るふらんさんの映画レビュー・感想・評価

るふらん

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白い家の少女(1976年製作の映画)

5.0

自分が作った映画かと思った

この感想が適切かはわからないけど、初めてこんなこと思った
心の名作です

会話をぜんぶ覚えておきたいくらい、すごく好き 何気ない会話も
あの人にだけ心を開く気持ちが本当
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音楽(2019年製作の映画)

5.0

個人的な感情が溢れすぎて星5にせざるを得ない
10代の頃から坂本慎太郎のバンドが大好きだし、声が好きなのでこれはと思って見たのだけど
内容も独特な間の取り方もすべて好みだった

そして笑いをこらえるの
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

5.0

何年か前に2回見たんだけど、
ふと思い出して3回目を見たのでこれを機にレビューを書く

まず1941年の映画ということにびっくりしてしまう
わたしは1941年の映画について全体の感じをよく知らないけれ
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

4.8

ベン・ギャザラの慈愛に満ちた表情が、本当に本当によくて完全に惚れてしまった

とにかく映画としての物語というよりも、自分が映画の中で、知らぬ土地で、それを目撃しているような気持ちになってしまう

何か
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

-

わたしは男はつらいよを全作みているのですが、純粋にこの映画を作ってくれてありがとう、見てよかったと思える映画でした
ただ、桑田世代ではまったくないのでそこはすごく突き放されたような気持ちになって悲しか
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.8

今まで見たどんな映画よりも怖かった
怖かったと言っていいのか、でも本当の恐怖だった
なんかこういうお話って知っている気がする、というぐらいたぶん一度はみんな想像したことがあるのではないか
映画的な怖さ
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

5.0

ずいぶんと前に見て星5をつけたまま、大切な映画ではあったけどちゃんと言葉にできずにいたのでもう一度見た
わたしのお守りのような映画
絶望が光に転ずることはなく、
最悪な出来事はそのあとも最悪であり続け
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.0

ずっと主人公の頭の中にいるような感じがした。それゆえに、ストレスフルな状態がけっこう長い。
特に主人公の両親が出てくるシーンはこちらが発狂してしまいそうなほど。

救いの話だろうか、恋愛の話だろうか、
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いそしぎ(1965年製作の映画)

3.5

開始3秒で夢中になってしまうぐらい、オープニングをほんとうに愛している
カリフォルニアの自然が美しい
とにかく、海辺に立つ家とインテリアが素晴らしくそこに住んでいるのが画家という設定だけで大満足です
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グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

3.5

正直この映画、怖くてたまらなかった
自分も息ができないような気持ちに襲われてとても苦しいのですが、映画を見終わるとふっと深海の中で自由になる自分を想像してすごく満たされた

動物と心が通じるというよう
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

午前10時の映画祭にて

にぎやかな結婚披露宴の裏で、シリアスな会話が進むという対比的な撮り方が冒頭からかなり物々しい雰囲気を作り出していた
アルパチーノの目つき、表情や立ち振る舞いが劇中であまりに自
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.0

ゴッドファーザーを見にいくので、アルパチーノの予習(?)
アルパチーノ本当にかっこよかった〜

主人公が裏社会から足を洗おうとする話なので、バンバン撃って殺してという場面は少ないのだけどだからこそどう
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狼の挽歌(1970年製作の映画)

4.3

要所要所に見所が多く楽しめた
冒頭のカーチェイス、美しき悪女がクールなのと、テーマソングがかなり渋くて好き

言葉を削ぎ落としたいくつかの長めのシーンがどれもロケーションがよくて撮り方もかっこいい
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ソルジャーブルー(1970年製作の映画)

3.0

西部劇をほとんど見たことがないのに、西部劇の転換期の映画を見ようとしている
きっかけは折れた矢という作品を見たことにある
先住民と白人の共存について

主人公の女性は魅力的だったのだが、主人公が恋する
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レオン(1994年製作の映画)

-

完全版を先に見て、本当に生涯大事にしたい映画だと思いました
劇場公開版と完全版には大きな違いがあるとのことでダブルパックのDVDを入手しましたが、わたしは圧倒的に完全版が好きです
カットされている部分
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ニキータ(1990年製作の映画)

2.5

レオンが好きだからと言って、ニキータを見ることでレオンへの理解が深まるというようなことではないな

まったく無関係な映画としてみてみても、わたしはこの映画の登場人物がどうしても好きになれなかった
主人
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

見終わった直後は、心がぼろぼろになったとしか言えなかった

「まるで面白くないからな 生きていたいと思わない者を殺すのは」
生きていたいという欲を持つ人間と、心を過去に殺したまま生きている人間につい
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.0

地下鉄のザジはやかましい感じが苦手だったので、こちらはサラッとしていて安心した

サスペンスというよりはほぼロマンス映画
若気の至りと恋は盲目といった具合で、登場人物の素直さが裏目に出続けることを楽し
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パターソン(2016年製作の映画)

2.5

愛に満ちあふれた映画のようで、すごくギリギリだと思います
かなり身に覚えがある関係性だと感じた
主人公の抑制された振る舞い
愛に自信がある妻
理解することと干渉しないことの違いについて
映画を見た感想
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ベン(1972年製作の映画)

3.0

ウイラードの続編
予想に反してかなりテイストを変えてきたなと思った
前作に続きネズミに意思を持たせるか持たせないかのギリギリのラインを描くのが本当にうまい
今作ではより広い社会が舞台になっていて、
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ウイラード(1971年製作の映画)

3.0

ネズミに意思があるかのような撮り方が本当にすごい
パニック映画の部類ではあるのだが、
ネズミに意思があると思うと映画ではそんなに怖くない
本当の意味で怖かったのは、この映画を楽しんでいるこちら側が
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ドーベルマン・ギャング(1972年製作の映画)

3.0

わたしが最終的に心に残った犬はいちばんマヌケな犬
その犬の愛らしさで全て満足しそうなくらい、途中まで青春映画のようなタッチで描かれていて笑ってしまった
これはギャング映画ではなかったか?と

タイト
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.0

若い頃の加賀まりこさんが本当にかわいいのでずっと見たいと思っていた
TSUTAYAの取り寄せレンタルで念願の入手
華奢な体とツンとしたくちびる、無邪気な笑顔がパーフェクトだった
しかしながら映画の内容
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若草の萌えるころ(1968年製作の映画)

4.8

身近な人に死が迫っている時の行動として共感できるところがあった
気持ちが揺れ動いていることを、本人の仕草だけではなく新幹線から眺める景色のように配置された登場人物によって表現していることに心がざわつく
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.0

今まで本編の内容は全く知らず、知っているのは音楽のみという感じで過ごしてきたのだけど見てよかった
終始パニック!一致団結してみんなでやっつけよう!そして平和が訪れる!という想像をしていたのだけど、思っ
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

2.5

あらすじも読んでないし、メニュー画面もDVDのジャケットも見ていなかったので、あんたのタチアナかー!という感じで面食らった
なんとなく難解な雰囲気で始まることもあり、かなり身構えていたのだけど状況を理
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折れた矢(1950年製作の映画)

5.0

インディアンと白人の話を探していたら、Amazonプライムビデオにあったのでたまたま見たのだが思いの外すごくよかった
インディアンの公平な精神が、残酷なようで筋が通っていてとてつもなく好きだ
善悪
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

1.0

開始30分で寝てしまった
特に見直す気持ちもない
合わない映画もたまにはある
しかし大貫妙子の地下鉄のザジという曲はとても好きです

見えない恐怖(1971年製作の映画)

4.8

大好きな映画「フォローミー」の主演、ミア・ファローが出ていたので見た
タイトルの通り怖い映画だと思っていたのでほんとは見るつもりはなかったんだけど、ちょっと見始めたら演出の巧みさに目を見張るものがあり
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夜明けのうた(1965年製作の映画)

4.8

浅丘ルリ子の主演作を探していて見つけた映画
映像のよさだけを味わう映画かと思いきや、目が覚めるようなセリフやヒューマンドラマが繰り広げられて最後まで木々を吹き抜ける風のごとく気持ちのいいストーリーだっ
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

2.5

主人公の心の変化よりも、ヘレン・ハント演じるキャロルの人との心の通わせ方やセリフにとてもグッときた映画だった
彼女にネガティブな一面を託したくなる気持ちがとてもよくわかる

遠回しな気持ちの伝え方に
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殺し屋とセールスマン(1973年製作の映画)

3.2

最悪に最悪を重ねてさらに最悪でベタ塗りして爽快感ゼロの最悪エンドを迎える最高なストーリーです
スケールの大きい舞台設定なのに、人間同士の些細なやりとりを詰め込んで話を進めているのがすごい…
この映画を
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島の女(1957年製作の映画)

3.5

映像に派手なアクションはないものの、ストレートにロマンを感じる内容でよかった
ヒロインのフェドラは気が強くて単純で不器用な性格なのであまり好きにはなれないけど、歌が上手くて踊りが上手なところを見せられ
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

4.2

都市での暮らしと自然での暮らしの対比を、独特な映像で表現している映画
見る人によってはちょっとトラウマになるかもしれない…
アボリジニの男の子の心の機微に触れられるのがとてもよかった

姉が一貫し
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フォロー・ミー(1972年製作の映画)

5.0

大好きな映画
わたしにとってはクリストフォルーの孤独心がいちばん大事でそれこそがずっと抱えておきたいこの映画への気持ちなのですが、クリストフォルーの孤独心に触れられる人はベリンダだけなんだなと思ってや
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スティング(1973年製作の映画)

4.5

音楽も内容も小気味良いので、肩肘張らずにエンディングを楽しめる
だけれどもわたしは気になったところまで巻き戻してこれだー!を繰り返して楽しくなってほとんどもう一周見てしまった
詐欺師コンビが最高にかっ
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