toshikiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

凪の憂鬱(2022年製作の映画)

4.2

とても脚本通りとは思えないほど、超日常的でラフな会話と関西弁が相まって、めちゃくちゃクセになる。

いい時間過ごせたな~と思える、
そんな映画に出会えるのも映画祭の醍醐味。

広島国際映画祭
磯部鉄平
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鯨の骨(2023年製作の映画)

3.5

「海底に潜む鯨の骨には微生物が群がり栄養を得ている」らしい、これをARアプリのカリスマに群がるユーザーで比喩表現しているのは面白かった。

ただ、物語の題材が良かっただけに展開が伸び悩む、ん~って感じ
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ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン(2018年製作の映画)

3.6

ウクライナ発のアニメ
世界のアニメーションにかなり影響を受けたキャラクターや物語でしたが、映像のレベルも高かった。

声優や主題歌目当てのINIファンらしき人たちが多かったですが、きっかけはどうであれ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.8

まさに可もなく不可もなくといった映画

一応、MCUのドラマも全部追ってますが映画もドラマもワクワク感が乏しい。

ドラマの時から若返ったように元気なニックフューリーが観れて良かったのと、「フラーケン
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バカ塗りの娘(2023年製作の映画)

3.8

親子2人が並んで机に向かい黙々とお椀に漆を塗り、2人でアイス休憩を挟んで
また黙々と塗る。
バカ塗りの大変さとこの時間を楽しんでいるような様子が伝わる良いシーンでした。

休日の午前中、ちょっと観に行
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まなみ100%(2023年製作の映画)

3.7

相手への本当の気持ちを真面目に伝えていれば10年もモヤモヤ想い続ける必要もなく全てが違っていたんだろうなと思う

正直、主人公"ボク"みたいな人は嫌い、青木柚の演技でそう思わされた。
これほどひきつっ
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.7

杉咲花さんの演技目当てで観に行ったので、その部分では大変満足です。

内容は、もう1つ2つ驚く展開になるかと思っていたら終わった感じ。

デシベル(2022年製作の映画)

3.7

騒音反応型時限爆弾という設定は面白くてものすごいハラハラしたけど、実際にそれで爆発したのは1発のみ
不謹慎だけど物足りない。

人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.7

良くも悪くも人は必ず人に影響されながら生きているなと

つんつるてんなパジャマを着る井浦新、最高でした。

正欲(2023年製作の映画)

4.2

社会人になる時、親に
「世の中いろんな人がおるけぇね」と言われたのを思い出した。
誰しも変態なところとか、
他の人と違うところはあるだろうし、それを見せないように生きていると思う。
自分にない感情を拒
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

序盤からマイケルファスベンダーの重低音の様な声にやられました。
パリのベンチでマックを頬張る
ファスベンダーの服もたまらんし、
音もいい、画もいい。
映画館で観るべき映画

致命的なミスをしても、
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

外からの攻撃やキングコングでどうにかなるGODZILLAはやっぱり違う。
今作やシン・ゴジラのように
人間に絶望感を与える絶対的な破壊力と大きさ、そして無敵さ
これこそゴジラだなと思った。

物語は展
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.3

全てのことに理由や証拠を欲しがる人、何かしらの形に嵌めたがる人いるよな~って思った。
何となくでもいいじゃん。

目覚めて目の前に太賀の真顔
「お前もビュンしてみろよ」
アベノマスク100枚持ち
笑い
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

あまりに壮大な物語であるが故に所々急ぎ足な展開が気になったけど、AIの造りも格好いいし
悲しさと希望の入り交じった少女AIの笑顔のラストシーンは完璧でした。

星くずの片隅で(2022年製作の映画)

4.3

1度はクビになったけど、再びチャンスをもらえた時のキャンディの表情で「あぁ、この映画好きだ」ってなった。
コロナ禍で生きるための生活の描写も個人的にものすごく響いた

ザクおじさんは少し優しすぎるかな
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

最近観た映画の中でも、
ずば抜けて上映時間の長い映画でしたし
ディカプリオをはじめ、とにかく役者の演技が凄い。
それに加えこの悲惨な物語が実話であるということも相まって、とてつもない重厚感でした。
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(2023年製作の映画)

4.4

多くの人が薄々気付きながらもずっと見ないようにしていることは沢山あって、それに向き合っている人もいる。
その人たちに「あなたはどうですか?」とずっと問いかけられているようで少ししんどくなりましたが、こ
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.7

タバコを吸いながら、廃棄された壊れかけのピアノを弾く池松壮亮、格好良すぎる。このシーンだけでこの映画を観て良かったと思いました。

個人的には現在と過去が交錯する物語にする必要はなかったと思う。

大雪海のカイナ ほしのけんじゃ(2023年製作の映画)

3.6

TVアニメでは何も解決していない終わり方でモヤモヤしたけど、映画できちんと完結して良かった。
この世界観好きでした

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.1

キリエや周りの人たちの人生を映すには足りないぐらいの178分でした。

もっと彼女たちのこれまでを観たいし、もっと彼女たちのこれからを観てみたい

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.8

今回も観ていて長いなと感じる映画でした。
かといって面白くないわけではなくて、普段自分では経験できないようなディープな話をじっくり進めていく感じが好き

あと、宇崎竜童さんの演技が見ものです。

ABYSS(2023年製作の映画)

3.6

何か自分が変われたのかもって思えても意外とそうでもなくて、なんなら前より酷くなってる。それをひたすら繰り返して、気が付いた時にちょっとした変化を感じれれば良いのかなと思う。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.9

人の気持ちとは?
リリーフランキー演じる探偵の台詞一つ一つがこの映画の核心を突いているような気がする。

しかしまぁ、今回も静かな演技ながら井浦新さんの存在感が絶大でした。
信頼できる役者ですね

走れ!走れ走れメロス(2022年製作の映画)

4.3

人が一生懸命になると
ドラマは生まれるのだなと

演劇の素晴らしさや
ひとつの作品を作る上で
演出家(先生)と役者(生徒)の
関係性の大切さなど
魅力たっぷりの53分でした

almost people(2023年製作の映画)

3.9

人の口から出る生の言葉

分かり得ない対話による暴力

会話で気付く居心地の良さ

歳の差関係なく気兼ねなく
話せる人がいる幸せ

喜怒哀楽を題材にした
全く違う4つの物語だけど
一貫したテーマを感じ
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山女(2022年製作の映画)

3.7

山田杏奈さん森山未來さん
2人とも信頼できる役者で
今回の2人の眼差しは
とてつもない迫力でした。

自分の娘を生贄にしてくれないかと懇願するシーンはむごい

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.1

ミュータントも人間もいい具合に気持ち悪いし
画のタッチも好きだし、サントラも最高。

人間が動物たちにしていることを考えるとハエの言い分もわからなくもない

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.3

とてつもないGに耐えながら
チームの戦略と計算、メカニックとドライバーの技術で各サーキットにいる魔物とも戦いながら勝利を目指す。
レース毎にドラマが生まれる
このスポーツが僕は大好きで
もっとたくさん
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

4.0

"おじさんが造り上げた女性像"
"人の弱さを認めること"
今回も整くんの常々論に
深く納得させられました。

ただ、タイトルカットや
登場人物の名前の表示を
ドラマと同じ演出にしてほしかったな

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.8

心の変化を禁じられた町で
ほとんどの大人たちは
この状況を仕方ないと飲み込む中、
どうしようもなく心が動いてしまう
子供達の生きたい気持ちの強さが良い

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

根も葉もない噂が
あたかも事実かのように広がっていく様子は、すぐに連絡の取れない100年前もSNSが普及した現在も何も変わっていなくて、豊原功補さんの
「お前たちはその様子を
実際にこの目で見たのか?
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