えりさんの映画レビュー・感想・評価

えり

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ハグ・パーティ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最後、素直になれて良かったとは思うけど…

レイチェルは走らない(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

100%気持ちをわかってあげられる、なんてことはないし、悲観的な時は、共感されたくないことも。AIだったら分析して、顧客の好きな特徴を押さえ、欲しい答えを用意できるんだろうけど…。
暗い中1人オフィス
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オールウェイズ・ベビーシッター(2020年製作の映画)

3.5

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言いまわしがおもしろい。
最後、変に誤解されるのおかしくて好き。

ユー・キャン・ゴー(2016年製作の映画)

4.7

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苦しい。
ビリーだって本当はあんなことしたいわけではないだろうに。ただ誰かに愛されてたかっただけなのに。
彼女の話なら信じられる、私はそう思えた。
最後の救急車の音が彼の心の悲鳴のように聞こえた。

おもちゃの国(2007年製作の映画)

4.7

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列車のシーン、あまりにも胸が痛い。
ドキュメンタリーで聞いた列車の状況等を映像で目にしたことももちろんだが、ハインリッヒのお母さんの判断と度胸、デビットの両親の判断と覚悟に胸が締め付けられた。

人生に一度のひとめぼれ(2010年製作の映画)

4.8

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素敵なストーリー。
いくら年をとっても、記憶を失っても、何度も何度も恋をする。それを本を読みながらいつもの場所で待つルース。そして、勇気のあるアーサー。そんな2人が最高に可愛いらしくて、微笑ましくて、
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君と僕の「もしかして」(2018年製作の映画)

4.7

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私は今いるべき場所にいるのだろうか。
出会ったときのこと、すれ違ったときのこと、お互いの記憶はうまく重ならない。
淡々と進むストーリー、最終的には別れを重く悲しいものではなく、人生の転機として描いてる
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最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

4.3

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なんとなく聞いたことがあったナチスによるユダヤ人迫害・虐殺が、いかに残酷なものだったかを現実として突きつけられた。アウシュビッツで何があったのか、ヒトラーの思考とともに、もっと現実を知りたいと思った。>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.3

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あみ子のまっすぐさが誰にも受け止めてもらえないみたいで苦しかった。少し変わってるというだけで、理解してもらえないのが切ない。ほんの小さなことで家族の歯車は狂ってしまう。精神的にやられた母、グれた兄貴、>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.9

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愛が実感できないからと不倫し、元婚約者のことを話題にし涙、都合の良い条件を突きつけ別れる。あまりに自分勝手な奈津美を見ていると、厚久がどうしてそこまで愛せるのかと少し疑問。とはいえ、理由が“出会ってし>>続きを読む

真白の恋(2015年製作の映画)

5.0

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綺麗な小さな町。
田舎だからこその良さと、田舎ならではの問題とがあって。
普通になりたい、と願う娘とは裏腹に過去のこともあり、過保護な両親と兄。大切にする、って難しい。大事に思ってるが故に、一番短な家
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トイレのピエタ(2015年製作の映画)

4.2

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死と向き合う話。
主人公、色々と気づくのが遅すぎる… 。
ああやって主張できる女の子、今を全力で生きている感じ、人間臭さが好き。
カメラに残された最後の映像、感動。

ランユー 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.8

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自分勝手なハントンに、好きが故に振り回され続けるラン・ユー。以前は近づきすぎたら別れるとか言ってたのに、彼が亡くなった事故現場で彼を近くに感じるから落ち着くというハントン。今更遅いと思いつつも、と彼の>>続きを読む

もう頬づえはつかない(1979年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

自分勝手な男。それに振り回される女。
最後、新しい風が強く吹き込んで終わるのが良い未来を予感させてるようで好き。

あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

4.9

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見てよかった!!
“永遠の愛”が確かにそこにあった。
意地悪しあう様子、お互いを気遣う様子、一緒に楽しんだり、悲しんだり、時間と感情を共にする姿、温かい気持ちになる。
丁寧に、季節と、自然に囲まれた暮
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スタートライン(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

素敵な曲。
誰かに嫉妬したり、自分を大きく見せたり、素直になれなかったり、歳を取るにつれて、好きってだけで夢を追うことが難しくなる。
周りの人、世界で見れば半径3センチとかかもしれないねど、その人たち
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.5

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人間って、概念に縛られすぎて、苦しんでいるのかも。言葉が通じることは、かえって障壁になることもありうるのかもしれないと感じた。

サンブンノイチ(2013年製作の映画)

4.2

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とにかくセリフのテンポがいい。
何回も騙して、騙されて、を繰り返す。
2つの時間軸が上手く交錯している。

ナチュラル・ウーマン(1994年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

結局、なんで死んだのかは分からない。
けれど、それでいいのかもしれない。
消えない傷を残して去っていくのって、なんかずるい。

別れる前にしておくべき10のこと(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

“家族”と“幸せ”を知らないという男。
頑張ってたようにも感じるも、覚悟が足りなかったのだろうか、楽な道に逃げてしまっていた。
育った環境があまりにも違いすぎると衝突しやすいというが、あながち間違いじ
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ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

手榴弾が爆発せず、生きることも、死ぬことも絶望を示すような中、「死ぬのはいつでもできる」という母の言葉は子供だった彼にとって大きな希望となったに違いない。

野火(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

島のどこを歩いても、道沿いには遺体が転がっており、主人公が感じているように、死から逃れることはできないと暗示されているような気持ちになる。
耐え難い飢餓との戦い、死を前に気が狂いはじめる様子は、もはや
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天下無敵のジェシカ・ジェームズ(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

将来も、恋愛も、不安でどうしようもなくなる。でも“大好きだから”続ける、理由なんてきっとそれだけで十分。
ジェシカの自己肯定感の高さ、元彼のことは引きずっているものの、自分らしさを見失わない強さに惹か
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ちひろさんを“幽霊”というたとえ、妙に納得がいく。空っぽだけど、どこか芯があって、人を年とか仕事とかで見るのではなく、ちゃんと自分の目で心で向き合っていく。ある意味何にも囚われていない印象がある。
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ハッピー・アニバーサリー(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何度かすれ違ってしまっていて、勝手に緊張感を持ちながら見ることができた。
付き合って辿り着くのは別れか結婚のいずれか。決め手は“なんとなく”と言われても難しいものに違いない。未来に不安は残ったままだけ
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クオリア(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

自分の居場所が突然現れた少女に奪われていくこと、本当は怖くて、悲しかったに違いない。彼女が自分の居場所を得るには夫の顔を立てること、姉の言いなりになることを条件としているように見えた。不器用な彼女なり>>続きを読む

さよならみどりちゃん(2004年製作の映画)

3.5

どれだけその人のために馬鹿になれるかで、好きを計るのならば、ユウコのユタカへの想いは相当なものだろう。

OUT(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

仲間のために戦う姿、みんなそれぞれ大切な人を守りたいという意志が伝わってきてグッときた。井口達也が周りの友達に助けられ、大切にしなきゃいけないものに気づいていく姿、成長していく姿に感動である。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

逃げたと口にする恒夫。だけど、お互いのことが大好きで、大切だからこその別れ、のようにも思えた。自分の不甲斐なさに泣き崩れる姿は、周りの女に恵まれている大学生が、本気で誰かを愛した確かな証だろう。

花腐し(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

じっとり重い雰囲気。
男2人缶ビールを片手に、幸せにできなかった昔の女へと思いを馳せる。 
有名な監督にお酒をかけ、怒ってくれた彼女に、鍋の時にかけたあの言葉は心外である。彼女は、監督である彼に一番認
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春を告げる町(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「復興」とは何かを、街の人の暮らしと、文化の継承を、中心に映していた。当時住んでいた場所に関わらず、みんな結局、どこか他人事になりつつある東日本大震災。どうやって向き合っていくべきか、そしてそれをどう>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

変われない2人。なんとなくどこか悲しさも感じるけど、幸せそうに見える。『体の言い分』先のことを考えるよりも、今の自分の欲に素直に生きる主人公、これから先もずっと変わらず生きていくのだろう。そのままの自>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『好き』という言葉をちゃんと伝えるシーンが、最後の喧嘩のシーンだけというのが悲しい。あまりにも自分勝手な男、だけど何故か惹かれてしまうのも分かるような…。
妊娠を前に、お互い不安な気持ちはあるにしても
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遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ご遺体とどう向き合っていくのか分からず、すごく思い悩む部分や、目の前の現状に心が負けそうになってもみんなで『やるべし』と励まし合って、動きを止めない姿に感動。
幼い時、毎日ニュースで見ていた映像がテレ
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正欲(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

もっと、もっと、誰かに寄り添える人になりたい、そう感じた。啓喜が反面教師のように感じるも、知らず知らずのうちに自分もそうやって自分の中の普通を押し付けてしまっているのかもしれないと、身につまされた。

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