フランシーヌさんの映画レビュー・感想・評価

フランシーヌ

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アイ・ラブ・ユウ(1959年製作の映画)

2.0

古澤憲吾監督が最初に演出したが2作目が先に公開されたので記録上は2作目になっている。
中島そのみと何作か組んだ古澤だが魅力を引き出してはいない半端な作品。
出来が悪くて公開を見送られて2作目になったと
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囚人船(1956年製作の映画)

3.8

予想とは違い、少年達の囚人を教育する船で遠洋航海中に起きてしまう事件の話。
細かいサスペンスや伏線が効いていて稲垣が現代アクションでもやはり優れていると感心した。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

インディ新作と違いキャラクターの扱いと敬意が素晴らしい。
またマルチバースの扱いも丁寧で分かりやすい。
マーベルばかりがヒーローではないと実感させてくれる傑作。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.0

蛇足。ハリソンフォードを含め俳優達に魅力を感じない。
絵力がない。スピルバーグの絵作りは素人臭いが観客の心に響くように考えられていた。
前作で上手く終わったのに、こんな悲しい老後のインディは見たくなか
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怪物(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

同性愛を謎解きの結論に持ってきてはいるが、はっきり言ってそこに登場人物の感情を感じないただの道具にしか思えなかった。
当事者が複雑で耐えられない感情を押し殺し生きている爆発にする展開にしては物語が弱過
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太夫(こったい)さんより 女体は哀しく(1957年製作の映画)

4.2

時代劇の雄稲垣浩が撮った遊郭の話。
少し舐めていたがかなり出来の良い女性群像劇。
田中絹代から始まり渋い女優たちの競演も楽しいが、岡崎宏三の苦労したであろうカラーの映像が素晴らしい。
太夫たちの着物を
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午前零時(1953年製作の映画)

2.0

東宝のモテ男小林桂樹と久慈あさみによる恋愛映画だがまとまりが悪く観ていてイライラさせられる。
些か暴力的な三四郎藤田進の棋士が話に絡んでいるような浮いているような半端な存在が話を壊している。

警視庁物語 謎の赤電話(1962年製作の映画)

4.4

シリーズ白眉の一作。
観られるようになって良かった。
ロケ地の変貌ぶりを見るのも楽しい。

九尾の狐と飛丸(殺生石)(1968年製作の映画)

4.5

最初に観たのは多摩の都立図書館。
わざわざ行った。赤く変色した16ミリフィルムだったが現存する唯一のフィルムで鈴木英夫と増村保造が演出したアニメというなら万難を排した。
傑作。東映動画にありがちなめで
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殺されたスチュワーデス 白か黒か(1959年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

松本清張の黒い福音や増村作品、熊井啓作品にはアメリカ憎しが露骨だが、こちらは聖職者としての保護という観点で他と微妙に異なる印象。
事件に対して突破口を開いたという意味で意義ある作品となった。

かぐや姫(1935年製作の映画)

4.1

アーカイブはたまに凄く意義ある仕事をする。
これは国庫に入れて最低限利用しない限り出さない方が良い。
当時としては実に捻りが効いていて面白いが、見たがるのはせいぜい特撮マニアの一部だろうから無駄な事で
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女組長(1970年製作の映画)

2.6

江波杏子の役が期待を見事に裏切る。
何かキャスティングで損してる印象。

かくて自由の鐘は鳴る 福澤諭吉傳(1954年製作の映画)

3.0

話が散漫でテーマが絞れていない上に福澤諭吉に魅力がない。
宝田明のデビュー作で仲代達矢が唯一本名の仲代元久として出演したという意味はある。

夕映えに明日は消えた(1973年製作の映画)

4.4

数カ所で上映された記録があるので完全なオクラ作品とは言えない。
『木枯し紋次郎』第三話に良く似ているが映画としてスケールを持たせてあり配役も豪華。
東宝の内部改革の犠牲でオクラになったが内容的に問題は
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恋人って呼ばせて(1971年製作の映画)

3.3

吉沢京子はもっと映画に出て賞をバカバカ獲るべきだった。

台所太平記(1963年製作の映画)

3.5

大したドラマはないが女優の顔ぶれを楽しむには最高の映画。
オムニバスのようで本当に話はない。

甘い汗(1964年製作の映画)

4.5

名手岡崎宏三絶好調。
京マチ子と桑野みゆきの強烈な親子。ヒールの佐田啓二。
ゾクゾクする。
これが東宝作品?

助太刀屋助六(2001年製作の映画)

5.0

テレビ版を鑑賞。
もう圧倒的面白さ。リメイクしようとした岡本の気持ちがわかる。
勝手にラストを変えた某監督は万死に値する罪。

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