えりさんの映画レビュー・感想・評価

えり

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天下無敵のジェシカ・ジェームズ(2017年製作の映画)

4.1

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将来も、恋愛も、不安でどうしようもなくなる。でも“大好きだから”続ける、理由なんてきっとそれだけで十分。
ジェシカの自己肯定感の高さ、元彼のことは引きずっているものの、自分らしさを見失わない強さに惹か
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ちひろさんを“幽霊”というたとえ、妙に納得がいく。空っぽだけど、どこか芯があって、人を年とか仕事とかで見るのではなく、ちゃんと自分の目で心で向き合っていく。ある意味何にも囚われていない印象がある。
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ハッピー・アニバーサリー(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何度かすれ違ってしまっていて、勝手に緊張感を持ちながら見ることができた。
付き合って辿り着くのは別れか結婚のいずれか。決め手は“なんとなく”と言われても難しいものに違いない。未来に不安は残ったままだけ
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クオリア(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

自分の居場所が突然現れた少女に奪われていくこと、本当は怖くて、悲しかったに違いない。彼女が自分の居場所を得るには夫の顔を立てること、姉の言いなりになることを条件としているように見えた。不器用な彼女なり>>続きを読む

さよならみどりちゃん(2004年製作の映画)

3.5

どれだけその人のために馬鹿になれるかで、好きを計るのならば、ユウコのユタカへの想いは相当なものだろう。

OUT(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

仲間のために戦う姿、みんなそれぞれ大切な人を守りたいという意志が伝わってきてグッときた。井口達也が周りの友達に助けられ、大切にしなきゃいけないものに気づいていく姿、成長していく姿に感動である。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.5

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逃げたと口にする恒夫。だけど、お互いのことが大好きで、大切だからこその別れ、のようにも思えた。自分の不甲斐なさに泣き崩れる姿は、周りの女に恵まれている大学生が、本気で誰かを愛した確かな証だろう。

花腐し(2023年製作の映画)

4.3

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じっとり重い雰囲気。
男2人缶ビールを片手に、幸せにできなかった昔の女へと思いを馳せる。 
有名な監督にお酒をかけ、怒ってくれた彼女に、鍋の時にかけたあの言葉は心外である。彼女は、監督である彼に一番認
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春を告げる町(2019年製作の映画)

4.3

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「復興」とは何かを、街の人の暮らしと、文化の継承を、中心に映していた。当時住んでいた場所に関わらず、みんな結局、どこか他人事になりつつある東日本大震災。どうやって向き合っていくべきか、そしてそれをどう>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

4.2

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変われない2人。なんとなくどこか悲しさも感じるけど、幸せそうに見える。『体の言い分』先のことを考えるよりも、今の自分の欲に素直に生きる主人公、これから先もずっと変わらず生きていくのだろう。そのままの自>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.1

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『好き』という言葉をちゃんと伝えるシーンが、最後の喧嘩のシーンだけというのが悲しい。あまりにも自分勝手な男、だけど何故か惹かれてしまうのも分かるような…。
妊娠を前に、お互い不安な気持ちはあるにしても
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遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)

4.7

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ご遺体とどう向き合っていくのか分からず、すごく思い悩む部分や、目の前の現状に心が負けそうになってもみんなで『やるべし』と励まし合って、動きを止めない姿に感動。
幼い時、毎日ニュースで見ていた映像がテレ
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正欲(2023年製作の映画)

4.3

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もっと、もっと、誰かに寄り添える人になりたい、そう感じた。啓喜が反面教師のように感じるも、知らず知らずのうちに自分もそうやって自分の中の普通を押し付けてしまっているのかもしれないと、身につまされた。

セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.9

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自分のためには変われないのに、他の人のためには変われる彼。悲しくて、悔しくて、っていう気持ちがよく分かる。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

“生”への執着、終わらない戦争、苦悩が胸にささる。ゴジラとの戦いはもちろんだが、自分との戦いといった印象が強い。

愛なのに(2021年製作の映画)

3.9

落ち着いた雰囲気、古本の匂い、どこか違う時間の流れを感じるような場所。街の端でこっそり恋愛するにはすごく魅力的な場所が舞台となっている。

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

4.6

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ドキュメンタリーのような印象。
東日本大震災はまだ終わってない。
当時、毎日ニュースで見ていた被災地の状況を改めて、身近に感じた気がした。
彼女は居場所が見つけられなかったのかもしれない。変わり果てた
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ビフォア・マイ・アイズ(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

大切な人を守りたいという気持ちは分かる。
だけど、一緒にいたから殺されたわけでわもないような…。2人で生きる道は無かったのかな
好きな人の幸せのためなら犠牲になってもいい、これも一種の愛の形なんだろう
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彼方に(2023年製作の映画)

4.5

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きっと、ずっと忘れることはない。
急に奪われた愛に溢れた家族、当たり前の生活。消えない喪失感。受け入れて生きていくしかない。
自分の娘が生きていたらと、同じくらいの歳の女の子に重ねて見てしまう。後ろか
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空気人形(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

みんな空っぽで、だからこそ誰かに依存してないと生きていけないんだと思う。代用品を探してでも…
彼が自分に吹き込んだ空気を吸うという表現、自分の中にいる彼の存在を確かめるもののように思えて、切なかった。

ファースト・ピアス(2022年製作の映画)

3.3

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ピアスを開けたこと、電話がなければちゃんと学校から行っているのかどうかにも気がつけないのに、関心なんて本当はまるでないのに、大切に思ってるフリされるのが辛い。
母親も娘を育てるために再婚したのかもしれ
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あいたくて あいたくて あいたくて(2022年製作の映画)

3.7

「あいたくて」が、3回も繰り返されてることから、タイトルから勝手にすごく切実な想いがあるように感じていたため、本作品の柔らかな雰囲気に、ある意味期待を裏切られたものの、心が温かくなった。

トルソ(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「体温なんて、いらない。」というコピーがあるものの、トルソーで抱きしめることで安心感を得てる様子、自分を保っている様子からはやはりどこかで温もりを求めているように思えた。冷たい人のように感じるのは、過>>続きを読む

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

奥さんが亡くなって、何も無かったかのように不倫相手と家族になっていく感じ、入れ替わっていく感じが悲しかった。映像が綺麗で色彩が整っているから尚更である。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.8

すごく考えさせられた。

宮本武蔵を見たとき思ったけど、自分の命を守るためには殺すしかない、っていう考え方が強いんだろうなと改めて感じた。

殺人だけではなく、村八分になることや、信じることを恐れるこ
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恋するふたり(2018年製作の映画)

3.4

片桐語録にどんな言葉が載っているのか気になる。

ABYSS(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

危うさを抱えた2人。
おそらくユウタの死なのだろうか、“何かに囚われている”そんな印象を受けた。
ケイは、お兄ちゃんと父と自分は違うという思っているものの、少しでも気を緩めると暴力的な部分が現れるのが
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

“お前もちゃんと傷つけ、逃げるな”
恋敵をそう励ます岡田が本当に素敵!

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

元恋人の誕生日くらいは元恋人のこと思い出してもいいのかも。嫌な思い出が先行しがちだけど、付き合う前の悩みとか、付き合いたての幸せだった時とか、たまには浸るのも悪くないのかなってほんの少しだけ思った。>>続きを読む

蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あの状況が1番セクハラだろと思って見てたら、最後それを口にしてくれて安心した

ガール・イン・ザ・ボックス(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

純粋な少女。洗脳って怖い…
すごく悲しい事件。
途中のイメージの映像の中の少女がすごく儚く美しかった。

愛うつつ(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

彼は、彼女寝ることが、お客さんと寝ることと変わらないかもしれないことに怯えているように見えた。好きだから抱けないと思い込むことで、自分の中の特別を守りたい的な。
それか自分の自信を保つためとい言いつつ
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海辺の恋⼈(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

最後はお互い応援できる仲、っていうのがいいよね

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