veさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

統制を図る大人達に対する子供達の無邪気な反抗の爆発。それもあのバカみたいな造形の宇宙人がきっかけで。一方で大人のビターな人間模様たるや。
天才少年マックスを演じたジェイソン・シュワルツマンもbrain
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博奕打ち 総長賭博(1968年製作の映画)

3.5

止まらない死の連鎖。富三郎子分による単独殴り込みからの怒涛の展開が笠原和夫らしい。ヤクザの業を一身に背負う鶴田浩二。仁義があっても報われなさすぎる。

明治侠客伝 三代目襲名(1965年製作の映画)

5.0

祭りの配置を上から映し、そこから目つきが悪すぎる男のアップまで収める冒頭が完璧。鶴田の佇まいがずっと格好良い。道化を演じつつ洞察も優れる藤山寛美の最後にも泣く。泣いてばっかり。丹波哲郎が説く「男はど根>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

「恋愛時代」だけど親友同士のシガーキスが1番ロマンティック。傷つけあった挙句のラストに泣く。また同じようにいがみ合う未来が見えなくも無い。それでも少しは明るいはず。

喜劇 女は男のふるさとヨ(1971年製作の映画)

4.0

語りがくどすぎるし、一つの嘘ですぐ退場しちゃう河原崎長一郎とか展開が散漫すぎるけどずっと楽しくて泣いちゃうからOK。緑魔子がずっとキュート。

1PM-ワン・アメリカン・ムービー(1971年製作の映画)

4.0

学校乱入パートからかなり面白い。即興演技と裏側も全て映すカメラ。そこからジェファーソンエアプレインのルーフトップライブも最高。突然のライブに喜ぶ群衆と見つめる警官。結局観やすいのはゴダール編集じゃない>>続きを読む

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.5

最後までオルガの人物像を分からせない。事件に至るまでのきっかけも無く、感情も吐露させずただ淡々と終わりに向かう。家族環境や精神的な病いを医師に相手にされなかったこと、恋人との別れ等の生活の全てが大きな>>続きを読む

ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦(1967年製作の映画)

4.5

水着にビニール着る松原千恵子がさすがの可愛さ。ヤンフレを圧倒するスパイダース全員の佇まい。順とマチャアキのドタバタ具合を見てやっぱりテレビコントの人達だなーって感心。ムッシュのヘアスタイルも最高。バン>>続きを読む

カポネ大いに泣く(1985年製作の映画)

4.0

田中裕子だけがずっと素晴らしい。浪花節とブルースの合体がちょっとだけで凄く惜しい。ドタバタとストーリーの乖離が酷くって後半ダラダラ観た。

ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

4.5

他人の感情を考えず自分の快楽を優先して生きる平均の言動がおもしろカッコいい。人の弱みを握って喋りで成り上がり、周りにいつしか頼られながらすぐに消える。それもずっとコミカルに。クビになった直後のあっけら>>続きを読む

黒の試走車(テストカー)(1962年製作の映画)

4.0

全員悪党、になりきらずに最後はヒューマニズム宣言。開発に命を懸けた車の横を歩く2人、悪くない。ギラギラモーレツなサラリーマンとそれに関わる夜の女たち。何て嫌な世の中だ。

非行少女(1963年製作の映画)

4.5

和泉雅子の境遇がしっかり辛い。ボロボロの実家、性欲丸出しの大人達、唯一の逢瀬は弾薬庫。ほんとに燃やされて火の玉になるニワトリの衝撃。最後の喫茶店シーンめちゃくちゃ良いぞ。

兄貴の恋人(1968年製作の映画)

4.5

正直が過ぎるサイコ加山雄三を取り巻く女性キャストが魅力抜群。白川由美のバーに行きたい。何の回収もされないロミ山田の同性愛描写。主題歌は加山雄三のボサノヴァ!

アフリカの光(1975年製作の映画)

4.5

ショーケン邦衛の超ブロマンス。女と寝た直後に2人でイチャつく異常さは真夜中のカーボーイっぽい。アフリカへの漠然とした希望を持ち一気に死に向かうのでは無くダラダラと生の無駄遣い。最後までヘラヘラしてる桃>>続きを読む