Kさんの映画レビュー・感想・評価

K

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ある種の冒険譚だなと思った。生きることを肯定されたような気持ちになった。滑り込みで観に行って良かった。貧困と飢えに喘ぐ人々を見たあとのハリーとベラの会話をもう一度観たい。

関ヶ原(2017年製作の映画)

3.5

准一三成、戦が終わったら好いた女子を連れて旅に出たい…のか…!?!?豊臣への忠義は?!!?とちょっと突っ込みたくなったけど、平岳大の島左近、大場泰正の刑部が、もう画面に出てくるたびに唸りたくなるカッコ>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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MCUにおけるマルチバース理解のために観たんだけど、まさかカンバーバッチ、ティルダ、マッツという歳取らなさそうなエルフ系ミステリアス俳優が3人も集まった映画だったなんて……

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

3作の中で一番好きかもしれない。No Sleep till Brooklynが流れる戦闘シーンが激アツ。ロケットのルーツを断片的に描写しながら、目的達成に向かって物語が進んでいく構成も良かった。ガーデ>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

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スタローンが出てきてひっくり返りそうになった。出てたなんて聞いてない。
情に厚くて不器用なヨンドゥ、イカしてた〜!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

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クリス・プラット!宇宙一の色男!
最後のインフィニティストーンを手にする場面、クイルとガモーラの二人だけが手を取るラブロマンス帰結ではなく、仲間4人で手を取って世界を救ったのが新鮮だったしすごく良かっ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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ピーター・パーカー界の末っ子、トム・ホランド!お兄ちゃんパーカー2人がいてくれて心強い。懐かしい悪役達が勢揃い。本史でグウェンを救えなかったピーター3がこの世界のMJの命を救ったのもアツい。エレクトロ>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

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ピーターとMJ、ピュアっピュアすぎて眩しい、観てると溶けそう。ドローンの幻覚シーンの映像の迫力にワクワク。

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

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原点回帰。兄弟喧嘩きっかけで地球に迷惑をかけるロキちゃん、いい迷惑である。音楽、映像、役者、どれをとってもアツい映画

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

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高校の帰りにTSUTAYAで借りたことを思い出しながら観た。青春。

「兄上♡(残念幻覚でした〜〜)」で笑ってしまった こいつ昔から変わらんな!!

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

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終始未成年を守ることに徹している。
スパイダーマンといえば「大いなる力には大いなる責任が伴う」ってイメージがあったけど、未成年にはまだその重責を背負わせないところに時代の変化を感じた。ラストの場面で、
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

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やっと心から言えた「いるよ」なんだと思う。ロキちゃんが王座につく兄上の横に遠慮がちに並んだとき泣いてしまった…

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

眞人が、13個の積み木の均衡を保つ役割を拒否したのが良かった。何かを継がなくていい、続けなくていい、というメッセージは、とても貴重だと思う。自由に生きていいんだ。

あとは凶器を持った真顔のインコが怖
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.2

甲斐荘楠音展にて雨月物語の展示を見てきたので鑑賞。京マチ子が綺麗。顔に小面がついているのか?と思ってしまうような、人間ではない感触の美しさ。溝口健二の映画といえば映像が綺麗というけれど、個人的にはそれ>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

ユーロライブでの試写会で観てきました。

タイトルの通り女性たちが話し合う映画。
実行犯の男性たちは画面には登場せず、終始一貫して物語の主体は女性たち。女性は見られる側ではなく、語る側、決断する側だと
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祇園囃子(1953年製作の映画)

4.2

義理の姉妹となった祇園の舞妓・芸妓のお話。“旦那を取る”ことを強要される境遇の辛さに泣き出した妹分の美代栄に、「今日からあんたの、美代栄ちゃんの旦那は私や!」と言ってあげる姉貴分・美代春に泣きました。>>続きを読む

夢二(1991年製作の映画)

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夢二の人物像に魅力を感じず、物語に入っていけなかった。そのせいか、陽炎座よりも分かり易いはずなのに話が全然掴めず。広田玲央名のお葉は、実際の人物写真とは雰囲気が違うのにキャラが立っていて可愛い。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

小さな島に住むおじさん二人が喧嘩する話。内戦のメタファーとしても読める映画。アイルランド映画ってどうしてこうも閉塞感があるんだろう。終始田舎の狭いコミュニティゆえの苦しさが充満していた。みんなから馬鹿>>続きを読む

陽炎座(1981年製作の映画)

4.0

台詞から浮かび上がる、おイネさんと品子の関係に魅かれた。ただの恋のライバルではなく、心の奥底の大事なものが共鳴し合っているような。女はね、女はね、そんな弱いものじゃない。

夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版(1979年製作の映画)

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お若い頃の玉様もお美しい。村の伝統のしがらみや人間の卑しさを感じる場面が多かったけれど、最後に白雪姫が「お百合さん、一緒に歌を歌いましょうね」と優しく言ったのを聞いたとき救われた気がした。お百合さんと>>続きを読む

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.5

「あんなところでいつまでも働いている女は人間のクズだ」「汚い!」夫と息子の言葉が外野からのまなざしを物語っていてグサっときた。

同じ店で働く仲間同士で一緒に丼を食べている場面が好き。「遠慮しなくてい
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D坂の殺人事件(1997年製作の映画)

3.2

自分をモデルに絵を描く真田広之が美しい映画。責め絵師は伊藤晴雨がモデルか?一部シーンの雰囲気は抜群だが、奥行き感はあまりないような…。

陽暉楼(1983年製作の映画)

3.5

“女同士は仲が悪い”という言説はある種の偏見だと思うのだけど、桃若と珠子はいがみ合いで終わらず、最後は姉妹のような関係になったのが良かった。珠子は原作にはない人物とのことだけど、彼女がいなかったら桃若>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

5.0

アツい!アツすぎる!!こんなに明確に反帝国主義を描いている映画だと思わなかった。英国人植民者がこれでもかというほど嫌なやつできちんと成敗される。戦闘シーンだけが見せ場じゃなくて、歌と踊りが鍵となって道>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.2

世界観を楽しむ映画。
世にも恐ろしくて美しいケイト・ブランシェットが堪能できる。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

他人の物語を通して自分の傷が癒えることがあるんだな、と思った。

自分の周りではこの映画は胸糞悪いと言う声が多かったけど、私はそうは感じなかった。ずっと跡が残って治らなかった古傷に絆創膏を貼れた感覚が
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.0

恋を通して自己を発見していくトーベ・ヤンソン。絵描きとしての葛藤が描かれているものの、それよりも恋愛模様が前面に出ているように感じてしまって、個人的には物足りなさを感じてしまった。(映画が悪いわけでは>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

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初見。観終わってまず、この映画を大好きとは思えなかった自分と戦っています。なんでだ、どうしてだ。時間をあけてもう一回観たい。自分は大層なひねくれ者なのかな…と自己嫌悪。

戦争と女の顔(2019年製作の映画)

4.5

映画祭TAMA CINEMA FORUMで鑑賞。
物語のために作られた”キャラクター”ではなく、生身の人間が目の前にいるような質感の映画だった。マーシャが、サーシャの母からの質問を受けて自分の経緯を語
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シュリ、フォーエヴァー
強くなったね。伝統が嫌いな19歳の女の子が作る新しいワカンダを見るのが楽しみです。

ただどうしても、ヴィブラニウムを持つ小さな国同士が争う意味を見出せなかった。そんな2国が争
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