ゆべしさんの映画レビュー・感想・評価

ゆべし

ゆべし

マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

2.5

クイアー映画初期の傑作。80年代イギリスの経済低迷の中、ロンドン郊外で無職底辺でパキスタン移民の主人公が階級社会や人種問題やゲイである事等色んな問題にが対峙していく。若いダニエル・デイ=ルイスが格好良>>続きを読む

アカルイミライ(2002年製作の映画)

2.0

2000年代初頭ってこんなだっけ、という記憶が蘇って面白かった。まだブラウン管TVの時代でCDの貸し借りしたり茶髪にシャギーなヘアスタイルとか。そして何故かこの映画の若者はボロボロに破れた柄物の洋服を>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

2.5

アメリカ社会とメディアは秘密裏に邪悪なエイリアンに権力支配されていたという陰謀をムキムキマッチョ労働者アメリカ人主人公が知る事になり、権力に対抗するために銃を持って街に出てエイリアン支配下にある民間人>>続きを読む

マイキー&ニッキー(1976年製作の映画)

3.0

この女性監督は知らなかったがシチュエーションも役者の演技もNYの描き方全てにおいてカサヴェテス的な映画。むしろカサヴェテス監督主演として認識していたので、違う監督だった事を知って驚いた。
70年代NY
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バード(1988年製作の映画)

2.0

ジャズに造詣が深いイーストウッド監督でチャーリーパーカーの自伝、ずっと見たかったのをUNextで発見して観てみたが期待してたよりドラマが平坦だったかな。。ジャズ黄金時代の映画なのに、他のジャズマンはデ>>続きを読む

悪魔の呼ぶ海へ(2000年製作の映画)

1.5

ここまでビグロー監督にハズレ無しと信じて見てきたが、これはちょっと微妙。ビグロー独特の詩的な映像美と過去と現在が交差する演出はお見事だが、キャラクターが皆つまらない。常に咥え煙草で遠くを見つめてキザな>>続きを読む

自由が丘で(2014年製作の映画)

1.5

韓国人同士の会話以外はほぼ登場人物が皆カタコト英語で会話しているので、英語セリフがほとんど棒演技。なんか英会話学習のビデオ教材を長編映画に仕立てたみたいな映画。
カタコト英語だからセリフ演技に抑揚が無
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アタメ(1989年製作の映画)

2.5

アルモドバル映画に出てくるアパルトマンのインテリアにいつも注目して観るが、インテリアの色彩とモダンアートな家具調度品のデザインのぶっとび加減はこの作品がぶっちぎり1位。
バンデラスの引き締まった肉体、
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われに撃つ用意あり READY TO SHOOT(1990年製作の映画)

2.0

歌舞伎町で撮影するとヤクザが出てくるから相当難易度高いらしいが、オール歌舞伎町ロケで一本の映画を撮影出来てしまうのが流石、若松プロ。伊達に公安に定期的にガサ入れされてない。
1990年当時の歌舞伎町の
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

1.5

あらすじを読んでニコラスケイジのB級ホラーで最高じゃん、と思って見始めるが、話の展開が全く事前情報の復讐劇展開には向かわず、とにかくサイケデリックな色彩とカメラワークで沢山の登場人物が出てきて良くワケ>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.0

今ではmetoo運動の批判からアメリカ映画界では相当厳しい状況のウッディアレン。日本ではまだ女性人気あるがアメリカで「ウッディアレン好き」を公言するのはあまり褒められる事では無いらしい。
しかもこの作
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

3.0

「とある映画のその後を追うドキュメンタリー風映画の舞台裏映画」はポストモダン的映画の大発明。初めて見た時は衝撃的だったが久しぶりに鑑賞しても全く飽きない。ラストシーン、丘の上からオリーブ林をスーパーロ>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.0

以前に3部作を連続で見た時は、2作目の今作はどうしても「中継ぎ」感というか「オリーブ」への伏線的な位置付けの印象だったが、久しぶりに単体で見てもちゃんと一つの独立した作品として良さを見出せた。
父と息
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ナイトムーブス(1975年製作の映画)

2.5

冴えないおっさん役を演じさせたらピカイチのジーンハックマンの絶頂期、
サスペンスだけど全体的に弛緩した空気でアンチ・サスペンスな演出がノアール映画を解体して70年代アメリカンニューシネマ時代のネオ・ノ
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グラス・イズ・グリーナー: 大麻が見たアメリカ(2019年製作の映画)

2.0

やはりスヌープやサイプレスヒルらが台頭して大麻礼賛のヒップホップが大流行した90年代初頭からアメリカでも大麻解禁への風向きが変わった気がする。サタデーナイトライブの地上波生放送でサイプレスがジョイント>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

2.5

クロネンバーグの名作を数十年ぶりに。
子供の頃はトラウマだったが大人の今は特殊メイクやボディホラー世界観に意識が向いてそんなに怖くなかった

愛・アマチュア(1994年製作の映画)

2.0

90年代半ば最高の時期のユペール様にイザベルて役名でエロ知的可愛いフランス女を演じさせたのはハルハートリーがユペール信者で自分の妄想を投影するためにこの映画を作ったと思っている。
90年代NYのロケー
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The Mirror(英題)(1997年製作の映画)

2.5

『これは映画ではない』を先に見て、こちらを見たので、ネタバレ承知で観たがそれでも十分楽しめた。
映画中盤から子役の女子が「もう演技なんて嫌!」と撮影を放り出してからが本番の映画。ここからドキュメンタリ
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これは映画ではない(2011年製作の映画)

2.5

映画制作は禁止、脚本書くの禁止、でも演ずるの政府に禁止されてないから、と自宅リビングで予定していた映画シーンのセリフ読みを始めるパナヒ監督。一生懸命説明続けた後で「シーンの説明するので良いなら映画を撮>>続きを読む

人生タクシー(2015年製作の映画)

2.0

フィクションとノン・フィクションの曖昧な境目を行ったり来たり、ドキュメンタリーかと思いきやいやこれは巧妙に作られたフィクションでは?と常に疑いながら見続けてしまう。YouTubeに日々大量にアップされ>>続きを読む

遠すぎた橋(1977年製作の映画)

1.0

ダークボガード、ジーンハックマン、エリオットグールド、ジェームスカーン、と渋キャラクター俳優オールスター陣に惹かれて観るが、物語の進行が冗長、このまま3時間は無理と思って途中で1時間でギブ。この監督は>>続きを読む

ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー(1981年製作の映画)

2.5

マイケルマン脚本・監督でデビュー作、既に作風が出来上がってる。
90年代ジョンウーやタランティーノに続く「ネオ・ノアール」強盗映画の流れを作ったのはマイケルマンと思っている。ピンクや緑の色彩豊かなネオ
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日本春歌考(1967年製作の映画)

2.5

義務感で見続けている60年代の大島渚、これはかなり面白かった。繰り返される「一つでたホイのヨサホイのホイ」春歌が耳に残る良いアクセントになっていて、映像も役者も編集もどれも良し。60年代カウンターカル>>続きを読む

絞死刑(1968年製作の映画)

1.5

60年代大島渚は重そうで面倒な印象が強く、この作品タイトルからも観るのに躊躇うが、見始めると序盤は意外と喜劇調の密室会話劇で楽しめた…が後半から頭でっかち観念的な会話が続き60年代ゴダール政治映画によ>>続きを読む

ゴングなき戦い(1972年製作の映画)

2.5

1940年代からボガートと組んでハリウッド古典の数々を製作した巨匠クラスのヒューストン監督作品とは思えない程、感性がとても若々しい映画。うらぶれた街の鬱屈な青春と男臭いボクシング題材でマッチョになりが>>続きを読む

薔薇の葬列(1969年製作の映画)

3.5

60年代末の新宿駅周辺や歌舞伎町、大久保周辺等、ロケーション撮影で当時の街並みを捉えているので、いちいち画面を止めて確認してしまう。フーテンが集うメッカだった東口広場、新宿通りの紀伊国屋書店あたり等、>>続きを読む

緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

3.0

ずっと観たかったカルト映画をUnextで発見。主演の子役は後の名脇役俳優、「ブルーヴェルヴェット」のオカマヤクザ役で世間的には一番知られる(多分)ディーンストックウェルってのがまず驚き(「パリステキサ>>続きを読む

バーバー(2001年製作の映画)

1.5

未見だったコーエン兄弟作品。
こういうアメリカ田舎のちょい悪い白人おっさん役がビリーボブソーントンはハマる。ひたすら地味に淡々と、アンチクライマックスなトーン。物語に起伏はあるがそこまで没入出来なかっ
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好男好女(1995年製作の映画)

1.5

台湾史3部作の一つとして観ると「悲情城市」ほどの重厚感や衝撃度は無かったが、UNext配信で観たところ映像の画質がVHSトランスファーかよって酷さだったのでなんとも言えない。
抗日戦を描きつつ、現代の
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マルタの鷹(1941年製作の映画)

-

ジョンヒューストン監督ボガート主演のシリーズを観てみたいと思い、まずは古典から。ノアール映画のお約束が沢山詰まって映像もノアールのお手本みたいな映画でクラシックなのは理解したが集中力が足りずにプロット>>続きを読む

ホール・パス 帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>(2011年製作の映画)

1.0

オーウェンウィルソン好きなので鑑賞。最近よく聞く言葉「ホモソ」男社会の嫌な部分をきっちり抽出して下品なコメディに仕立てるとこうなる、という映画。ファレリー兄弟は「メリーに首ったけ」で大ブレイクしたけど>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

2.5

90年代半ばのカウリスマキ、カラー時代の小津っぽい色彩の撮影、構図になっていてこの辺から現在のスタイルが完成した感じ。割と最近作の「靴磨き」もほぼこのスタイルだった。やっぱりカティオウティネン出てると>>続きを読む

オースティン・パワーズ(1997年製作の映画)

1.5

97年に製作された60年代についての映画、を2021年現在に久しぶりに観ると面白さはかなり半減されていた。二十数年経ってるわけだからそりゃそうか。
おバカ映画だけどショーンコネリー時代の007とかアン
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隣のリッチマン(2004年製作の映画)

2.5

00年代初頭のベンスティラーとジャックブラックなら絶頂期、面白さが約束されてる映画。設定が面白いから最初から引き込まれて最高のコメディだった。バカっぽいジャックがなぜか凄い発明をするのに、その経緯も科>>続きを読む

A.I.(2001年製作の映画)

1.5

序盤の「家族ゲーム」パートはキューブリックらしさを感じるサイコホラー で好きだった。性的な描写が結構多いのも攻めてるスピルバーグて感じで好感度高かったが、中盤の逃亡劇になってからは蛇足キャラとハリウッ>>続きを読む

バグジー(1991年製作の映画)

2.0

90年代に製作された40-50年代ハリウッド舞台の作品はCG無し、ロケーション撮影で当時の街並みを再現度高く撮影していて素晴らしい。
砂漠の中の幻想の街ラスベガス隆盛の物語としても面白いし、ビーティ演
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