毬藻さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

毬藻

毬藻

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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.0



力まず観れる。
心地いい懐かしさを感じつつも、どこか苦味がある。
その苦味も受け入れようじゃないか、だって大人になってしまったんだもの。


自分の影の時間は、他人からは輝いて見えているのかも。同
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.3


とても面白かった!
爽やかで前向きになれる。
久しぶりにこんなにハマる作品を観たな!

絵文字って"emoji"なんだ!!



狭い田舎町に暮らす高校生たちならではの、現状に満足しなんの疑いもなく
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緑はよみがえる(2014年製作の映画)

3.5


学生の4年間、教授に「観なさい」と言われ続けた。卒業して3年が経った今、やっと観賞。


「戦争とは休むことなく世界を歩き回る獣である」
人が始めたはずの戦争は、やがて人の手には負えなくなってくる。
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.9


白黒で描かれた画には無駄がなく美しく、台詞以上にシーンを語る音楽にひたすら酔いしれる。


時代に翻弄されすれ違いながらも、音楽と互いの愛をひたすらに信じ求め続けた二人。

ラストはもの悲しく、全編
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.8



素敵なロードムービー!


知らないことだらけの不安と恐怖の中でも、できる限りのいつも通りを忘れずに、勇気を振り絞って進み続けるウェンディがとても健気。

夢中になれるものがあることが、
どれだけ
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猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.6



猫好きには堪らない。

「猫が足元に来て話しかけてくれたら
人生は喜びに溢れる」
本当にそう。

行ってみたいなイスタンブール

君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

2.9



病気抱えたハツラツなヒロインとよく並ぶけど、やっぱり誰よりも死にそうな顔してるな~北村匠海。


映像がきれいだし、みんな顔がいいし、肌綺麗だし。

本当に光ったときは「おぉ!」って。

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.9



グレッグとアールが作る数々の名作映画パロディーがとても面白くて愛があって、あれは映画好きには堪らないな。


人と関わることを避けてきたグレッグが、病気の同級生を励ますというヘビー級ミッションを与
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あさがおと加瀬さん。(2017年製作の映画)

3.0



ピュア。とにかくピュア。

物語に大きな起伏はないけれど、だから心穏やかに彼女たちを見守れた。

オープン過ぎず秘めすぎずで、とても繊細に描かれていてとてもよかった。

マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.0



映像も鮮明で構成も分かりやすく、実際のショーの映像も一部観られたりと、とても見応えがあった。


華やかな表舞台に立つ若き天才ファッションデザイナーの裏側は、常に孤独と戦う愛情深い青年だった。
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.6



優しくて可愛らしい物語を想像してたんだけど、大人の私利私欲が溢れたダークな物語だったな。


フローレンスサイドも、夫人サイドもどこまでいくのか見届けた。
気持ちのいいラストだった。

洗骨(2018年製作の映画)

3.9



素晴らしい映画だった。
人が死ぬ、命は繋がっていくとはこういうことだって「他は知らんけど、うちではこうなの」とすごくフラットに教えられた感じ。
だから、すっと受け入れられた。

笑って泣けて、「し
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.7



いいなぁ~この映画。好きだなぁ。


コミカルなシーンは映画の雰囲気を崩さないし、シリアスなシーンでもヒロインの可愛さは忘れないし。

「俺、出刃。」はじわじわ笑っちゃうんだよ。

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.3


すごいよ。
こんなにも回りが徹底してモブでいられることあるか??


知的さと下品を行ったり来たりする二人の会話はなんだか心地よくて、面白くて、いいなぁ楽しそうとか思ってしまった。

カットを割らな
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ムタフカズ(2016年製作の映画)

3.3



リノたちと一緒に想像を越えた闘いに巻き込まれた気分。
没入感がすごいとかじゃなくて、
ちんたら進む映画を集中力50%で観てたら、急にドンパチ始まって、よくわかんないけどいつの間にかあちこち敵だらけ
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.1



型破りにも程がある刑務所
個性的な7番房の囚人たち
その中で起こる「そんなバカな~ 笑」な、ユーモアでハートフルな数々の奇跡


無茶苦茶でも、こんなこと許されるはずがないのに…ってどうしようもな
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プリンシパル 恋する私はヒロインですか?(2018年製作の映画)

3.0



ラストシーン綺麗だった~!
北海道行きたいしジンギスカン食べたい!

ていうか、わたし、もしかして原作途中までしか読んでない??こんな結末だったっけ??あれ??

春待つ僕ら(2018年製作の映画)

2.8



いや、アメリカ帰りの幼馴染み一択なんだが。
ていうか、小関裕太一択なんだが。

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.3


笑って泣けてとても辛くて、でもすごく熱くなれる踊り出したくなる、とても見応えのある映画だった。


ダンスシーンはとにかく興奮する。
ラストシーンの熱量は半端じゃない。
セッションを思い出した。
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8



まず
薬物依存の映画、観てきた多くが薬絶ちできずとか、頑張ったけど最後でダメだったって結末ばかりだった。
その点、この映画はすごく良かった。しかも実話っていうのが尚のこと良い。


自分もお金も生
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失くした体(2019年製作の映画)

3.3


観終わって、ゆっくりゆっくり消化して、不思議ともう一回観たくなった。観た。
それでも、どう言葉にしていいのかわからない。


切り離された手は、過去を辿りながら未来を生きる失くした体を探す。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.2



シーンと音楽の素晴らしすぎるマッチング。
歌が一人歩きせず、キャラクターの心情を語り、シーンを彩る。観ているこちらも感情をシンクロせざるを得なくなる最高の瞬間。

バスルームで兄と「Hanging
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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

2.1


予告で「わぁぁぁぁ!」ってなって観たら
「うわぁ……」って。

名曲も乱用すれば魅力半減

最後のあれはなんだ。
ミュージカルとも言えないほどの…。
ACのCMか?積水ハウスのCMか?

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.9


移民、貧困、宗教、人種差別、社会の様々な問題が蔓延り、犯罪は絶えない。警察も市民も各々が正義を振りかざし、対するものを悪とする。


メイン以外は実際の住民や街で見つけたというキャスティングに、ビジ
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his(2020年製作の映画)

3.5



性に於いても仕事に於いても、多様な生き方が認知されながらも決して消えることのない差別意識。
それぞれが自分達らしく選択し戦っている姿を、優しく丁寧に描かれていた。


彼ら彼女らの回りはまだ、解決
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.3


ただただ泣いた。
レネー・ゼルウィガーがとんでもなく素晴らしかった。納得のオスカーだ。本当に素晴らしかった。


ジュディ・ガーランドは「オズの魔法使い」と「スタア誕生」でしか観ていない、それでもこ
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.5


ぎこちなくも少しずつ歩みより互いを認め合うこの感じはとても好き。


絵のことはてんでわからない。
けれど、何を犠牲にしてでも手に入れたいものや成し遂げたいことがあるということは、どんな形でも人生を
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初恋(2020年製作の映画)

4.0


最っっ高だった。

ピータンむいてただけなのに!

占いと医者からの留守電!

ユニディなんでもあるな!
最高のホームセンターであり最強の戦場!

正真正銘の初恋!
ラストシーン素晴らしすぎる!
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.9


犬と人間の絆を描く___みたいなのを想像してたけど、どんな人間の物語も完全に添え物でめちゃくちゃ犬!
すごくすごく面白かったし、映像も見応えあった!

ライオンキングのおかげで、フルCGで表情に誇張
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ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

3.5


あまりにも閉塞的で厳格なユダヤ教のコミュニティーに映画と言えど衝撃だった。

彼女たちの、或いは3人の選択した先に光があることを願いたい。


それにしても、ダブルレイチェルは美しすぎた。

名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.6



誠実にも傲慢にも生きる人々、無情にも信じたものに死んでいく人々、そんな人間の営みなど関係なく、ただ美しく季節を彩り人々を生かす自然。そのコントラストの強さに涙が出る。

踏み絵を学んだ時もそうだっ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

2.8



知らないことばっかりであまりにも無知だった自分を恥じたし、専門的なことも分かりやすく語られていてとても勉強になった。
当時、実際に現場で命懸けで戦った職員の方々には、今更ながら畏敬の念を覚える。
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