Yucarさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Yucar

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ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.8

リドリースコットってやっぱりドキドキさせてくれるなあ。室内のシーン濃い雰囲気。光のホワイトアウトのとこ印象的。レプリカントにほろりとくる。レイチェルとのラブシーンは、父性主義丸出しで、は?と思う。

グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.9

有権者登録って本当に根深い。1870年に初めて黒人の選挙権が認められてから100年近くも組織的に妨害されてたということ。公民権法制定後、投票法制定されるまで、有権者登録を妨害して実質的に誰も登録できな>>続きを読む

愛という名の疑惑(1992年製作の映画)

3.0

アラフォーのキム・ベイシンガーを見たくて見た。なるほど。
22のユマ・サーマンの薄幸の美少女も良かった。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

オープニングの雰囲気は胸焼け気味で、前半は暴力描写が胸が悪くなりしんどいけど、全体的には凄い!印象的なショット実験的な表現たくさんなのに、全体のストーリー損ねず作品全体として質高い。ただ暴力シーン溢れ>>続きを読む

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.0

米軍兵士の側から市街戦の強烈さ怖さの一端が体感でき、民兵とか市街戦とかのイメージが持てる。息つく間もない、本当に怖いし、痛い。大動脈のシーンなど現場の壮絶さたるや。。臨場感、リドリー・スコット凄いな。>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

確かにめっちゃ面白いな!バイク乗ってるバットマンめちゃくちゃかっこいいな。この人バットマン撮ったら神やな。もっと撮って欲しいな。バットマンどの瞬間もかっこいい!素晴らしいアングル。ジョーカーの撮り方め>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.0

ずっと話題だったこの人初めて見ました。他のも見てみたい。壮大な背景の脚本が魅力なんかな。2001年宇宙の旅とのリンクや5次元の話とか面白い。不思議な存在、座敷わらしとかも未来の子孫ではないかとか考えれ>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.2

視覚で見せて、あまり説明しない、美しいけど、商業大作で偉大。影響力大。
見た瞬間、タルコフスキーを思い起こすけど、仲悪かったのかな?キューブリックの方は好きだっただろうな。明らかに意識しあってそう。タ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

映像ばかり見てたけど、映画音響の発展確かに凄い、リスペクト。今まで軽視しててごめん。地獄の黙示録のなぜか最前線の只中にいる感、あちこち何か起こってる感、映画音響の素晴らしさも大きかったのかと納得。ウォ>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.2

特別完全版3時間22分と長かった。凄かった!めっちゃ良かった!コッポラの体系的に説明しようとしないとこ、確固たる芯の一つのメッセージに集約されてないとこが凄い、本当に良い、好き!全体として完成度高い訳>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

最後の歯切れの悪さ見て、したたかっていうと聞こえが悪いけど、覚悟とかリーダーシップとも言えるのでは、と思った。したたかさを悪とみなしているうちは彼がいまだ答えれなかったように覚悟が決まってないというこ>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.8

政治家と米軍の描き方が若干陳腐で変だけど、日本人は見た方がよい内容。現場の人らに泣いてしまう。
もっと深刻に意識しないとと思った。格納容器自体が派手に爆発してたら、フクシマではなくトウキョウ(かカント
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

冤罪事件を通じて、黒人の命や人生を白人と異なる尺度で見ている実態が窺える。
80年代後半のアラバマの捜査や収監が適当過ぎる。犯人が捕まってない状況への恐怖から検察が組織的に犯人をでっち上げてしまう狂気
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キング・コング(2005年製作の映画)

3.8

キングコングの表情、ダイナミックな動き、色んな角度からの姿が見れて、かっこいい。3時間21分!って思ったけど、ピーター・ジャクソンのキングコング愛が溢れてる。9歳でキングコングに憧れてストップモーショ>>続きを読む

13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

4.5

Netflixって本当に凄いな。今まで、こういうアメリカの現状(ALEC、収監激増の背後の法改正〜刑務所ビジネスと大量投獄システムなど)知らずにいたの恥ずかしい。。これは、人種問題に少しでも関心があれ>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.7

奇跡すぎてストップモーションアニメということ忘れてみてしまいそうになる。長いのとちょっとグロい箇所の時間配分が多いので、鑑賞中ちょっと疲れるけど、これは本当に想像を超えるレベル、凄い。

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.5

見る前はオーム感が気になってたけど、見始めるとすぐトゥクトゥクが可愛くて仕方なくなる。ジブリだけでなくディズニー、ピクサー含め色んなアニメへのオマージュだらけ。明日のジョーの丹下感ある顔も見れる。赤ち>>続きを読む

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.9

ホーリーホーリーですっかり捕まれ、2曲目の歌詞に泣いてしまう。歌声にこんなに心揺さぶられるとは凄い。会場での熱気や連帯の一端を感じられる。ゴスペル、ソウルって本当に魂の叫びであり、聞いてる人の魂に響く>>続きを読む

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.2

ジェームズ・ボールドウィンがイェール大学教授の「なぜ人種にこだわるのか、人で見ないと、自分は人種で誤った分類しない」みたいな話に、その場で返してたシーンが本当にかっこいい。現に差別があるからこだわって>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.7

普通に淡々としつつ暖かい人間味みたいなのが漂ってて良い。レストランに来たてでご飯食べてるシーンが暖かくて笑えて、カウリスマキって感じで良かった。現実の難民を取り巻く厳しさも窺えて社会派感ありつつ、いつ>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

東京の異なる階層で生きる女の子たちのそれぞれの生きづらさが異なってたり重なってたりして、凄く自然にシスターフッドが描かれてる。脚本、描写や台詞が秀逸で、押し付けがましくなくリアルに生きづらさが空気のよ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.4

凄い良かった。めちゃくちゃ脚本よく出来てる。西川美和から山田洋次感が!
現実の社会の難しい部分をリアルに見せてて、前半は一般的な元ヤクザ・受刑者として主人公が見えて、後半どんどん三上の人となりに近づい
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ルードヴィヒ/神々の黄昏(1972年製作の映画)

3.8

完全版だったみたいではからずしも4時間と長かった。
王室、貴族の華やかなところと、病んでしまうところが窺える。衣装など豪華絢爛。ドラマティックでないサラッと描くリアリティさで、4時間付き合ってるうちに
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野菊の如き君なりき(1955年製作の映画)

4.1

めちゃ切ない、気の毒。。
凄いピュアで幼い2人が、明治時代の家制度での田舎のじめっとした人間関係と体裁優先の慣習で辛い結末。。
遠景が美しい。特に、渡し船で送り出すシーンと橋の上の笠智衆のシーン美しす
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ろくでなし(1960年製作の映画)

3.8

綺麗な津川雅彦見れる。最初2分半でろくでなしやな、と思わせられる。めっちゃ面白いと思って見始めて、半分位で微妙かもと思って、ラストで想像を超える位質の悪い勝手にしやがれそのまんまで、度肝抜かれる。あま>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

当時の映像で空気感に触れれるし、解説がそうそうたるメンツで分かりやすい。これを自分で追うのは大変と思うので、よくまとめてくれててありがたい1本。
芥正彦の当時と現在の顔つきの変化が印象的で、全共闘の象
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.3

物語と映画への賛歌。物語を共有することで生きる力を取り戻す。物語は双方向なもので、語る人にも語られる人にも自分の物語になる。
素晴らしい、もう一回観たいな。映像が素晴らしいし、ロケーションが美しいし、
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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.7

若者が革命って言いつつ、集団内での村社会的なイジメ、リンチ。日本っぽい。リンチで結果的に12人も仲間を減らしてしまうのは闘争から遠ざかってるし何も生み出してないしトップの2人は総括求められないのか謎。>>続きを読む

Endless Waltz エンドレス・ワルツ(1995年製作の映画)

3.2

広田レオナ可愛いし若者の町田康も良い。時代の感じも垣間見れるし、カメラワークなども丁寧でよいところも多々あると思う。
ただ、全体として1本集中してみてれるほど、面白くない。全体を流れてる雰囲気、俺のロ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

舞台みたいな音楽。デビッドバーンが、凄いクリエイティブ。全然てらいがなく、笑ってしまう。素直に自分の関心や表現を突き詰めて迫力が凄くって、感動してしまう。芸術っていいなあ。こんなに社会に真剣にコミット>>続きを読む

マリリン・モンロー 瞳の中の秘密(2012年製作の映画)

3.7

マリリンの偉大な強さについて知られる。苦労人でプロフェッショナル。特に初期のマリリン、第二波フェミニズムも来てない時代に、セックスシンボルとなり、苦悩は想像を超えると思う。「私の身体は私のもの」かっこ>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.0

ララランド以後の現在に、久しぶりに見ると、ダンスがけっこう堂々と大胆に揃ってなくて、全く恥じてなくて、笑ってしまった。おおらかで久しぶりにフランスっていいなと思った。
本当に色彩が信じられないほど綺麗
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アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

4.5

本当に美し過ぎる。静かで構図が素晴らしくてとにかく美しい。好き。
冒頭もラストも最高。冒頭アンジェリカ対面前の天井映すシーンで、只ごとでない!と確信。
一輪の白いチューリップ、食堂の壁の深い色、いつか
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

4.0

1942年に1936年のモロッコでの生活、出会った女性を回想する設定。現在見ると差別的、暴力的でツッコミどころも多いけど、見た後に振り返ると見事にファムファタール(と現地の人が少し)の印象だけが残って>>続きを読む