毬藻さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

毬藻

毬藻

映画(983)
ドラマ(0)
アニメ(0)

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます



不安と期待でドッキドキで観たけどうおー!!なんだこれ!面白い!
何がどうなのかよくわかんないけどとにかく面白い!
そう思えたことが嬉しい!

2億ドルかぁ~…でかすぎて全然わかんないけど、ボーイン
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3



地味な真面目っ子がチャラついた奴らギャフンと言わせる!じゃなくて、あいつもこいつもみ~んなで笑って卒業おめでとう!!っていうストーリーが最高すぎた。


マイノリティーを「で?それが何?」で片付け
>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.5


久しぶりに試写会に当たった~!



誰かの望みは、誰かの最悪で__
その澱みが、幸せに満ちていたはずの家族の中の話だから残酷だ。


ここまで達観した作品も久しぶりだけど、どこにも感情移入できなく
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5



派手さはないけれど、とても深く感情を揺さぶり抉る、そんな邦画を久しぶりに観た。

社会のはぐれ者同士が出合い、それはもう激しくぶつかり合いながらも、相手を認めて自分を認めていく。

永遠に思えた、
>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.0



もう!もうもうもう素晴らしかった!!
大いに笑い泣いた~!
やっぱりピクサーだ!!
(トイ4食わず嫌いしてるけど)


自分の弱さしか見てこなかったイアンと、自分の弱さを見てこなかったバーリーの溢
>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.5



とても曖昧だけど、気づいてしまったら消えない感情。


ついに語られなかったマキシムの痣はとても気になるところだけど、もはや誰も触れない気にしないことが彼らの関係性を物語っていた。それは、腫れ物に
>>続きを読む

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.7



劇的なドラマもなければ、過剰な演出もない。
ただ真っ直ぐ現実を見つめさせてくる。
でもその現実はあまりにも衝撃的で、様々な立場が絡み合い複雑なものだった。


にしても、邦題。
久しぶりにセンスの
>>続きを読む

思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.5



「Gravity」を聴くためだけに観た。
そしたら挿入歌で「リボン」が流れた。
サプライズ過ぎて、映画の瞬間最高評価が5.0になった。



懐古の感情しか生まれなかったけど、納まるべきところに納
>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.6


原作漫画は読んでない。
だから、良かったなぁって思えるんだろうな。

行定監督の描く愛はすごく人間らしくて観ていてしんどいけど、映像が果てしなく魅力的だからたまらない。

海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.0


すごい。とにかくすごい。
大林監督の映画への愛と、作ることの熱量が凄まじく圧倒させられ、ただただ全てを受け入れた。


負の歴史とその荒波にのまれる人々
中原中也の詩とともに語られるその物語りはとて
>>続きを読む

映画 ギヴン(2020年製作の映画)

3.8


切ない。
誰を思っても切なくてしんどい。
そしてみんな愛おしい。

よかったねぇ!幸せになってね!


アニメではたくさん頑張った高校生組が可愛かった。

バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

3.9


史実を知ってても、
ずっと…本当にずっとハラハラしてた。


最初の計画決行から始まる物語には緊張感が漂い、追う側と逃げる側、終盤になるにつれて細かく切り替わるシーンにその緊張が解けることはない。
>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.8



力を手に入れた人間は強い



ホラー要素にびびってたけど結局観た。
怖かったけど、恐怖を上回る圧倒的嫌悪感。見られているという気持ち悪さがすごい。
だからこそあのラストは良い!好きだな~!
>>続きを読む

ステップ(2020年製作の映画)

3.6



中川大志は何だったのだ。
毎回毎回かっこよかったけど。笑

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます



シリーズの締め括りとなる劇場版。
とてもとても素晴らしかった。
涙が止まらなくて、劇場で初めて嗚咽した(今後は無いように気を付ける)。


TVアニメから続くヴァイオレット達の事を過去に置き、そこ
>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0



あーーーー面白かったーーー!!
なんてキュートなんだ!!


ウディ・アレンお得意のスクリューボールコメディ。(観終わったときスラップスティックしか出てこなくて、ここ最近でいちばんモヤモヤした)
>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.1



人生には波があって、いい波に乗っているときもあれば、厳しい波にのまれるときもある。


罪を犯し完璧だったはずが崩れた兄、深く傷つきながらも愛を信じて前を向こうとする妹、2人の視点から描かれる物語
>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.6



あぁ、しんどいなぁ…
とてつもなくしんどくて重い


悲惨な母親のことも、そんな母親を慕い続ける少年のことも、理解するなんて無理なはずなのに、彼らの生い立ちや境遇や心理状態を知ったとき、ただただ悲
>>続きを読む

15年後のラブソング(2018年製作の映画)

3.2



とてもライトな大人の恋愛映画。
難しいことといえば、タッカー・クロウの多すぎる妻子を認知することかな。笑


ダンカンが痛々しいけど、
拗らせの域に達している熱心なファンが本人対峙すると、ああなっ
>>続きを読む

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

2.9



偉人エジソンの印象がガラッと変わった。変わってしまったと言った方がいいかしら。
自分が認められなかったからってライバルのネガキャンしちゃうエジソンは知りたくなかった 笑

偉大な発明家が社会に残し
>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5



面白かった~!というか、楽しかった~!
まぁ~みんな愛しいったらない。

誰でも楽しめる単純明快なストーリーで、みんなが幸せになれる。


ラミ・マレックが『ボヘミアンラプソディ』で主演男優賞をも
>>続きを読む

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.6



無防備で多感で、だけど本音をなかなか出せない10代の色鮮やかな青春が、痛々しくも健気でとても良かった。

自分もこんな時期があったようななかったような…って考えながらも、10年経って良くも悪くも大
>>続きを読む

その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.3



何が善で、何が悪なのか、正しく導くことの「正しさ」とは誰にとっての正しいなのか。


宗教問題は、わたしには到底理解できることじゃないと常々思いながらも、このての映画には嫌悪感を抱かずにはいられな
>>続きを読む

ハリエット(2019年製作の映画)

3.9



奴隷として虐げられながら生きるしかなかったなかで、彼女が選んだ「自由か、死か」


ファンタジックに感じるところもあるけど、とても誇り高い作品だと思った。

同じ黒人同士でも、自由かそうでないかで
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0



本当に素晴らしい映画だった。


100年以上昔に書かれた小説の抑圧された女性たちの立場に、現代に通じるものがあるのは、改善されたとはいえそれはまだ発展途上であり理想ではないからだ。
そこにグレタ
>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.6



いや、なんだこの底抜けに愛しい映画!!

所々小ネタ挟んできたり、ゾンビがすごく現代的だったり、Wi-Fi求めるゾンビは後にも先にもここだけでしょうよ。笑

何がいちばん面白かったって、アダム・ド
>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.1



公開時見逃して、それからリバイバルを逃してはリバイバルを逃し…やっと観れた!


膨らみすぎた期待はしぼむことはなく、むしろ面白くて期待以上だった!元気出たし幸せな気持ちになったし、免疫力上がった
>>続きを読む

ネバーランド(2004年製作の映画)

3.6



奇抜な役が多いジョニー・デップの紳士役は新鮮で、とても素敵だった。あれはかっこいいわ。


名作『ピーターパン』の誕生にこんなにも切ない物語があったなんて。
ネバーランドがとても貴い場所に思えた。
>>続きを読む

悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

3.3



緊急事態宣言明け初の劇場映画。
(何とは言わないけど…もっと他に何かあっただろ)

たくさん泣いて溜まった鬱憤をデトックスなんて思ってたけど、わたしは2ヶ月の自粛期間中に感情が欠落したのか。
「わ
>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.5



おとぎ話のような、優しくて純粋で、でもとても悲しい物語だった。


虐げられても邪険にされても罪に加担させられても、その全てを悪いとも憎いとも思わず、誰にでもただ純粋に優しく寄り添うラザロ。
彼の
>>続きを読む

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.9



かわいらしいクレイアニメで描かれたのは、シリアスで強いメッセージを持った物語だった。


ズッキーニが"ズッキーニ"という呼び名を離さなかったように、どんな酷い目に合わされても、酷い扱いを受けても
>>続きを読む

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.5



二人の末路ばただただ悲しいしショックだ。
本当に、極限まで幸せ持ち上げて一気に突き落とすから、こっちはたまったもんじゃないし、落とされながら「頼む…頼む!」って祈りながら落ちきったよ。
ただ、描い
>>続きを読む