EMMAさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.0

世界は悪意に満ちている。

この悪意に満ちた世界で、
全ての人を、自分の家族かのように愛する町田くん。

バスでお年寄りや妊婦さんがいたら必ず席を譲るし、
落ち込んでる人がいたら、そっとミルクティーを
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

2.7

すれ違いがもどかしい…!

最愛の妻を亡くし、落ち込んでいた父。
そんな父の為、新しいママを見つけようと行動するジョナが可愛らしすぎた。


上手くいき過ぎかもしれないけど、
ロマンチックな映画だなあ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

文学的でとても好き。

好きなものとか感じること、
びっくりするくらい共感できる人。
語り合う時間が楽しくてしかたなくて。

だけど、時間とともに違うところがみえてくる。全て同じではないし、人は変わっ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.0


劇中で音楽はあまり使用されておらず、
日常音が美しく奏でられていたのが印象的。

キャンパスの擦れる音、
食器とカトラリーがぶつかる音。
海の全てをかき消すような波音。

主人公は画家ですが、映画自
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

滑り込み間に合った…!
IMAXレーザーの、
観る前のわくわくはたまらない。


噂には聞いてた難解さ。
たしかに私はこの映画の
ほんの一部分しかみえてないんだろうな。

でも、それを考察していく面白
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

2.8

私達は、誰もが”魔法”を持っている。

だけど、それを使う”自信”とか”方法”を
少しだけ忘れてしまっているだけなんだ。


子供の頃、ビデオで何回もみていたどれみちゃん。

私はおんぷちゃんが大好き
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.3

いやあ!熱い!
人の賑わう映画館が嬉しい…!


”胸を張って生きろ

己の弱さや不甲斐なさに
どれだけ打ちのめされようと

心を燃やせ
歯を食いしばって
前を向け

君が足を止めて
蹲っても
時間の
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.2

配信っ嬉しい!
いろんな人が勧めてくれてて
やっと観れた。

イタリア映画。
色彩がお洒落ですね。
鮮やかな色合いが素敵、好み。



世間から評価されない大学教授たちが
思いついた計画。。
それは、
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.7

”不思議な人です。
あの人の為なら何でもしてあげたいって思うっていうか。

多分それって、、
その何倍もしてもらってるって思えてるからなんじゃないかって。

多分みんな、心からそう思ってるから。”
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.4

小さい頃、年上が絶対的存在だった。
何をしても格好良くみえて、
背伸びして真似してみる。
少しでも近づきたかったから。


私が小学生のとき、近所に住んでいた子がみんな年上ばかりで、遊んで貰っていたこ
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劇場(2020年製作の映画)

4.3

生々しいほどリアルで苦しい。

”一人で大丈夫?”
”俺は大丈夫だよ”

紗季が泣きながら問いかけ、
永田が答えた
このやり取りが切なかった。


私は『いつかこの恋を思い出したらきっと泣いてしまう』
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.6

移り変わる日々。
環境も周りの人々も
永遠に同じことなどなくて。

だからこそあの人に、”今”伝えなくてはならない。

儚いこの世界で、
共に生きる一瞬一瞬の時間を大切にしたいと思った。


この作品
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.5

”生まれる前、私たちは暗闇にいた。
五感で最初に触れるのは“音”だ。

子宮で過ごす数ヵ月間、
聞こえるのは母親の鼓動や呼吸音。
そこから世界は始まった”


すごいいぃぃぃい!
私は、心地良い音楽だ
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デザート・フラワー(2009年製作の映画)

3.0

衝撃的な題材。
胸が張り裂けそうな予告を観てから
ずっと観られていなかった作品。

世界には、私が知らないことが多すぎる。


ソマリア出身の世界的トップモデル、
ワリス・ディリーが波乱に満ちた半生を
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.5

観始めてから、ずっと感じていた
違和感。

観終わって、その意味に気づいた。
直ぐに観なおすと
数々の伏線に震えた…

表情、視線。全てに意味がある。
出演者の演技力の高さを再鑑賞で
実感。。

何も
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#生きている(2020年製作の映画)

3.4

これはやばい…
Netflixランキング上位だったので気になって。

ある日、韓国で突如として謎のウイルス感染が発生!
感染した人々は次々にゾンビ化して暴走する。

電話もWi-Fiもインターネットも
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

”私たちは何にでもなれる。”

”本物も偽物もない、
信じればそれが真実”


自分とは何者なのか。

居場所のなかった者達が、
ダー子の計画によって、本当の居場所を見つけ出す…!

コンフィデンスマ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.4

「昨日まで世界中のだれもが知っていたビートルズ。
今日、僕以外の誰も知らない。」



やっぱりいい歌って、
何年たっても、何も知らずに聴いても
いいなあぁあって思うのだろう。

ビートルズを愛し、
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.1

通常版観て、もう観ないと決めていた筈なのに…あの後味を忘れたのか。。
観てしまった。。! 


この不思議な夢のような映画が
癖になってるのか。

🌺🌹🌻🌼🌷🏵️🥀🌸💮🍁☘️🌼🌻🌺

「祝祭がはじまる
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

”欠点を探すのに必死で
本当のところはみえなくなるんだ。”

”何ができて何ができないか決めつけるな。”


遺伝子操作が可能な近未来。

優秀な遺伝子を持つ"適正者"だけが
優遇される。
そこは、科
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.0

”僕が指輪を捨てに行く。
でも、道はわからない。”



ファンタジー最高ですね。
最近、ファイナルファンタジーを
少し始めてみたのもあって、、
美しい世界観に魅入ってしまった。



”つらい目にあ
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.0

”なにもかも気にいらない。
やりたいことがわからない。”


全てにムカつく。
住んでいる小さなこの街も
つまらないし退屈すぎる。

家族だって、学校だって
自分の居場所なんて本当はどこにもない。
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

2.8

ー人間は皆、自分の見たいものしか見ていないのだよー

映画を観て、思い浮かんだ
いつか聞いた言葉。



心霊術師ローラとケイトは、
死者を呼び寄せる降霊術を披露し、
美人姉妹としてお金を稼いでいた。
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.2

”僕が必ず先に君を見つける”


目覚めたら、顔が変わる。
ある日は、おじいさんに。
またある日は外国人に。

そんな毎日を過ごす中で、
主人公ウジンは恋をする。



好きな人が、毎日別人だなんて…
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.0


”君のいない世界でできることは
君の変わりを見つけること”



恋人を亡くし悲しみの中にいるトムは、葬儀に出席するために彼の故郷へ向かう。

そこで出会った恋人の兄。
その異常さに
最初、逃げ出そ
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.1

ある日、連続殺人犯にめった刺しされた
凶悪ヤクザのボス。
メンツが全てのヤクザにとって、
ただで済ませる訳には行かない。
手段は選ばず、刑事と組んで犯人を探し出す!


お互いに利用しまくれ。
捕まえ
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

4.4

あぁ、泣いた。

主人公ベータと親友トーマスの可愛らしい恋模様を想像してたけど、、
これは不意打ち。

もちろん、純粋で無邪気な2人が
とっても可愛かったですが!!


幼少期って、親の愛が欲しくて、
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.6

ああ、溜息。

美しく魅力的な青年ニコラ。
彼を想う二人の男女の
切ない関係が胸に沁みる。

本当に好きな人への不器用な会話。
みてて苦しくなる。

想いが強いからこそ、
それを隠そうとして気まずくな
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

2.9

姿が見えない少年エンジェルと
盲目の少女マドレーヌ。


ポスターの雰囲気から甘酸っぱくて
可愛らしい恋模様を想像していたのだけど、、
予想と全然違った…!


どこか夢を見ているような。。
繊細で、
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.6

美しい。。
溜息が出るほどに。


落ちてくる水。
 カラフルな服たち。
   そして、落ち葉。


感情を表すかのような美しい表現。
映像全てが1枚の絵画のよう。



何かを選ぶには、
何かを捨て
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.2

”自分が無力に思え爆発したくなる。
この町を吹っ飛ばしたい。
心の痛みをナイフで切り落としたい”
〜プロミスト・ランド〜


子供の頃、親が絶対的存在だった。
親の言うことは全て正しいと思っていた。
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.2

美しい色のコントラスト。
波にのまれていくようなグラデーション。
日常を彩る人間の感情の機微に触れ、
辛さや悲しみさえも色鮮やかに描かれる。

思ったより重いお話…
登場人物みんなに感情移入できてしま
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.2

”病める貝殻にのみ真珠は宿る。
傷ついた者だけが美しいものを作り出すんだ。”

愛だの恋だのに溺れ、
楽しみ苦しみ狂う。
狂った先が地獄でも、それは小説の舞台である。

書くためなら何でもやる…
甘い
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.7

はぁ好き…!
パパと兄が素敵です。

怒鳴ってばかりだけど、めちゃくちゃビリーのこと思っている家族達が好き。

炭鉱スト真っ只中のパパは、息子ビリーの夢を支えたいが…自らの社会的な立場もあり…
葛藤に
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

3.1

旅をしながら、
出会ういくつもの偶然で、
作品をつくる。

歳の離れた2人。
共通点はフォトグラファー。
一期一会の出会いを大切にしながら、
人と向き合い旅する様子は、
移りゆく世界で、
大切なものに
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.0

キューブリック作品。
ホラーだと避けていたけれど、ついに鑑賞。


シンメトリーな構図
真っ赤なトイレや紫の渦巻模様の絨毯

ところどころで現れる鮮やかで不気味にも感じられる色彩は、まるで猛毒を持つ花
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