシーンはギリギリ現実に起きうると思わせてくれるようなライン>>続きを読む
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この作品を知ったきっかけは同性愛者を演じる田中泯さんの存在だった。とにかく所作が美しく、本当の女性よりも女性じゃないかと思うほどの品の良い役を演じられていた。ゲイの老人ホームという今までに聞いたこと>>続きを読む
珈琲と煙草にまつわる幾つかの物語。煙草を吸う理由なんて人それぞれ。それでも皆共通事項としてあることはとにかく格好良さ。肺に有害物質を取り込み機能を悪くすることでしか味わえないあのなんとも言えない独特>>続きを読む
冒頭の過酷な銃撃戦のシーンから始まり瞬く間に戦争の恐ろしさを痛感させられた。戦場を知らない自分でもあたかもそこに放り出されたような、目の前で血の雨を見ているかのような衝撃を与えられた。国と国との争い、>>続きを読む
貧困格差の問題や、育児放棄の問題など社会問題をテーマとした映画は数多くあるが、その中でも水をテーマにした作品は初めて観た。水道局員の、水道を止めるというただ一つの行為をめぐり、様々な人の生活や思いを映>>続きを読む
自分に素直に真っ直ぐ生きる主人公の2人とその仲間達の姿が心地良かった。学生時代の青春を味わうことはもうできないけれど、少しでも思い出して純粋な時期もあったなとしみじみと思い出させてくれる、豊かな作品で>>続きを読む
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演劇場でそれぞれの役を演じる役者と監督。また、その役者が演じる作品の舞台1955年のアメリカを交互に映し出す映像作品。現実と非現実を行き来するファンタジーさももちろんだが、当時のアメリカの情勢や価値観>>続きを読む
正義とは何か。悪とは、善とは何か。誰のために人を殺し、仲間の仇を打っているのか。戦争とは何か。愚かなものであり、なぜそんなことをしなければならないか。戦争とはつまり命を犠牲にし合い、互いの心を蝕んで>>続きを読む
人間の本質を剥き出しにしたような作品。それも、大人の登場人物はほとんど登場せず、親に見捨てられた子ども達で描かれていたところにも衝撃を受けた。自分の産んだ子供のためならなんでもするという親だけではな>>続きを読む
飛べない豚はただの豚。この名言を生んだ作品。ただ、この世の中で1人、人間と言葉を通じ合える豚。人間のこと、そして動物の気持ちも両方をわかるからこそ、ポルコは男としての色気が溢れているのであろう。恐ら>>続きを読む
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間違いなく、ジブリ史上歴史に残る一作。私がジブリ作品に感じるものは、世の中に存在する人間や動物、生き物たちのそれぞれの思いや出立ちをあらゆる側面から捉えることである。今作では、主人公の眞人が、胸のうち>>続きを読む
ワイルドスピードシリーズで最も好きな作品。辛い過去からなかなか昔のような良い関係に戻れないでいるタッグ。無茶苦茶する性格ながらも、仲間思いの頼れるオコナーの相棒、ローマン。この男の姿は特にカッコいい。>>続きを読む
人生というものはそう上手くはいかない。些細なことから関係に亀裂が入ったり、価値観のズレが生じる。また、過ちを犯し反省をして改心しても、相手は同じ気持ちであるとは限らない。物事を自分単位で考えていては人>>続きを読む
音楽、ファッション、そして車。男の魅力の詰まった胸躍らす演出。ドライブしたい気分にさせるエキサイティングな映画。
響き渡るエンジン音と、その音と共に走り去るドライバー達。とにかくカッコいい。アクセル>>続きを読む
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人間と自然を両方とも愛し、共に生きていきたいと信じる主人公ナウシカ。この物語を見て1番初めに僕が感じた事は、この世の残酷さである。人間が自然や違う生き物を破壊している物語であるが、果たしてこの行為を悪>>続きを読む
現代社会における、数多く存在する社会問題の核心をついていくかのような映画だった。児童虐待の問題。パワハラ問題。LGBTに関すること。親の教育。暴力について。あらゆる人の視点から物事を捉えることで、こん>>続きを読む
何かしらの不自由を持って生まれてきた人はこの世にたくさんいる。目の見えない人、耳の聞こえない人、手足が自由に動かない人、話すことができない人。他にもたくさんあるだろう。そんな人々の気持ちを考えること>>続きを読む
この世は、愛に溢れた素晴らしい世界である。だが、その愛でさえも一瞬の欲望に駆られ、時に残酷なものへと変化する。これまで沢山助けてくれた恩人だからこそ、誰にも打ち明けていない秘密を話した。しかし、その秘>>続きを読む
自分の心に素直に従い、言葉を吐き、行動をする自由奔放な息子宮沢賢治。彼の一生は、家族とのかけがえのない日常で彩られていた。一度決めたことはとことんやる賢治だが、間違った道に進むことも多々あった。その中>>続きを読む
愛とは何か。純粋に互いを愛し合うことがいかに難しいことか。愛を繋ぐために自分を傷つける。互いの愛の価値観が完全に合うことなんてない。でも限りなく近づけていくことはできる。愛するために偽りの愛を行う。こ>>続きを読む
様々な葛藤を抱える女性とその家族、ラジオ局で出会った少女との物語。18歳の少女との出会いから、彼女の人生は大きく変わってゆく。思春期の子供たちのことや、自身の生活のことで悩み苦しむ彼女だったが、様々な>>続きを読む
「Heal the world」
世界中の人々を平等に愛そうと強いメッセージ性のこもった曲。この曲に中学生の頃心を打たれた。最後のツアーでマイケルが伝えたかった想い。世界中の人々へ愛を伝える。人への>>続きを読む
職業は同じタクシードライバー。時差はあるが同時刻。夕方から夜、夜から夜中、夜中から明け方まで5つの場所で物語が展開される。普段目にするタクシーの運転手は横目で見ることはあってもその人のルーツまで知る>>続きを読む
「あと3ヶ月」余命宣告を受けた母親は自分の愛する者のためにやるべきことを決める。いじめに遭う娘への向き合い方。同じ女性ということや、小さい頃から育ててきた母親だからこその接し方で娘と向き合ってゆく。>>続きを読む
シェイクスピアの作品の中でも不朽の名作と呼ばれるロミオとジュリエットの物語が現代版リメイクとして作られた。この知らせを聞き、まだ生きていない年代の映画ではあるが非常に興味深かった。この時代は、今より>>続きを読む
中国のアクション映画のようなアクションシーンと美人で頭が良いピュアな3人のスパイの姿が見ていて全体的に可愛らしかった。また作中の爆発する場面で、赤い炎が燃え上がるシーンや空中でのシーンも印象的に残っ>>続きを読む
金城武演じるモウのセリフに「僕はすれ違う大勢の人々との関わりを大切にしている。なぜならその人と親友になるかもしれないから。」とあった。一見全く関係の人と人の間にも何かしらの接点があり、そこから恋まで>>続きを読む
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不朽の名作。そう呼ばれるにふさわしい素晴らしい映画だった。
〜あらすじ〜
愛のない婚約を強いられ絶望を感じるローズに自由に伸び伸びと生きるジャッ>>続きを読む
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生と性。この映画を一言で表すとこれほど当てはまる言葉はないように感じる。今作は世の中へ意見を述べているように思えた。男性が性に対して積極的であることはいうまでもなく浸透している。しかし女性はというと>>続きを読む
ネクタイと三つボタンのジャケットをジャストサイズで着て、その上から大きめのモッズコートを羽織りスクーターを乗り回すモッズグループの姿は見ていてワクワクした。むた薬とバンドの音楽で頭がイカれたような行動>>続きを読む
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失恋した警官が謎の金髪美女に恋のようなものをするところから物語が展開。話は2部構成のようだった。ある二人の警官と、二人の女性にフォーカスして物語が進んでいった。いっけん関係のない二つの物語であったが、>>続きを読む
愛を伝える方法はいくらでもある。またそれはひとりひとり異なる。たとえ、お互いに愛し合っていたとしてもそれが上手く通じないこともある。愛が深ければ深いほど多い。家族という存在は、この世界にあるどんなもの>>続きを読む
SFシリーズを見るようになったきっかけの映画。小学生の頃に見た時は、最後の戦闘シーン以外はわけがわからなかったしつまらなく感じた。年をとり、見てみるとそのシーンの重要さ。ジェームズキャメロンが伝えたい>>続きを読む