ひでをさんの映画レビュー・感想・評価

ひでを

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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

恐るべしクリストファー・ノーラン。時系列の並べ替えで観客を惹きつける手法はデビュー作からだったのか。ビルの見た目が変わることで、そこまで混乱せず出来事の前後が分かるのも上手く考えられてる。(そして変わ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

ヤバすぎ。映像表現が凄すぎて、冒頭のところとか本当に人飛んでないとおかしいくらい滑らかで重力を感じる動きだった。
砂虫に乗るシーンとか、ポールが民衆を鼓舞するシートとか緊張と緩和がエグすぎましたねえ(
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

まぁまぁ予告から想像される内容ではあったんだけど、ノラとアーサーがベッドで語り合うシーンは良かった。完全なる偏見だけど、欧米の男性って自分に自信があって、「元カレ?所詮昔の男だろ?」みたいなイメージし>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.9

タイトルの通り、魂でつながっているかのようにどんな困難や仲違いがあったとしてもあの頃の二人に帰って来れる関係が良かった。
けど、ジヌの行動によっては避けられた未来もあったよなぁと思ったし、なぜ関係を続
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

様々な意見がある今作ですが、映画としてすごいものを観たなという感想が一番。「戦争のシーンが無い」という問いに対しては、オッペンハイマーの視点にこだわった映画だったから仕方のないところではあると思う。科>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

これは観た後しばらく引きずる作品だなあ。中盤にかけてずっとしんどい気持ちになったけど、本当に映画として素晴らしかった。杉咲花さんすごすぎる、主演女優賞です。

市子の人物像が、過去の証言によって少しず
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パレード(2024年製作の映画)

4.0

こんな世界があると思えたら、辛い思いを抱える人たちも少しは気持ちが軽くなるのかなと想像させられた作品でした。昨今の淡い映像が多い中、藤井監督はパッキリした画で、LSもキマっていてとても好きです。

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

あまり予備知識無かったので、ポスターの感じからゴーンガール的なクライムサスペンスかなと思ってたら全然違った笑 「落下の解剖学」、原題を直訳(Google翻訳ぶち込みより)していたけど、落下というより、>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.0

酒場のおじさんたちみんな良いヤツでほっこり。好きな人が多いのも納得なくらい綺麗で、心洗われる話。

赤い糸(2008年製作の映画)

3.3

文化祭、修学旅行と盛り上げといて長崎の夜から一気に落とすスタイル。めいとあっくんのビジュが良い。

花より男子ファイナル(2008年製作の映画)

3.6

TBS無し県民なのでF4というキーワードだけ知ってる状態で視聴。とりあえず幸せならOKです!

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

すごく好きな雰囲気で、優しく2人を見守るような映画でした。原作を分かりやすく、しかもタイトルまで思いを馳せることが出来るように作られていてさすがの三宅監督でした。

山添くん、原作だと恋人も友人も失っ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

最初の方はグロシーン、奇妙な世界観に結構しんどいなぁと思って観てたけど、パリ以降からベラの言葉が急に迫ってきた。ベラの置かれた状況に可哀想という感情を持っていたけれど(無意識に立場を見下している)、自>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

子どもって小さい時にどれだけ周りの大人たちから肯定してもらえるか、ちゃんと向き合ってもらえるかで人格が決まるんだろうなあ。2人に愛情を注いでもらったコットはきっと素敵な人になるでしょう。
静かで美しい
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

原作未読ですがおもしろかったーー!綾野剛はこの手の役めっちゃハマる(過去作の893が少し過りましたが…)
あとは聡実が素晴らしかった。中学生離れした冷静なツッコミができるが、やっぱり少年な一面もあって
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ウィリーいいヤツすぎた、、、
ほんとにチャリチョコと全くの別人だったけど、チョコとことだけ考えてきた120%善人のウィリーが不幸な目にあった仲間たちと乗り越えていく王道ストーリーで素晴らしかったー。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

無口な平山の喜怒哀楽を表現するとんでもないすごさ。淡々と過ぎていく日常に見えて、2度と同じ日は無い。規則正しい生活、行きつけの銭湯と居酒屋、最初は平山の住む世界が魅力的に感じる。ただ、その暮らしをして>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

軽々しく感想を書くことなんて出来ないほど心に重く響く作品だった。集団心理、ムラ文化、差別。後半は観ているのが辛かったが、現実に起きたことだと思うと目を背けることはできない。
「自警団」という言葉、SN
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

日々の生活がしんど過ぎてブチ切れてるブレンダに耐えて、家族の輪に入って行くジャスミンすごすぎる。
「Calling you」ってなんか聴いたことあるなと思ったけど、このメインテーマなんだ。

正欲(2023年製作の映画)

4.1

原作が衝撃的だっただけに、映画への期待も高まってたし、どう映画尺に収めるかが楽しみだったけど、ほどよくまとまった印象。小説では想像するしかなかった水への憧れをぶつける様子は、桐生の部屋のシーンが素晴ら>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

4.1

世界観が好きすぎる。ジュディもっふもふでかわいい。

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.6

恋愛色強めー。宮﨑あおいがぐぅかわいい。ちょっとしたセリフ遊びもあって考えすぎずに観れてこれはこれで良いです。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

とにかくVFXがすご過ぎる。冒頭からゴジラに度肝を抜かれたし、海面から顔を出して泳ぐ姿、銀座を焼け野原にして咆哮する姿はめちゃくちゃ怖かった。手の前で見てたら泡吹いて倒れるだろうな。

このスケールの
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

原作も読んでみたいなと思った。悟ほど大きな嘘を簡単につくことには、共感はできないし周りが喜ぶからといってもそれは結果的に色々な人を不幸にするよなぁと思ったけど、自分自身が分からないというのは、みんな少>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公が感情を剥き出しにして怒りをぶつけるという邦画は、個人的にいやぁ日本人ではありえないでしょと思ってあまり乗れないんですが(めっちゃ花子に怒られそう)、それを置いておいても後半の折村家の話が良かっ>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.8

こわすぎた。
わたしたちは大人って思いたいけど、まだ何者でもないし何もできない大学生たちの話。現在と回想シーンがそんなに時間的に離れてないからちょっと分かりづらい。
俺が真面目すぎたのか、学生たちの倫
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

4.0

最初登場人物を思い出すのにだいぶ苦労したけど、過去シーン混ぜてくれたおかげで何となく分かった笑 さすがのクドカン脚本で笑わせてもらったし、最終的にはちょっと良い話になってほっこり。
俳優陣は7年前より
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.3

やっっと観れた。由宇子が真実を知った時の行動については賛否あるだろうけど、追っている事件と自身のことが重なってくるところや、周りからの噂で思いが揺らいでくるとこは人間の生々しさがこれでもかと描かれてて>>続きを読む

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

4.0

原作未読。邦画とは思えないスケールで、米軍艦隊との交戦という現実で起きたらこの世の終わりみたいなことが繰り広げられる。結果、海江田元首の目的もはっきりしないまま終わったが、次回以降に期待が持てる内容だ>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.9

原作読んだことありません。この手の邦画(洋画っぽいセリフ展開のやつ)あまり好きではなかったけど、舞台が西成のおかげで「まぁそんなこともあるかぁ」と思いながら観れた。
安藤サクラさんはこういう役をやらせ
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