えくそしす島さんの映画レビュー・感想・評価

えくそしす島

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女神の継承(2021年製作の映画)

4.1

【継承されるものとは】

原題は「The Medium(霊媒)」だが、邦題の方がしっくりくる。そして、皆んな大好きなR18+作品だ。

監督:バンジョン・ピサンタナクーン
脚本:バンジョン・ピサンタナ
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痛くない死に方(2019年製作の映画)

3.7

【幽明異境】

監督:高橋伴明
脚本:高橋伴明
原作:長尾和宏「痛くない死に方」「痛い在宅医」

人生に於いて最も哀しい出来事。それは

「死別」

長く生きれば生きる程、その心痛と向き合う。時間、と
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セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

3.4

【禁忌】

これは昔、上映していた時の警告文だ

「本作品には、倫理的にも表現的にも最悪の描写がございます。20歳未満の方には、決してお見せ出来ません。また20歳以上の方であっても、心臓の弱い方や体調
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.9

【ネタバレ厳禁作品】

“予告動画すら見ない方がいい"

監督:ザック・クレッガー
脚本:ザック・クレッガー

あらすじ
面接の為にデトロイトへとやってきたテス(ジョージナ・キャンベル)。しかし、予約
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来る(2018年製作の映画)

3.3

【来ないで】

監督:中島 哲也
脚本:中島 哲也、岩井秀人、門間宣裕
原作:澤村 伊智「ぼぎわんが、来る」

あらすじ
オカルトライター野崎(岡田准一)のもとに、田原(妻夫木聡)が訪れた。超常現象と
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.4

【神の街】

劣悪な環境のスラム街

世界中に点在するその地域で真っ先に思い浮かぶ場所がある。それは

「ファべーラ」
ブラジルのスラム街の総称。語源は南米に生育するトゲのある植物の名。

舞台はブラ
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.5

【パッケ大好き】

良し悪しは別として、作風は鬼才で有名な父親の系譜を受け継いだブランドン監督の長編二作目。Filmarksでのジャンルはホラーとなっているがサスペンスやスリラー寄り。そしてみんな大好
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.5

【I’m OK】

第94回アカデミー賞3部門(作品賞、助演男優賞、脚色賞)受賞作品

フランス映画「エール!」のリメイク作品。“CODA“とは聴覚障害者の両親をもつ子供の事を指し、“coda“は楽曲
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.5

【始まりと、終わりの日】

現実に起こりうる
「もしも」を描いた作品

監督:ミシェル・フランコ
脚本:ミシェル・フランコ

あらすじ
マリアン(ナイアン・ゴンサレス・ノルビンド)が住む豪邸には名士た
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

【リミッターカット】

グロゴアスプラッターで話題になった今作だが、実は“決定的な描写“はあまり映していない。人体の切断、損壊、内臓等はありまく出まくりーなので、何をもって決定的かは人其々ではあるのだ
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セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(2014年製作の映画)

3.7

【神の眼】

写真家、と言っても撮影対象は様々だ。
戦場や報道、風景や自然、人災や災害、人物や動物、ファッションや美術など。
その中でもモノクロームをベースとし、内戦や難民、飢餓や負の事象、過酷な労働
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

【無垢】

第91回アカデミー賞 短編映画賞 受賞作品

監督:ガイ・ナティーヴ
原案:シャロン・メイモン
脚本:ガイ・ナティーヴ、シャロン・メイモン

子供がニコニコしてる。いやー、見ているだけで癒
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.3

【お前の血は何色だ】

Neo-Nazism(ネオナチ)やKKK(クー・クラックス・クラン)に代表される白人至上主義。

「アメリカン・ヒストリーX」でも題材とされてきた、レイシスト(人種差別主義者)
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.1

【悲喜交々の人間絵巻】

第76回ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞作品

監督:ロイ・アンダーソン
脚本:ロイ・アンダーソン

写真の様に隅々にまであったピント、スタジオ撮影かの様な
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精神(2008年製作の映画)

-

【世界にたった一つ】

今作は“観察“を目的としたドキュメンタリー。そこには、ナレーションやBGMもなく、作為的な誘導もない。
これは、とある古い精神科診療所「こらーる岡山」に訪れる患者達を「ありのま
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カカリ-憑-(2022年製作の映画)

2.0

「心霊スポットとは何か」

YouTuberで有名なフィッシャーズのシルクロードが企画した、モキュメンタリー&再現ドラマで構成されたホラー映画。因みに、私は名前ぐらいの知識しかない。

監督:HiRO
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.0

【伝説の始まり】

殺し屋の日常とその仕事に密着した“疑似ドキュメンタリー"作品。

監督:阪元裕吾

あらすじ
阪元裕吾監督は「ベイビーわるきゅーれ」のシナリオ参考の為、フリーの殺し屋である国岡昌幸
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.2

【譲れないものとは】

ベース・ジャンプやフリーソロを筆頭に、数多くの怪我や死と隣り合わせのスポーツやスタイル、競技がある。

今作はその中の一つ
「ロデオ」の過酷さとカウボーイ(馬の調教等の牧場労働
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

【オーストラリア史上最悪の銃乱射事件】

全ての事件には二通りある

“防げた事件と防げなかった事件"

視聴した人は観終わった後にどちらだと感じる、感じたのだろうか。

監督:ジャスティン・カーゼル
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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

3.1

【いるに決まっている】

この監督の代表作を人に聞けば大半の方が「ジェーン・ドウの解剖」を挙げるだろう。

否、2010年作の「トロール・ハンター」だ!!!!

監督:アンドレ・ウーヴレダル
脚本:ア
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.0

【表裏一体】

・視聴前
パッケ狙いすぎー
邦題も狙いすぎだなー
感動の押し売りっぽいなー
おっさんがバンドに目覚める系かなー
(鼻ほじほじ)

・視聴後
どうしようも無い想いとは。もし映画で擬似体験
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.2

【家族とは、繋がりとは】

監督を務めた今敏の作風は、侵蝕する「現実と虚構」をテーマにした作品が多い。だが、今作は「偶然と必然」を交えた“奇跡“の群像劇。

監督:今 敏(こん さとし)
脚本:今 敏
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.4

【老いと、晩年】

もし持病も無く、病気もせず、ゲガもなく、そのまま歳を取り続けたとしたら最後はどうなるのだろう。
健康、健全、壮健のまま過ごしたとしても必ず終わりがやってくる。

それは「死」だ。
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ブリーダー(1999年製作の映画)

3.6

【オタクとチンピラ】

ビデオショップ勤務の映画オタクとチンピラ達が織りなすデンマークのバイオレンス作品(1999年)。

カーッ!パッケがカッコ良すぎる!

「BLEEDER」の意味は犬や猫の育成人
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.3

【スパイダーマンとは】

あらすじは前作のネタバレになるので割愛。

MCU (マーベル・シネマティック・ユニバース)関連は作品単体の出来不出来に加え、数多くある関連作品が密接に絡む為に非常にレビュー
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.5

【最恐少女、爆誕】

チープな特撮にベタなSF、全体に散りばめられたシュールで下品なブラックユーモア、愛着しか湧かないキャラクター達や造形のセンス、懐かしさ漂うグロゴアなスプラッター。

そのB級愛が
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.7

トガニとは「坩堝(るつぼ)」の意。では、何をもって坩堝なのか。

2005年に韓国で実際に起きた、聴覚障害者学校の児童への性犯罪と虐待事件を“再構築“した作品であり、吐き気を催すほど悍ましく描いた作品
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.6

【食、最大の禁忌】

原題はGrave「重大な、深刻な、」
そして、RAWとは「生(なま)の、」などの意。

そう、今作のテーマは「カニバリズム(食人、食人俗、人肉嗜食)」だ。

儀礼、嗜好、悦楽…、
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

-

【瓦礫の街と、その後】

シリアの歴史上「未曾有」と言われるシリア内戦。人道危機や混迷と激戦を極め未だ終わりが見えない。その中で、当時最も注目されたのが2014年の「コバニ包囲戦」だ。陥落は残った住民
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アンテベラム(2020年製作の映画)

2.8

【人種差別の象徴】

アンテベラムとは「南北戦争前、戦前」を意味する言葉。タイトルに込められた真意とは何か。ジャンルは奴隷制度や人種差別の恐怖と暴力をベースにしたスリラー。

監督・脚本:ジェラルド・
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オールド(2021年製作の映画)

3.3

【IT’S A ONLY MATTER OF TIME】

懸念があった

公式のあらすじや宣伝、予告、キャッチコピーだけでほとんどストーリーの中身を表してないかなー、原作を知らないけどそれすらも引っ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.4

【喪失と、その後】

2022年アカデミー賞国際長編映画賞作品

私は村上春樹があまり好きではない。

冒頭からオープニングまでの間が、ああ、やっぱり苦手だな…と、不安に駆られたが、その後の物語や展開
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ひろしま(1953年製作の映画)

-

【No more Hiroshima's】

ベルリン国際映画祭長編映画賞受賞作品

原爆投下からたった“8年後“に撮られた1953年のモノクロ作品。

このレビューを書いている時点で、昨日の事の様に
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.4

【最も嫌悪する行為と、その後】

2021年アカデミー賞脚本賞受賞作品。

パッケージの印象や宣伝文句にある「復讐エンターテインメント」からは、想像できないほど奥深い作品。

監督:エメラルド・フェネ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

【見果てぬ夢と、その後】

ひょんな事から60年代のロンドン・ソーホーに居た人と主人公がシンクロして擬似体験するのね、あー、はいはい。
音楽の使い方さっすがー、オッシャレーと、かるーい気持ちで観ていた
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.6

【拠り所を失った者達】

あらすじ
暗殺者インナム(ファン・ジョンミン)は引退前の仕事として、日本のヤクザ・コレエダ(豊原功補)を殺害する。コレエダの義兄弟だった殺し屋レイ(イ・ジョンジェ)は復讐のた
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