ダグ可愛い。夕方に新しい人生を歩み出すカールからは、人生いつからでも始められるっていう思想を読み取れる。ほっこりした。
不死身の殺し屋ジョン・ウィックの闘いが、遂に完結するー
本当に観てよかった。日本版予告に登場する、『結果には原因があり、行いには報いがある』というフレーズを体現したような作品。まさに登場人物が下した>>続きを読む
肥満で苦しむチャーリーという男性。過去のトラウマ、そして自分の死と向き合う最期の時。
自分がした行為に向き合うことは、相当な覚悟と、痛みが伴う行為だと感じる。元妻メアリー・娘のエリー・宣教師のトーマ>>続きを読む
列車に乗り旅を始めるラウラとリョーハ、最悪な出会いから始まった旅は一体、どこへと行き着くのかー
独特な素朴さを感じさせられる作品。照明と画面から、ロシアの寒さがめちゃくちゃ伝わってきた感じがさせられ>>続きを読む
ディズニーキャラクター総出演。社員がいない間に写真を撮ろう!
テーマパークや社会思想に影響を与えまくった、ディズニー帝国の100年の凄みが9分でこれでもかと伝わってくる。ウォルト・ディズニーの肖像画>>続きを読む
100年ほど前の映像という程で展開される、少女が死者を蘇生させるお話。
『オオカミの家』でも見れたように、少女が生殖を伴わず親になる物語、また死者が蘇る物語であるという点で、コシーニャ&レオンの作家>>続きを読む
ブタを逃してしまったマリアが、とある家に迷い込むーそこで2匹のブタに出会う。
キャラクターを形作る粘土が崩れ、また違うものに変化していくことにより、今作の混沌とした悍ましい世界観が確立されている。キ>>続きを読む
ウェス・アンダーソン×ロアルド・ダールの短編映画化第4作目。
人騒がせなお金持ちの物語。一連の短編シリーズの中では、珍しく人の動きが大胆だったのが興味深かった。
ウェス・アンダーソン×ロアルド・ダール第3作。
結構楽しかった。終盤でネズミに似た男がネズミに扮するシーンが良かった。他の作品ではありえない光景であるかのように感じさせられた。
引退した元天才建築家は、トラブル続きの実生活の中で、ある日、南極に行こうと思い立つー
建築家としての暮らしの中で、尊厳が踏み躙られ、辛い出来事も何度も経験したバーナデット。その中でキャリアを諦め塞ぎ>>続きを読む
ウェス・アンダーソン×ロアルド・ダールの短編映画化第2作目。
今度はキャラがセリフを発しながら奥に手前に移動している。動きは単純だけど、物語は少し複雑。そして内容が重い。
いじめっ子からの重圧に屈し>>続きを読む
日常系殺し屋アクションムービー。
作り手めっちゃタランティーノ好きなんだろうな〜っていうのをひしひしと感じさせられた。田坂というキャラクターの、説教臭くてめんどくさい感じが面白いと思った。でもところ>>続きを読む
キャラクターが物語を朗読する作品。
映像に全振りして、物語を映像で語ることを諦めた作品なのかな。それがポジティブに働いてる気がする。登場人物の語りからは、ヘンリー・シュガーという人物がどう言った行動>>続きを読む
『ドクターX』の日本版のキャッチコピーをオマージュしているどころか、味方サイドに、岸部一徳さんポジションの人物が出てきて、完全にフォーマットは似ているなと思わされた本作。
冒頭で、ウナのドライバーと>>続きを読む
シリーズ3作目、ジョン・ウィックは世界中から追われる身となってしまう!
冒頭のナイフ投げ合いから、これはすごいことになるぞという予感がめちゃくちゃした。犬が人間の睾丸を噛みちぎり、当然の如く敵のアジ>>続きを読む
ロシアン・マフィアに復讐を果たしたジョン・ウィック、今度はNY中の殺し屋に命を狙われる!
ジョン・ウィックはイタリアン・マフィアに逆らい、悲惨な運命を辿る。それに比例し、前作より遥か多くの人が殺され>>続きを読む
巨大クレーターで有名な『アステロイド・シティ』、ある日そこに宇宙人がやってきた!
残念ハマらなかった。
『フレンチ・ディスパッチ』でも見られた、カラー映像の途中でところどころモノクロの映像が差し込>>続きを読む
伝説の殺し屋、華麗に復活!妻が遺した犬と、愛車の復讐は、今果たされる!
ジョン・ウィックは、敵を殺すためにヘッドショットを決めまくるし、とてつもなく強いやつだとわかっているから、どのように敵を討ち取>>続きを読む
マイルス・モラレスが迷い込んだのは、無数のスパイダーマンの秘密結社であるスパイダー・ソサエティであったー
めっちゃ帝国の逆襲感あった。前作で培われた表現技法や、革新的なマルチバースの概念の導入など、>>続きを読む
携帯電話ブラックベリーの栄光と転落の物語。
飛行機機内で鑑賞。オタクたちの友情の崩壊を描くという意味で『ソーシャル・ネットワーク』を思い出すが、今作の社長のマイクは、『ソーシャル・ネットワーク』のマ>>続きを読む
カンフーがマルチバースを救う!
残念合わなかった。違う世界にエブリンが行くときの切り替わり切り替わりのタイミングがしっかりキマっていて、人間の可能性が無限大であることが際立っていた。また、幾つもの可>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
オランダのエイントホーフェンで鑑賞。
「無自覚に他人を傷つける」という行為を人間はついついやってしまうが、それが人類の存亡を脅やかすレベルにまで到達してしまったのが、このオッペンハイマーという人間。>>続きを読む
超良かった!映画としてめちゃくちゃ楽しくアツいことは去ることながら、過去にすがることしか中年男性が、未来を生きていくことに向けて、どのようにマインドセットをしていけばいいのかを的確に描いているのが興味>>続きを読む
国際線の機内で鑑賞。
過剰なまでにゴアな、かつ切れ目のないアクションからは、いつ死ぬかわからない韓国安全企画部の緊張感が滲み出ている。誰が死ぬではなく、どう死ぬかが非常に気になって仕方がなかった。ゴ>>続きを読む
弱き者を助けるために船を引き返すヒーロー達の姿から、荒くれ者集団が真の『ヒーロー』になった瞬間を感じ取れた。冒険心を忘れないものに捧げられてる印象が強い。
予想以上に、女性達の立場に立っているオーガストを描写した映画だったという印象を受ける。
男性の加害性に苦悩するオーガストと、話し合いにより分断が浮き彫りになる女性達。信仰と性加害の結びつき方が、私自>>続きを読む
サミー・フェイブルマンズ少年は、映画に出会った。彼の心はすっかり映画の虜になっていくー
「対象を支配し制御する」ことを下敷きに作品を作ってきた映画作家が、「対象を支配し制御する」ことを題材に映画を撮>>続きを読む
呪いのテープが巻き起こす、グループの危機。
厭な映画。絶妙に最悪な状況設定・描写が続く影響で、厭な感じがめちゃくちゃ続く。ホテルに髙谷一家の霊がやってきてからは、状況的に厭さが特に増す。本当にホテル>>続きを読む
ハリウッドの光と影、サイレントからトーキーの移り変わりで翻弄されていく人々の物語。
「何か大きなものに関わりたい」「スターになりたい」、出演者から末端のエキストラ・音楽家・スタッフに至るまで、映画と>>続きを読む
他人に人生を乗っ取られる男の物語。
日本に来て『世にも奇妙な物語』を手掛けられるならば、間違いなくこの監督に手がけてほしい。ヨルゴス・ランティモスは、間違いなく人間の地位、あるいは人生そのものを略奪>>続きを読む
とんでもない作品。
エイジズム、性差別、トキシック・マスキュリニティ、マンスプレイニング、男性優位社会。グレタ・ガーウィグは、それらの、現実世界に蔓延る愚かな要素を徹底的に可視化する。キャラクターの>>続きを読む
シリーズ第7作目。イーサン・ハントは、世界の運命を脅かす「鍵」を奪取できるかー
とてつもなくいびつで変な作品。トム・クルーズに無茶苦茶なアクションやらせるためだけに、イーサンのチームの機械は故障する>>続きを読む
まだ戦争の足跡が残っていたころの、思春期の繊細な感情の物語なのかなということを感じさせられた。車とか動物の動きとかはあまりなかったけれど、その分人間の心の動きを描けているのが素敵だということを思わされ>>続きを読む
なんで映画館で見なかったんだろう、いや本当に。悔しい。それだけが悔しい。
キャラクターの行動の一つ一つによって、「完璧じゃないこと」をここまで優しく肯定してくれるのか。また、それ自身が、宿敵ハイ・エ>>続きを読む
マーリンは、最愛の実子ニモを見つけるために、何千里も旅をするー
本作は、個々の欠点と向き合いながら、なんとかして前に進もうとする魚たちの物語であると感じさせられた。マーリンは過保護・過干渉、ニモは上>>続きを読む
2023年のWBC楽しかったと、未来のいつの時点からでも、振り返っても思い出せるという点ではこの上ない作品。
日本代表という、重圧のかかった現場の最前線で奮闘する選手たちを捉えている映像としてみれば>>続きを読む