はなこさんの映画レビュー・感想・評価

はなこ

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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

イーニド、めちゃくちゃしょっぱいけど、何者かになりたいのに何者にもなれないし何もできていない時期ってあるよなぁ、と共感できる人多いんじゃないかな。
バスに乗って行くシーン、どうか彼女がこれから新しい道
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

まさに強烈な作品。
とにかく世界観と衣装が印象的で、見応えがすごい。
何も情報を入れずに劇場へ行ったので、始まって早々、予想外の展開で、若干のフェミニズム要素が入っていたこともびっくり。
途中でフラン
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.4

ここ最近で一番良かった映画
久しぶりに館内で笑いが多発する映画で見ていてとっても気持ちが良かった!
和山さんの世界観を実写でこんなに上手く表現できるのもびっくりだし、綾野剛のハマり具合もとても良かった
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

原作がとっても好きだったので楽しみにしていた作品。
みんな深掘りしないけど、そっと見守ってくれる人が周りにいる環境ってなかなかないと思うけど、こんな会社や社会が増えると良いなぁと思いながら鑑賞しました
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.0

学生時代に観ていた岩井監督作品は、独特な世界観と、登場人物の女の子のピュアで可愛らしいあの感じが好きだった。
大人になってから見ると世界観というよりは作り手が作中で求めている性的嗜好に見えてしまって今
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.2

宮本信子が本当に作中のうららに対しての目線でまなちゃんと現場にいたのだろうな、と想像するとより一層ほっこり優しい気持ちになれる。年齢関係なく、お互いが尊敬できる所があって、自分が好きなものを好きと言え>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく良かった。
風立ちぬの様な作品なのかな、と想像していたのでキャラクターの設定や、ファンタジー要素強めな作品だったのはいい意味で裏切られました。
大叔父さんの自分の塔はもう支えきれないという言
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

オムニバス形式で分かりにくい部分もあるけれど、魅力的な登場人物、カメラワーク、色彩、アニメーション、どれもウェスアンダーソンの世界観が溢れていてわくわくした。内容を深く理解しようとするよりも、その時感>>続きを読む

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.2

ずっと楽しみにしていた作品。可愛いだけではない、きちんと現実的な暮らしをしている貝たちのドキュメンタリー。
おばあちゃんが老いていくのは、自分の祖母とも照らし合わせてしまい、ちょっと悲しかった。
でも
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

脆くて、儚い湊と依里、
社会や価値観の歪みに無意識に囚われた大人たち、
一方的な情報だけが一人歩きしてしまう世の中、
全部見ていて苦しいのだけど、湊と依里の2人の世界はすごく綺麗で、そのコントラストが
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

自分が子供の頃の感覚や思っていた事っていつの間にか薄まっていって大人の環境に染まっていくのだろうけど、家庭環境だったり、子供なりに気を遣ってた事ってあったし、子供だから素直になんでも言えるわけではなく>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.8

いっそ振り切って新一は蘭姉ちゃん、コナンくんは哀ちゃんを徹底してくれと思うくらい、むず痒恥ずかしシーンがありましたが続き気になる!

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

もたいまさこの間が良い。疲れた時にみたいほっこり映画。群ようこの原作も好きです。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

最後の流れがわかっていてもリョーハの不器用な愛がたまらん。

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.8

アニメ放映当時の女の子が大人になってからも面倒を見続けてくれるなんて、最高の作品だよ。最後のおジャ魔女カーニバル涙ちょちょぎれだね。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.7

ディズニーらしい登場人物の表情の豊かさが想像以上ですごく良かった。アジア舞台なのも新鮮で良い!

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.4

登場人物が多すぎるのと横文字が多すぎて、毎回え?誰?状態でついていくのに必死だった。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.4

いました私のクラスにも佐々木。コールで全裸にはなってなかったけど。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

色んなしがらみに疲れちゃったなって時に見たくなる作品

私がこわい100のこと(2022年製作の映画)

3.0

街並みがとても綺麗だった。
空港でパニックになるシーン、めちゃめちゃわかるなぁ、辛いよなぁと感情移入したけど、テンポ感早すぎたのが少し気になったかも。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

アラームの音が苦手で途中離脱しそうになったけど、オープニングが良過ぎて心掴まれた。あのシーンもう一回映画館で見たい、、、
エンドロールの松村北斗って文字出た瞬間滝のように涙出たな。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

声優変更とフルCGの映像でショック受けてがっかりしてた過去の自分に、安心してちゃんとスラムダンクだから!って言ってあげたい。オープニングが最高すぎてまず泣いたし、音の間がかなり効いてて臨場感溢れてた。>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

4.0

全カット映像が綺麗すぎて、改めて藤井監督と今村さんの相性が良すぎるなと思った。

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

映画版特有の特別感みたいなものが無くて、いつも通りの登場人物でとても良かった。賢ニがピンクの三角巾とエプロンつけてお掃除してるシーン好きすぎる。

静かな雨(2020年製作の映画)

3.7

静かで淡々と進んでいく展開の話だけど、しっかり愛があって邦画の良さがよくわかる作品。熱々の鯛焼きを好きな人と一緒に食べたくなりました。

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

Netflixのドラマ版を観てからこちらを観たら、最後の終わり方含め、人間の嫌な部分と絶望感はこちらの方が圧倒的に感じる作品だった。スッキリした終わり方が好きな人はドラマ版をおすすめします。でも、これ>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

タイトル通りの内容。思い出って美化されるんだよね、視聴者自身の経験も思い出させるような映画でした。結局そこと結婚するんかい、って流れが絶妙に現実的だった。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.6

正直話題性凄かったから期待しすぎて、娘に頼り切ってる両親の感じとか、うーん、、って思うところあったけど、お兄ちゃんが不器用ながらに主人公の一番の理解者でいてくれるシーンや、V先生の存在にかなり救われる>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

主人公が初めてスケボーショップに入った時の目が美しすぎて、そのシーンだけ5回くらい見てしまった。90年代の映像と曲も良いし、最後のシーンへの繋ぎもかなりイケてた。イケギャング兄ちゃんのレイ、自分の弱さ>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.4

怒りで李相日監督と広瀬すずの相性の良さを知り、公開を楽しみにしていた作品。
とにかく演技が凄くて、キャストが全員身も心も削って作った作品だっただろうな、と思った。
世間から見たら社会の枠組みからはみ出
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.3

最近邦画ばっかり見てたから、久々洋画見たら勢いありすぎて秒速だった。内容はだいぶ浅めだけどみんな楽しそうでいいね!ハッピーでよかったよ!って話

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.5

スピンオフから先に見てしまったので、黒島結菜がかなり計算高い女って印象しか残らずちょっとモヤモヤ、、、スピンオフの方が長さもちょうど良くて個人的に好きかも。きのこ帝国流れるシーンは凄い良かった。

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.4

躁鬱の彼女を彼氏が助けてあげる系の話かと思っていたら、互いに精神的に参ってるカップルの話で、進展もあんまりない。
生きてるだけで何でこんなに疲れちゃうんだろう、とか、周りの人と自分の感覚の誤差が見えた
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

私は絹ちゃんの思考派の人間だけど、麦くんの気持ちも分からなくはない。
クリエイターである彼が先に現実の厳しさを知り、仕事とプライベートは隔てて彼女との豊かな暮らしを夢見て仕事を頑張るものの、結局一番大
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本家である妻の語る女子高生の物語と、主人公の演出する舞台「ワーニャ叔父さん」が、主人公と妻の2人の関係性、正しく向き合うことの出来なかった2人を表しているのが徐々に浮き彫りにされていくたびにハッとし>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.0

シュールすぎて途中から私は何を見ているんだろうか、、?って置いてかれそうになるけど、作画が凄すぎて見入っちゃった。
字幕付きで見るとよりシュールなのでおすすめ笑