まぬままおまさんの映画レビュー・感想・評価

まぬままおま

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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

ウェス・アンダーソン監督作品。

アンダーソン監督作品は、ミニチュアを眺めているようにただ見ているだけで胸を躍らせるものがあり、楽しくみれる~
しかし物の配置や人物の動きは緻密に計算されているようだし
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吸い殻の逆襲(2016年製作の映画)

2.8

ブリリア短編。

アニメーション技術の高さにびっくり。
そしてNHKでやってた『ニャッキ』と『ジャム・ザ・ハウスネイル』を思い出した。これらもハイクオリティなアニメーションだったと、大人になってから分
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真夜中からとびうつれ(2011年製作の映画)

2.5

横浜聡子監督作品。

よく分からなかったな…(いい意味で)

真夜中=映画=見ること/覗くこと

フレネルの光(2020年製作の映画)

3.0

ブリリア短編。

彼が父を追悼するまでの物語。その道筋は、彼ー父として直線的に進むわけではなく、富山での物語化されない断片的な出来事によって、反射して透過して散逸する。

魚の捌き方だったり、旧友と再
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ぼくらのさいご(2015年製作の映画)

2.5

カメラの前にいようとする彼らはぎこちないし、ぶっ飛んだアクションは作為を感じずにはいられない。けれど中学生のちぐはぐな身体とどうしようもない好きな気持ちが現れているようにも思える。
嫌いな素振りをして
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ただ、今をずっと。(2021年製作の映画)

3.0

「ただの友だち」の「ただ」が、ただでは済まないことが往々にあって、残酷で。

私が誰であって、どんな人に恋をして。その恋愛の自由が高まれば高まるほど、あなたをみることができなくなる。

相手の好きを尊
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それからのこと、これからのこと(2016年製作の映画)

3.0

深夜にみるんじゃなかった…
同性が存在しなった高校生活だったので、こんなことは現実に起こらないと言い聞かせている。

眩し過ぎる卒業

想いに区切りはつかず

物語られない気持ちはどこへ

マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

川和田恵真監督作品。
川和田監督は「分福」に所属し、是枝裕和さんの監督助手も務めている。そのためか、是枝監督作品のようなマイノリティと家族の連帯がリアリズムに描かれている。
そして何より主演を務めたサ
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創造的進化(2019年製作の映画)

3.0

このタイトルをみれば、即座にアンリ・ベルクソンの『創造的進化』を想起せざるを得ない。実際、本作で描かれている進化論は、ベルクソンが批判したような目的論で機械論的なものではなく、「生の活力」が爆発し、創>>続きを読む

新しい眼鏡を買わなくちゃ(2016年製作の映画)

2.5

目で見えるの?

モブコも楽しい学校生活を送ってそうでなにより。
私は真綿で首を絞められているような優しい学校生活にうんざりだけど。

記憶のミライ(2021年製作の映画)

3.1

家族を撮って、家族にしかみせないはずだったホームムービーが、知らない観客、その中の一人である〈私〉に届いてしまう未来。

子どもの動きをカメラで追うことは記録とは別に、それ自体で面白いものだ。

ホームワーク(1989年製作の映画)

4.0

アッバス・キアロスタミ監督作品。

宿題をテーマに撮ったドキュメンタリー映画。

書き取り中心で、夜遅くまでやらないといけないほど量の多い宿題。
それを教える親も教育システムの変更やそもそも親への教育
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.2

セリーヌ・シアマ監督作品。
今週の衝撃作品。90分に満たない作品なので、軽い気持ちでみたがかなり刺さった。

ままならない身体をどのように引き受けるべきか。

華奢で引っ込み思案な15歳のマリー。彼女
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トラベラー(1974年製作の映画)

4.0

アッバス・キアロスタミ監督作品。

面白い!

勉強なんて目もくれないサッカー少年が、テヘランで行われるサッカーの試合を観戦しようと奔走する話。

彼は学校をさぼり、宿題をやらないから落ちこぼれだと親
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

3.0

色調と物の配置に映画美を感じました~

物語と人物の描き方はドタバタしてた。

片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.0

片桐はいりの顔の強さよ。

「ピーコちゃん」が一番好き。

天空の下で(2021年製作の映画)

3.2

ブリリア短編。

娘を手放したマルタが抱えるのは、赤子であった。

移民として不安定に生きないといけないマルタが、目の前の赤子を育てなければならない母になってしまうことの不条理さ。

母になることは不
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリーみたので、未鑑賞のものを。
不朽の名作ですね~

彼女のドレス姿が美しいこともさることながら、身分を隠した一抹の恋路なんて最高じゃないですか。

ローマの休日の
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.8

オードリー・ヘプバーンが亡くなったのは1993年で、その後に生まれた私は一度たりとも同じ世界を生きたわけではない。けれど『ティファニーで朝食を』や『マイ・フェア・レディ』などの映画で彼女と出会い、魅了>>続きを読む

フィリピーニャ(2020年製作の映画)

3.3

ブリリア短編。

イザベルの労働に対する気怠さが映像に心地いい温度を与えている。

フィリピンの国旗がついたゴルフカートを乗り回しているのは白人男性で、この国を悠々自適に生きているのは彼ら富裕層なんだ
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鬼灯さん家のアネキ(2014年製作の映画)

3.5

今泉力哉監督作品。

吾朗を救うためのハルと水野の描き方に若干の違和感を持つ。しかしあらすじでは逃してしまう何かがこの作品にはある。

母の死=喪失から抜け出せない吾朗を気遣い、実生活に連れ出すための
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ヴァージン(2012年製作の映画)

3.5

今泉力哉監督『くちばっか』、福島拓哉監督『ゴージャス・プリンセス!』、吉田光希監督『ふかくこの性を愛すべし』の3篇からなるオムニバス作品。

以下、各話ごとにレビューする。

『くちばっか』
今泉監督
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最終頁(2021年製作の映画)

3.2

惜しまれながら、閉店になったポラン書房を追ったドキュメンタリー。

「探す楽しみ、出会う喜び」

古本屋は共有地なんです。

Forever's Gonna Start Tonight(原題)(2011年製作の映画)

3.8

エリザ・ヒットマン監督作品。
本人かどうかよく分からないyoutubeチャンネルから視聴(https://youtu.be/wdNx5VRXGeE )。

後のヒットマン監督作品に引き継がれる少女の心
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愛のように感じた(2013年製作の映画)

4.3

エリザ・ヒットマン監督作品。
月曜日の23日に鑑賞したのだが、衝撃的な作品だったため1週間ほど引きずってしまったし、憂鬱な気分になった。
けれど、いい作品。『17歳の瞳に映る世界』もよかったが、こちら
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

4.0

ジョン・カサヴェテス監督作品。

気怠さと戸惑いの映画。

ストリップクラブの締りの悪いショーといい、楽屋で準備をしている女のやる気のなさといい、どうやったらあの温度感をカメラに収められるのか不思議で
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アメリカの影(1959年製作の映画)

4.0

ジョン・カサヴェテス監督の長編デビュー作。

「スタジオを離れたロケ撮影&台本なしの即興演出と、ハリウッドのメインストリームとは著しく趣きを異にする衝撃作であり、カサヴェテスがアメリカン・インディーズ
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.8

淡く儚い若者の反抗物語。

主人公のジムやジュディ、プレイトウはそれなりに豊かな家庭環境をもっている。しかしジムは男性性を誇示できない父に不満を持ち、ジュディは父からの愛情の欠如を嘆き、プレイトウは父
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少林寺(1982年製作の映画)

3.5

壮大なロケーション、大人数の戦い、アクションが凄い!
映画でアクションを撮るためには掛け合いが大切だと思うが、少林寺拳法における型とその洗練さが掛け合いを純度の高いものにしている。それをカメラで見事に
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ニヒル(2021年製作の映画)

2.5

「みられることによって他人に規定されてしまう、他人の物になってしまう」
「自由を脅かすのは他人の眼差しだと」
そう神的な視点であるナレーションで述べる彼女は、実存主義者のサルトルを敬愛している。
その
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ボクの彼女の愛し方(2016年製作の映画)

2.0

ブリリア短編。

茶番劇。

愛と犯罪が密着する逸脱をカメラに収めているわけでもなく、
単なるエゴイズムを押し付ける欲求を、「ボクの」「愛し方」などといって勘違いしている話にしか思えない。

一文字の岐路(2021年製作の映画)

3.0

さおりでいい、

さおりがいい。

「で」の過失は修正されない。例え、3年の文脈があっても。

蛇足
ショートフィルムでありながら、彼が結婚指輪の入ったケースをどのポケットにしまうかあたふたするのを
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いちご飴(2020年製作の映画)

3.0

可愛い絵とは対照的に内容は恐ろしく、汚い。
記憶の錯綜と夢の溶解は私の身を守るためか。

アネット(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レオス・カラックス監督作品。
ダークファンタジー・ロック・オペラ・ミュージカル映画!
息すら止めて映画館でみました。予測不可能に物語が進んでいき、至高の映画体験でした!

本作は『ホーリーモーターズ』
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.9

ジョン・カサヴェテス監督作品。

本作も顔のクロースアップが多用されている。彼女の異常な振る舞いに引きつる顔たち。いつ場面が、家族が、彼女の精神がこわれていくのか。その緊張と弛緩の時間が流れていく。
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パリ、恋人たちの影(2015年製作の映画)

3.9

フィリップ・ガレル監督作品。

“浮気は男だけのもの”
“女の浮気は深刻で有害だ”
「彼はその考えが過ちで身勝手とも感じたが、頭から離れることはなかった」

仰る通りで、男の深刻で有害な考えが影のよう
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