花屋に並ぶ顔しか思い出せなくなって行く寂しさを、好きで埋めることで、そこに見たことのない顔を見つけ、間違いだと嫌うことで、一体どれだけの不安が救われてしまっているのだろう。ここにあるキュビズムの視点は>>続きを読む
語り尽くせない日々のさわり。他愛のない変化のつらなり。はじまりを忘れないよう、おわりを恐れないよう、ひとつまみほどの憧れや疑いに左右される心は、大胆になれなかったあの頃のままだ。取り留めたつもりのない>>続きを読む
空を飛ぶ猫追いかけたまま、あの人はもう戻らなかった。
『すいか』から始まったであろうこのシリーズ。その集大成のような、ちょっと鑑賞後には感慨深さもあった(きっと続いていくとは思う)。映画へと舞台を移>>続きを読む
何年間と足しげく通うレンタルショップともなれば、取り扱うラインナップなど見慣れたもので、棚に並ぶタイトルを流れるように眺めていく作業にも身が入らなくなってくるもの。そんな、すっかり擦れてしまったビデオ>>続きを読む
坂元裕二を一躍有名にしたのは、80〜90年代に流行ったトレンディドラマだそうで(再放送か何かで観たことある気がする)。一見そこに原点回帰したようにも思える『大豆田とわ子と三人の元夫』だけれど、新しい試>>続きを読む
人生は走り書きで思い描くようなものじゃない。少しずつ、少しずつ、大胆になれなくても、慎重になり過ぎず、こんな未来を迎えに行けたら、そう願いながら、そう夢見ながら、描くものなんだって。うん。明日、誰かを>>続きを読む
「人生って時に拷問のようなもので、少なくとも自分にとってはそうで、なんだけど、他人のそういうあれを見て、何かを得る人もいると思うんだよ、人の振り見て?我が振り直せ的な」
「ふ〜ん、隣の芝生的な?」
「>>続きを読む