ReiKitayamaさんの映画レビュー・感想・評価

ReiKitayama

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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.5

戦後の焼跡から始まり文化や伝統か詰まった僕好みな作品。飯干晃一の原作による日本の第二次世界大戦後の広島県で発生した「広島抗争」を描いたノンフィクション映画であり。

「名もなく貧しく美しく」というのが
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.7

自分が感性で選んだものすら、誰かに植え付けられた価値観の可能性が高い。
バンクシーを追ったビデオ撮影が趣味な男を中心にバンクシーの人物像と、ビデオ撮影が趣味な男だった人物の変貌が何を表しているのかを迫
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.7

歴史を知り、現在を知り、未来を知る。
アメリカでも日本でも注目されている作品。なぜかってこの映画の中で行われることがほとんど今起こってることと何も変わらないから。60年後半といえばカウンターカルチャー
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.2

人種差別は海外だけのものではなく、世界共通の問題。
2009年1月1日にカリフォルニア州で発生した事件、無抵抗の黒人が白人警官によって殺されたオスカー・グラント三世射殺事件を題材にした作品。ここ最近あ
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ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

3.6

表情を殺してまでいい人を演じる必要はない。
テイラー・スウィフトが"いい子"を辞めるまでを描いたドキュメンタリー映画。リアルタイムで聴いてたのは高校生くらいの時なんだけど、久々にテイラー・スウィフトに
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

2.8

極限状態下で生きるやつと死ぬやつの違いを見極める韓流ゾンビ映画。
凶暴性と俊敏さ、耐久性もある対処が面倒臭い系ゾンビ映画。「赤の他人」や「自分とは関係がないもの」に対する人の愚かさを感じずにはいられな
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

2.9

何かに抑圧された人生から抜け出したい方へ。

前に見た『クレイマー・クレイマー』と似ていて、離婚裁判がテーマ。スカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライバーのありがち感に陥らない、人間の脆さ・愚かさ・優
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.2

苦難や痛みが自らの生気を高める。それが"成長"だ。

2013年に発表されたスティーブン・キングの「ドクター・スリープ」原作をそのまま実写化したわけではない。本作は1980年に実写化されたスタンリー・
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.4

某ディズニー映画の闇を知れる。

舞台は1960年代冷戦下のアメリカの極秘施設で行われていた半魚人と、そこの清掃員をしていた女性サリー・ホーキンス演じる主人公との話。この人出てたら間違いなくいい映画と
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ライオン・キング(1994年製作の映画)

2.6

映画に音楽は大切だな。特にアニメーション映画。
ディズニーの32番目のアニメーション作品。音楽の与える影響がすごいなと。担当したのはハンス・ジマーだし、主題歌はエルトン・ジョンといった大物が担当しサウ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

2.7

生まれた時点で相当なGIVEはもらっている。
監督は『トイストーリー3』『モンスターズ・インク』でお馴染みリー・アンクリッチ監督。本作でも言えるのは本当にやりたい事だったら誰かに止められても、それを跳
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

2.7

ホラーのカテゴリーを超えた感動作。
冒頭に登場する人物のキャスティングがカナダの映画監督グザヴィエ・ドラン。彼は自ら同性愛者であることを公言していて、自らの作品に同性愛者の役で出演している事でも知られ
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.0

自分が人生の主人公だなんて妄想だ。

70年代本作をきっかけに世界中でディスコブームを巻き起こした一作。元々フォーク長のポップスグループだったビージーズが流行っていたディスコにシフトし本作の有名な曲が
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

2.8

ファッションカルチャーから学ぶ人生哲学を学べた作品。

最初に思ったのはとにかく描写が綺麗な事。パリが舞台とだけあって終始美しい背景とともに、ウディ・アレンの世界観に触れられた作品だった。歴史上に実在
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.1

"人生の主人公は自分だ"って言ってくる人には気を付けろ。

前作『ボーダーライン』の主人公が続編に登場しなかった事でも知られる本作。僕達はいつも「主人公」と聞くと、その人物が中心となって物語を能動的に
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.4

ジャンキーにはたまらないかも。

舞台は1962年のカリフォルニアの地方都市で当時の若者の青春像をとらえたノスタルジーな作品。ケネディ大統領の暗殺前でまだアメリカが希望に満ちていた幸福な時代、将来に悩
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羅生門(1950年製作の映画)

3.7

人間の業の美しさと汚さに触れ、自分を知る。

芥川龍之介の「藪の中」を原作にした、黒澤明監督の傑作映画の一つで人間の業が描かれた作品。時は平安時代の末期、羅生門で雨宿りしていた男たちの会話で物語が進行
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

2.5

人を蔑む人にはなりたくないなと。

クリス・タッカーがさすがだった。もちろんジャッキー・チェンのスタントマン無しのスタントシーンもよかった。アメリカで差別されてきたアジア人と黒人が主演というのも意味が
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.0

何をするより誰がするか。

自分の原点にして最高のタランティーノ作品。音楽のチョイスといい、キャストのチョイスがいい。武器商人のサミュエル、役立たずのデニーロ。『イージー★ライダー 』ピーター・フォン
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スティング(1973年製作の映画)

3.4

人と人の間にしか価値はない。

ロバート・レッドフォード演じる若い詐欺師がマフィアに仲間を殺され、ポール・ニューマン演じる伝説の詐欺師と手を組み、華麗に復讐を果たすのをコメディタッチに描かれており、ど
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.4

物事のルーツを探れ。

西部劇のガンマンのような男が都会で悪党と戦うといったコンセプトであり、様々な映画の原点。有名な処であれば『ダークナイト』のジョーカーが本作の"スコルピオ"という無差別殺人鬼がル
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.1

在り方、生き様に直結する美学、哲学を学べる。

『エターナル・サンシャイン』でもお馴染みミシェル・ゴンドリー監督が描く、14歳の夏に転校生でやって来た男の子と主人公2人が"動くログハウス"で旅に出るロ
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.0

人間て本当に愚かな生き物だなと。

謎のウイルスで50億人の人間が絶滅しその魂胆を消滅すべく主演ブルース・ウィリスがタイムトラベルで過去に戻る。助演はブラッド・ピットで本作でもブラピが『ファイトクラブ
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E.T.(1982年製作の映画)

2.5

映画と音楽の重要性を感じられる映画。

わかりやすく、いい映画。E.T.との出会いによって主人公の子供達の成長を音楽と共に感じさせる影響から名作と言われてるんだろうなと思う。

ランボー(1982年製作の映画)

3.5

主役に立つ人は脇役も出来ると思う。

ベトナム戦争では英雄として讃えられたランボーが帰還したが、帰還兵の戦友が亡くなってしまった事による社会から孤立した様子が描かれたヒューマン映画で
途中にランボーの
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

2.6

政治という宗教。

失いそうにならなければ人はそのものの、ありがたさに気づけない。それが人間なんだし、自分自身そんなに強くないはずだ。結局、世の中の仕組みはメディアの影響が強く、言わば政治が宗教そのも
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

2.7

人の価値は職業や所有物なんかで決まらない。

本作の監督マーク・フォースター監督の他の作品は『007 慰めの報酬』『ワールド・ウォー・Z』が有名。
本作は『くまのプーさん』を題材としたドラマ映画です。
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.7

人生を変えるための最適解とは。

69年型マスタングを乗り回し、亡き妻が遺した愛犬と遊んだり、静かに隠居生活を送っていた伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。退した凄腕の殺し屋の復讐劇を描いたアクション映画
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ミルク(2008年製作の映画)

3.5

もっと多くの人がワールドワイドに目を向けるべき。

1970年アメリカで同性愛者として、ゲイである事を公表し初めて公職に就いたハーヴェイ・ミルクの最後の8年間を当時の声を基に描いた実話。ゲイである仲間
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