もりすけさんの映画レビュー・感想・評価

もりすけ

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.6

今まで観てなかったのが恥ずかしいくらい、とても良い映画だった。ストーリー自体はもちろん、衣装の美しさや過去と現在の時系列の「綺麗な乱雑さ」などは素晴らしい。ただ、貧しい家庭という設定で、あんなにみんな>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.2

コメディとしてもよし、社会問題を抉る実話映画としてもよし、すごくいい映画。ラストの国連でのスピーチは、拙いながらもメッセージ性が強くてとても良かった。

他のレビューでも多いけど、妻のガヤトリがちょっ
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.5

シーンがほぼ夫婦の部屋だけで完結してるのは面白い。

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.7

サスペンス映画の最高傑作。まず、ストーリーの進め方が上手い。例えば、主人公が敵のスパイに架空の情報員・カプランと勘違いされるホテルでの場面。ホテルのウェイターがカプランを呼び出してる時にたまたまウェイ>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.3

ヒッチコックの『めまい』を見てるような、古き良きミステリーを見てる気にさせる作品。そのように感じていたら、実際、『めまい』をスコセッシ監督は演者にみせていたらしい。

音楽も素晴らしい。マックスリヒタ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

ストーリーの面白さのみならず、エンディングでシャーロッツビルの映像を挿入することで観客に今の米国の現実を叩きつける映画的表現は素晴らしい。

僕の中では、エンタメと政治的メッセージのバランスが良い映画
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.9

1940年、満州。神戸で貿易会社を営む福原優作は、国家機密に関わる衝撃的な光景を目にしてしまう。正義感に駆られた優作はその事実を世界に公表しようと決意するが、スパイとして疑われることになる。

彼の妻
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.1

2020年100本目!
影を使った演出、ネオンの色合いなど、ただただ映像が格好良い。そうした雰囲気もある中で、笑えるところもちらほら。あと、中国の映画は検閲が厳しそうなイメージはあったものの、結構性描
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

ビートルズを題材にしたラブコメ。特に、Help! を歌うことで人気になったものの好きな人を失う現状から抜け出したい、という心情表現は好きなシーン。

ただ、ジョンレノンのシーンは要らなかったかなー、と
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.5

SFっぽいタイトルだから、「コンタクト」とか「インターステラー」系かと思ったら「フライ」みたいなのがずっと出てくる話だった

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーのはずなのに、それぞれの人生を物語のように体感した気になる作品。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

詳しい感想は、頭が整理されてから追記しますが、時間逆行アクション付き007という感じ?

あと、時間を逆行しているからこそできる『カサブランカ』オマージュは素敵でした。

プレステージ(2006年製作の映画)

3.9

どんでん返し系の面白い映画。デビットボウイが出てたり、エンディングがトムヨークだったり、ヒロインがスカーレットヨハンソンだったり、僕的ポイント高し、な映画でした。

ただ、気になる点はちらほら。一番は
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怪談(1965年製作の映画)

4.0

ホラー映画というより、芸術性を感じる一作。日本でまだまだ白黒映画が出ていた時代のカラー映画。全てセットで撮られており、印象派の絵画を背景にした演劇を観ているような気分になる。

独特のカメラワークが良
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

木場のIMAXで鑑賞。これは、今映画館でやっている間に絶対観に行った方がいい映画。

まず、映像が美しすぎる。。。宇宙だけでなく、トウモロコシ畑も美しい。流石、撮影のためだけに作っただけある(笑)
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

このタイミングで初見。

最初の方は、妹のメカ説明とか、東アジアのカジノでドンパチとか、一度捕まえた敵に逃げられるところとか『スカイフォール』を始めとした007シリーズを観てるような感じ(オマージュ?
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

学園青春ものの映画は数あれど、これまで全く共感できず観ていない。この世界観こそ、自分が見てきた中学とか高校だったなーと。

今考えると全く意味のない「スクールカースト」を意識してもがいたり、周りに合わ
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帰ってきたムッソリーニ(2018年製作の映画)

3.0

『帰ってきたヒトラー』に触発されて作られた映画とのことだが、新聞販売所に拾われて、国中を廻り、テレビ局に取り上げられるというプロット。細かい演出も同じものが多い。

個人的にはオマージュも「パクリだ!
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.7

『パラサイト』同様、単純に格差問題を語るのではなく、ユニークな場面設定で映画的に表現するのが良い。

突撃(1957年製作の映画)

4.0

法廷でのカークダグラスの演説の長回しや1917を思わせる突撃の映像など、構図の美しさは凄まじい。

ストーリーはスカッとするものではない。ただ、それが戦争や軍隊組織の不条理さである、ということが伝わっ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.1

8月中旬からIMAXで上映中とのことで、木場109シネマズにて鑑賞。これまで、機内やDVDでは鑑賞したことがあったが、映画館で観るべき映画と実感させられる迫力。9月公開のTENETも観なければと改めて>>続きを読む

男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.8

柴又に行くことになったため鑑賞。

ちょくちょく挟まれるギャグが今でも笑えるだけでなく、泣ける場面も多く、ザ大衆映画という感じでした。特に、本当の父親の口上にしか見えない志村喬の名演技が凄い。最初の一
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.9

人間と自然の対立と調和という根底にあるテーマが『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』など後のジブリ作品と共通しており、原点とも言える作品。

上記2作品と比べると、すでに主人公(ナウシカ)たちが今の世界
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.1

本作は未見で、麻薬中毒者をバカバカ殺していたフィリピンのドュテルテ大統領が「ダーティハリー」と呼ばれていることしか知らなかった。

見てみると、映画音楽やローアングルでの撮影、クリントイーストウッドの
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

-

恥ずかしながら、初めて鑑賞。

千尋がハクと再会できるかは、自然に対する人間の向き合い方にかかっている、ということかな。

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.0

前半は展開が遅いかな?と思ったが後半からはNYの街中での尾行やカーチェイスなどスリリングな展開が面白かった。

銃撃音で終わるエンディングも素晴らしい。

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.8

「ブレードランナー」や「アースクエイクバード」など、日本が舞台やモデルの映画が多いリドリースコット監督。本作も大阪が舞台。邦画と見え方が全然違うのが面白い。梅田阪急がなんであんなにお洒落に撮れるのか(>>続きを読む

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