フリーザさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ブレインストーム(1983年製作の映画)

3.2

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悪くないけど地味。

ブレインストームという設定1本でその利用方法やらなんやらの説明にかなりの時間を割いた中盤まではそこそこ楽しいが、後半はそのそのブレインストームがイマイチ活きていない微妙な展開。
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

3.9

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39条なんで3.9点で。
というのは冗談でかなり面白い映画だった。

90年代の邦画特有の暗さやバイオレンスで病んだ雰囲気が良い。

堤真一と鈴木京香の主演2人は言わずもがな脇を固める役者も皆良かった
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アライバル-侵略者-(1996年製作の映画)

3.0

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ボディスナッチャーもののSFサスペンス。

それなりに楽しいが主人公が常にイライラしていて疲れる。

恋人にせよ黒人の子どもにせよサブキャラの活かし方が微妙だなーと思っていたらまさかの裏切りがありビッ
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.7

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韓国産ヴィジランテもの。

割と序盤で主人公が犯人を追い詰め圧倒するという展開は中々新鮮。
流石にあんな泳がせ方しといたらまずいだろと思ったら案の定民間人に被害出しまくってるし、彼女の家族も犠牲になる
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ロビンソン漂流記(1954年製作の映画)

3.6

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定期的に観たくなるジャンルの一つである無人島に漂流物。
因みに脱獄物なんかも年一位で観たくなる。

想像していた通りの話だがなんだか妙に面白く、生命力強すぎるロビンソンによって正直そこまで島での暮らし
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.2

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面白い。

バンド映画であり父と子のヒューマンドラマでもあり。

作者の行いと作品は紐付けで考えるべきなのかということについても考えてしまう。

バンド映画として小気味良く、中盤は銃乱射事件のこと忘れ
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夜を越える旅(2021年製作の映画)

4.0

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あーこういうの好きだなぁ。

青春恋愛ホラー。

序盤はリアル路線の少しコミカルな青春物、死んだはずの小夜が出てきた辺りからはノスタルジックかつエモーショナルな恋愛物、悪夢になってからは割とコテコテの
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.3

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市川崑の金田一シリーズは全て観たがそれ以外で金田一の映画を観るのは初めて。
また、『八つ墓村』については原作未読、他の映像作品も未見。

冒頭で落ち武者が村に辿り着くシーンから急に現代の空港にシーンが
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プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.7

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女性差別が今より厳しかった時代の女性による野球リーグの話。

序盤世間から冷ややかな目で見られたり舐められまくっていた女子野球が徐々に盛り上がっていき、観客に媚びたパフォーマンスをせずともプレイで観客
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脱出(1972年製作の映画)

3.6

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川下りサスペンスの金字塔。他に思いつかないけど。
もっとアクション的なエンタメ要素強めの作品かと思ったら全然そんなことなく、良い意味で暗くドロっとしていた。

川下りのシーンはかなり尺を取っているだけ
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.6

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セットが凄い。ロングショットで大きくセットを映すシーンもあり迫力がある。
後のSF作品に影響を与えたであろう設定やキャラクター達が面白い。

しかし妙に間延びした展開とセリフによる説明が多くやたら長く
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.0

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悪くは無かったけどうーんな感じのサスペンス。

ルーニー・マーラの綺麗だけど病的なあの感じ、若干ミア・ファローっぽくもありかなり好きだなぁ。
ホラーとか出て欲しい。

ルーニー・マーラ目線からジュード
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キャスパー(1995年製作の映画)

3.5

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ファミリー向けでのんびり観れるファンタジーコメディ。

アトラクション的な屋敷の内装が楽しい。

クリスティーナ・リッチもキャスパーもかわいい。

デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

3.8

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ドタバタ青春ロックムービー。

常識や倫理的にどうななのよってシーンだらけだけど笑ってしまえる勢いがあるのが何より良い。
テンポのいい編集とキャラクターの立った主人公チームのおかげもあり愛すべきバカ高
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

1.2

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公開初日に鑑賞。
19:50からの上映でレイトショー料金にならなくてちょっと悲しい。

近年稀に観る駄作。
ホアキン・フェニックスの過剰な演技が薄ら寒いしつまらないブラックコメディなノリが終始スベって
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

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自分はヨルゴス・ランティモスアンチだけどこれはめちゃくちゃ良かった。

『籠の中の乙女』『ロブスター』『聖なる鹿殺し』『女王陛下のお気に入り』(他は観てない)はこの作品の為の血肉に過ぎなかったんだなぁ
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ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

4.0

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SFダークファンタジー。

めっちゃ良いー。
世界観と色合いが最高。
キャラクターも良い。

様々な映画の影響が感じられる。
『マトリックス』ぽいと思ったらこっちの方が先だった。

映像と音楽は最高だ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

2.5

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SFかと思って見始めたら全然違った。
映画としての出来はいいのかもしれないけど嫌な話過ぎて疲れた。

ザ・ワン・アイ・ラブ(2014年製作の映画)

3.4

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『世にも奇妙な物語』的な、ドッペルゲンガーと遭遇して〜的な話。
先日観た『もっと遠くへ行こう』とも似ている。

登場人物がほぼ4人、役者で言えば2人で舞台も限られておりかなりコンパクト。
あまり映像的
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

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実際に障害のある人達が沢山出ている。

話はかなりシンプルで昔話的な、悪いやつが悪いことして痛い目見る話。

今じゃ撮れないであろう作品で、話がどうこう以前に面白かった。

激突!(1971年製作の映画)

3.8

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ちょくちょくイベントを挟むものの、「トラックに追われる」ってだけの超シンプルなストーリー。
それでも90分間緊張が途切れることないのは凄い。

ストーリーやキャラクターではなく演出のみで面白く見せるの
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原子怪獣現わる(1953年製作の映画)

3.4

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観たことないけど『ゴジラ』っぽい。

怪獣がひたすら暴れて〜という話ではなく怪獣を見たことで異常者扱いされる主人公や徐々に周りが協力してくれるドラマパートがメイン。
時代を考えると仕方ないことだけど怪
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セッション(2014年製作の映画)

4.2

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6年振りの再鑑賞。

人が叱られてるのを延々観させられる映画なので胃がキリキリする。

諸々のヒューマンドラマを削ぎ落として主人公と教授2人のドラマにフォーカスしている構成が好き。
共に高め合っている
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

2.7

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田舎町で起こった友達の事故死を隠蔽しようとした結果色々と悪い方向に転がっていく、というブラックコメディ。
コーエン兄弟っぽいけど全体的にイマイチ。

笑うにしては妙に暗いし、大真面目に観るにはマヌケだ
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もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

3.0

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『もう終わりにしよう』と原作者が同じだそう。あっちは好きだったがこれはイマイチ。

これはしょうがないというか自分のせいなんだけど、あらすじ読んだ時にもっとエンタメしてると思ったが始まって数分で「ああ
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

3.2

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郵便配達関係ねえええと思ったけど1度あったことは2度起こる的な意味らしい。

長い。
登場人物全員人間性に問題あり。
あんま面白くない。

ニキータ(1990年製作の映画)

3.4

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女の殺し屋大好きリュック・ベッソンの初期の代表作。
レオンって人名が出たりジャン・レノが出たりしたんでファンサービスかと思ったら『レオン』より前なのね。

恋愛ものであり殺し屋であるがなんだから色々と
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.7

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全然イギリスだけどアメリカン・ニューシネマ的な、刹那的でやるせない若者の生き様。

当時のイギリスの若者文化を垣間見れた感じで面白い。

The Whoをまともに聴いたことがないので聴いてみよう。
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先生!口裂け女です!(2023年製作の映画)

3.5

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ホラーではなく青春アクションコメディ。
アクション協力に『ベイビーわるきゅーれ』の伊澤彩織!

いい意味で安っぽく漫画的な世界観・キャラクター・演出・ストーリー。
ギャグシーンなんかも今どき珍しいくら
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ALOYS/アロイス(2016年製作の映画)

3.6

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映像がとても良い。
デカめの建物の近くにポツンと人が突っ立ってるロングショットが多くて好み。

メインの登場人物はほぼ2人で話の展開もかなりミニマルな作品だが映像の良さや劇伴の上品さもあり安っぽく見え
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聖地X(2021年製作の映画)

3.6

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ホラーかと思ったらSFコメディ。
『散歩する侵略者』と原作者が同じらしいがたしかに変さの手触りが似てる。
監督は入江悠でこの人は当たり外れが大きいイメージだが今作は当たりだった。

冒頭で会話が変(面
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ぼくは怖くない(2003年製作の映画)

3.7

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南イタリアの田舎町が舞台。
サスペンスともホラーとも言える設定でかなりエグい内容だがロケーションと音楽の力で美しい作品になっている。

最後はやるせない。

悪魔の棲む家(2005年製作の映画)

2.9

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定期的に観たくなるジャンル「家ホラー」

割と初っ端から飛ばして来て色々と大味。それがいい所でもあり悪い所でもありな感じ。

夫婦が事故物件と知りながらあの家に住み始めたり、どう考えてもヤバい状況なの
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.5

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SFゾンビロマンス。最後はアクション。
もっとコミカルなのかと思ったら結構真面目。

ロミオとジュリエット的な設定でオマージュしたシーンもあり。
ゾンビがイケメン。

アンユージュアル・ネイバー(2022年製作の映画)

2.7

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ふっつーのサイコサスペンス。
初っ端から男がヤバいやつだと分かってる系なのでミステリー要素などはなく、演出やなんかで如何に緊張感を保つかって所が肝だけど全体的に何の意外性もなくそりゃそうだわなって展開
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フッテージ(2012年製作の映画)

3.0

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どことなく邦画のホラーっぽい雰囲気。
ビデオが怖い。

サイコホラー的なもんかと思ったら思いっきりオカルトだった。