サラミ山カルパスさんの映画レビュー・感想・評価

サラミ山カルパス

サラミ山カルパス

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

討論内容が難関大学の現代文みたいでちんぷんかんぷん。ただ、わざと相手が理解できないような難解な用語を持ち出しているというよりは単純に賢すぎるゆえだろうし、この場合は互いに理解できているから問題なし。左>>続きを読む

パージ:エクスペリメント(2018年製作の映画)

2.5

前日譚にはもっと「始まり感」が欲しい。全米ではなく島といってもロケーションや内容的には2作目と代わり映えしないし、政府の陰謀についても2作目で何となく明かされていたし。やはり1作目が至高。

3作目は
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

じゅ、じゅ、じゅ、じゅじゅじゅじゅじゅじゅ10月!?!?!?

オキシジェン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

身動きを取るのもやっとの閉所が、永遠に膨張し続ける宇宙を漂っていると分かる瞬間は興奮した。息苦しい内側と開けた外側(実際は息苦しいどころではなく呼吸できないが)の対比が見事。そして、アイデンティティの>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ変わったゾンビ映画かと思っていたら、めちゃくちゃ王道なゾンビ映画だった。ただ、他のゾンビ映画に比べてとにかくグチャグチャなので、台湾まぜそばの追い飯が好きな人はハマると思います。

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パージという設定に求めていたのは本作のスケール感だったはずなのに、いざ観てみたら「前作の方が好きかも」となってしまった。無人の地下鉄の線路とかゲスい富豪とか「あの家に奴がいる(復讐ボイス)」とか既視感>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

世間の評価に騙された。面白かった。

純粋な息子が黒人の兄ちゃんを招き入れるのは自然だし、黒人の兄ちゃんを差し出そうとしていたパパが良心に従い考え直すのも自然だし(どのみちイカれ集団はサンディン家を襲
>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.0

観終わった今、本気で頭痛がする。

本作を鑑賞する前「宗教2世」として壮絶な人生を送った女性の特集番組を観ていた。生まれながらに母親の信仰を押し付けられ、体罰を受け、それでも教団が自分の居場所だと信じ
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

実話ベース。

間違っていることに「間違っている!」と言える人間でありたいし、不当なものに「不当だ!」と言える人間でありたいです本当に。

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.0

ただ野菜や果物を育て、動物を育て、農場を営むだけでなく「生態系」を一から丸ごと作ってしまう変態性。火星の開拓チームにこの夫妻を加えてほしいレベル。人間目線での理想の暮らしを追求するのかと観る前は思って>>続きを読む

完璧な他人(2018年製作の映画)

3.5

傑作になり損ねた感じ。もう少しコンパクトにできたと思うし、してほしかった。途中まではめちゃくちゃ面白かったけど、流石に秘密のキャパオーバーで疲れた。オリジナルも観てみたい。

男はAndroid。
>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「タイムループ」という手垢の付きまくった設定に、ここまで明確な意味を持たせられるとは。感心した。「何をしても殺される」「何をしても殺す」という恐怖がストレートに、しかし重すぎずに表現されている。同じく>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

近年の人種差別を題材にした映画は「白人による黒人差別」を描いたものがほとんどで、アメリカの歴史を考えると根深さのレベルが違うので当たり前ではあるけど、コロナ禍でのアジア人差別の蔓延をリアルタイムで体感>>続きを読む

シークレット・ラブ: 65年後のカミングアウト(2020年製作の映画)

3.5

羨ましいほどに深い愛。私もいつかこんな相手と出会えるのだろうか。ただ一緒にいるだけで、何てことない瞬間が特別な瞬間に変わるような相手と。

まさかのブラムハウス作品。エンドロール後にロゴが控えめに出て
>>続きを読む

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

4.0

全ての陰キャに贈る、陽キャ破滅ドキュメンタリー。

これは面白い!コメディとしてもホラーとしても一級品。ビリーはマジもんのソシオパス。一番怖いのは、東京オリンピックの強行開催に通じる部分があること。ト
>>続きを読む

ホムンクルス(2021年製作の映画)

1.5

ポスターのコピーが私の感想を代弁してくれている。

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

安心安全のブラムハウス。
不安危険のブラムハウス。
鑑賞前のワクワク感が世界一のブラムハウス。

展開がUnited States of Americaすぎて大日本帝国臣民のわしはついていけんのじゃ。
>>続きを読む

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「言えなかった」が他の青春映画とは一線を画す名台詞だと思う。本当にリアル。

ぺ・ドゥナ最強。
香椎由宇最強。
前田亜季最強。
もっさり池田エライザ最強。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

鑑賞前は何となく「100%自分の意思で遊牧生活を選んでいる人の話」と思っていたが、蓋を開けてみれば「その生活を余儀なくされた部分」が少なからずあり、良い意味で想像していたものとは違い社会派だった。とは>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.0

「女が強いというより男が弱い」なんて言ったらBirds of Preyに襲撃されそうなので「マーゴが可愛い」とだけ言っておきます。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『テネット』ぶりに洋画の新作を映画館で観た。今週が本作『ミナリ』に、来週は注目作『ノマドランド』が控えている喜び。久しぶりのこの感覚。

まあ、何と「オーガニック」な作品なのだろうか。キャラクター造形
>>続きを読む

ドアロック(2018年製作の映画)

3.5

もうシェパード2匹飼うしかないレベルで次々と男に狙われる恐怖。サスペンスやホラーでありがちの勇敢な単独行動が目に余るが、求めていたザ・韓国映画で満足。ゾッとさせるのが本当に上手い。

韓国映画あるある
>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

久しぶりの北野作品。

娯楽性と芸術性がここまで上手く融合している映画は国内外を問わずそう多くはないだろう。吾妻のバイオレンスシーンはどれも本当に痛々しいが、必ずと言って良いほど一抹のユーモアが伴う。
>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

3.5

映像が暗いを通り越して黒い。マジで怖かった。でも、いきなり顔がドアップになったり、ドデカい音が流れたりといった安易なファストフード的恐怖は一切ない。言うならば、恐怖の懐石料理。例えば、コンテンポラリー>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.5

TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM 2016 審査員特別賞。

オチにがっかり。終わり悪ければ全て悪し。『ルームロンダリング』でも本作でも期待を裏切られ、TCPをぶっ飛ばしたい気持ち。

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスターのおばさん(お姉さんかと思っていた)の影が一気に薄くなるほど強烈などんでん返しだった。「誰が犯人なんだろう、どういうオチなんだろう」と頭を働かせながら、ワクワクしながら楽しめた。

娘の立場キ
>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

日本で一番アホな奴らだった。

実話ベースのフィクション。

先日のSWITCHインタビューの「丸山ゴンザレス×白石和彌」回が稀に見る面白さだったので観たくなり鑑賞。

「拳銃を取り締まるという目的」
>>続きを読む

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.5

旅の目的が目的だから湿っぽい感じになるかと思いきや、サルのキャラクターがぶっ飛んでいるので割と笑いに包まれたロードムービーだった。元海兵隊員の「被害者」として3人は政府や軍を嘘つきだと言って反発してい>>続きを読む

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.0

何だか上手く言いくるめられたような感覚に陥る終わり方でスッキリしない。随所にMVっぽさがあって観やすいが、突き抜けたものはない。体育館のシーンはクッションで口を押さえながら「惚れてまうやろー!」と叫び>>続きを読む

フランクおじさん(2020年製作の映画)

4.0

傑作『アメリカン・ビューティー』の脚本を担当したアラン・ポールが監督・脚本。

最近は『君の名前で僕を呼んで』や『ブックスマート』のように「性的マイノリティに対する差別を描かない」作品も出てきている中
>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.5

世界一美しい男が演じるべき役ではない。いや、厳密には世界一美しい男が「美しいまま」演じるべき役ではない。案の定「映像の美」が「薬物の恐怖」を飲み込んでしまっていた。演じるとしても、メイクなり何なりでも>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

オークランド出身の白人が抱える葛藤はまさに「盲点」だった。本人か全く同じ境遇の人にしか分からないもの。ずっと隣にいた幼馴染さえ気付けなかったのだから、遠く離れた島国の私に分かるわけない。人種に限らず、>>続きを読む

>|