ヨウさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

戦闘シーンはマジで良い!戦闘シーンは!
童心がくすぐられる様な思いで涎を垂らしながら見入ってしまった。やっぱりウルトラマンは僕たちの永遠の憧れなんだね。聳え立つ大きな巨人がその背中で見せてくれたのは未
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.2

「はい、では今から皆さんには殺し合いをしてもらいます。大人舐めてんじゃねえぞこの野郎。」

衝撃の一言から啖呵を切ったデスマッチ。しかも課せられたのは身も心も未熟な中学生。なんだこれ。地獄を超えた地獄
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.5

戦争の被害者という視点の裏側に立ってフィクションを作ったってのが偉業そのものだよね
どの時代も科学は人を狂わせるってことなのかな
「これが僕たちの作ろうとしていたものの正体なんですね」
そう言い放つ虚
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

受け入れられない悲しみに人はどう向き合うのか。遣る瀬なさと憎悪に身を任せるのか、踠き苦しみ乗り越えるのか。壮大なマルチバース間を行き交う究極の問い。魔術師サムライミが解き放った狂気度120%超えの世界>>続きを読む

害虫(2002年製作の映画)

3.9

なんて痛ましい映画なんだ………
多感な少女の悶えが私の心の叫びと共鳴する
家にも学校にもどこにも身の置き場がない
それは外の世界に求めても同じこと
私たちは単なる害虫でしかない
害虫として這いつくばる
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.3

「ずっとあなたを夢の中で追いかけてたの」
服飾デザイナーを目指す田舎娘の邁進と青春。息苦しい現実から逃れるように夢想の世界へ。そしてそれはいつしか戦慄の彼方へと辿り着く。この幻覚は何なの。真実はどこな
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.8

スッッッッゲェェェェェェ!!!!!!!!
完璧すぎた…非の打ち所がない198分…
完璧な構図のあまり前半部20分くらい夢の世界に誘われてたんだけど、そんな事実は関係ない!十分すぎるほどこの神映画の真価
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.6

うーん、ヴィランの見せ方が下手すぎないかな…マッツを起用するのならもっとできることがあったのではないかと…マッツが100%の持ち味を発揮できていない気がする…これは俳優陣の問題では全くないでしょう。(>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

僕はこの街が大好き。家族と友達と芸術に囲まれて毎日が楽しい。ずっと続くと思っていたこの生活。でもそれは突然崩れ去ってしまったんだ。プロテスタント?カトリック?宗教対立なんてよく分からないけど現実は残酷>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

何日も考え寝込んでしまうヤツだよこれ。大人と子供だけの問題じゃない。共存していく上で直面する非情な摂理、”他人とは分かり合えない”。家族であれ友人であれ皆同じ。結局僕らは他人と他人。この残酷さに希死念>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

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どうしよう😭1ミリも分からなかった😭
劇場でただ一人ポツンと取り残された気分😭
それが普通なのか、自分の鑑賞眼が終わってるのか、どっちなのよ😭
パゾリーニの映画ってこんなに難しかったんだ…絶望的なラス
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.3

非常に不思議な気持ちになる映画よね〜
大九監督は斬新な創作をするんだな〜
前半、のんちゃんと林遣都の馴れ初めにキュンキュンが止まらなくて悶え死にそうだったよ〜
お互いが絶妙な距離を保ってて今一歩踏み出
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.8

え…何これ…ヤバすぎ…
マジもんの超絶大大大傑作じゃん…
え…もう凄すぎてもはや嫉妬する…
だって僕らと同じ人間がこれほどまでに凄まじい映画を世に残したんだぜ???そりゃ嫉妬するしかないでしょ???
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.5

想像を超えた傑作だったな。
やっぱ白石監督はすげえ。
「俺はクソ人間なんだ!」どうしようもない男の慟哭が胸を掻き毟って仕方がない。全く共感はできないのだけれど感情移入が何故か止まらなくなるこの気持ち、
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.3

ようやく…ようやく…劇場版に追いつきました…!
アニメでシークレット扱いされててずっっと気になってた乙骨先輩!まさかこんな乙女な人だったなんて…まさかこんなアツい男だったなんて…ギャップ萌えが止まりま
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国道20号線(2007年製作の映画)

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授業鑑賞
あとで絶対もう一回観たい
一回目の鑑賞じゃ何も読み取れんかった
授業で富田さんからお話聴いてようやく伝えたいことを理解した模様
俺の観る目がカスだったマジで
「当たり前だと思ってた世界のベー
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典座 -TENZO-(2019年製作の映画)

4.0

授業鑑賞
生命力に満ち溢れた映画だったな
雄大な自然と身近な人間社会の相互作用的な様相が具現化されていて圧倒された
「食」への感謝をこれからも忘れちゃいけん
老師の言葉が身に沁みるぜ…
人生まだまだこ
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空白(2021年製作の映画)

4.6

もう二度と観たくない…
人間醜すぎる…
誰一人として感情移入できない…
もう人間やめたい…
心が凍りついてどうしようもない…
でもなぜだろう…
抉られた傷を浄化するような至高の感動がエンドロールに我が
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ポーラX(1999年製作の映画)

4.0

レンタルもなし。配信もなし。そんな貴重すぎるカラックスの怪作をありがたいことに劇場鑑賞。これは…エグいっすね…カラックスは元来から”痛み”を描くことに長けているが今作はその極致にあった…禍々しい邂逅と>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.1

歴代のゴッサムに敬意を払いながらより社会の歪みへ踏み込んだのが今作だと思った。闇の中で蠢く凶悪の影。数珠繋ぎとなる謎と犯罪の果てに訪れるのは絶望か、はたまた…。復讐者から救世主へ。不条理で残酷な世の中>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

4.8

再投稿

ヤバい…1年ぶりに観たっけめちゃくちゃ感動しちゃってどうしようもない…こんなに泣ける話だったっけ…🥺初めて観た時はとにかくハンスジマーの音楽ばかりに目がいってたけど再鑑賞したら繊細な人間ドラ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.4

スッゲーの観た…常識なんて全く通用しない大怪作!映し出されているもの一切合切に自分の目を疑ってしまう。悪しき事故と植え付けられた異物。宿された猟奇性と錆びた心。図らずも芽生える本物の愛。偽りの自己をか>>続きを読む

いとみち(2020年製作の映画)

4.6

まさに”等身大の私たち”を描いた映画の最高傑作。現実の至る所に撒かれた不幸の種。生きていれば心の損傷は避けられない。でもそれが人間の道。前途多難だからこそ皆で手を取り合おう!田舎町で鳴り響く三味線の音>>続きを読む

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.5

沖田修一らしさはちょっと薄かったような…でも相変わらず食事シーンは秀逸でお腹が鳴っちゃったよ。
漫画が原作なだけあって展開が奇天烈でクスッと笑みが溢れる。
みんな温かみのある人ばっかり。
ギラギラ光る
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やさしい女(1969年製作の映画)

4.1

男って女性を観念的な存在でしか捉えられないダメな生き物だよなぁって思って男である自分も何だか申し訳ない気持ちになってしまった… 女性と付き合う・結婚するのは「愛」ではなく「エゴ」のため。独りよがりにな>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

ウェスアンダーソンのやりたいこと全部やり尽くしましたよ感が凄くて非常に興味深かった。”雑誌”という特性を利用しながら其々の世界に作家性の限りを注入。読者は読者自身ではなく監督の裁量に合わせてページを捲>>続きを読む

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.1

金ローで子供の時以来に観た。
癒されたなぁ。
あの時とは違った感動があった。
何事も素直で家族思いなチャーリーの人格に学ぼうって強く思った。
ほんとに良い映画やね〜

今作の優勝は目の前でゴールドチケ
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.8

言いたいことは『蛇の道』とほぼ同じ。陰鬱で謎でしかないんだけど何故か引き込まれるんだよなぁ。

そして大杉漣wwww
哀川翔を執拗に車で追い回すシーンまじで最高やったwww
唐突にバックしてくるところ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.3

一閃の追憶から輪郭を表す永遠にも似た甘美な時間。崩壊から幸福へと遡ることで忘れ難き2人の恋の唯一無二性を強めているとはズルい。心の傷が抉られていくのと同時に微笑ましい恋模様が癒してくれるのだから。こん>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.3

いやあ好き。でもなぜ好きなのかは分からん。
こういう奇天烈な映画と俺の感性は抜群に合うのかもね。
グロテスクとミステリアスの極致にある至高の美学。レフン様の作家性が最も強烈に輪郭を表した世紀の大怪作だ
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アレクサンダー大王(1980年製作の映画)

4.0

20世紀の幕開けとともに舞い降りた英雄。それは伝説の再来か、はたまた…
高邁な理想を掲げながらも結局は独裁に走りゆく一連の流れに権力の闇や虚脱を感じる。
束の間の栄華、潰えた夢。
時代の終焉を迎えると
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ブロンソン(2008年製作の映画)

3.8

トムハーディがエロすぎます。
他に何も言うことがありませぬ。
男たる者、一度はこんな生き方をするのもありなのかなー。なんてね。笑

ブリーダー(1999年製作の映画)

4.3

なんかめちゃくちゃ好きだった…
レフン作品TOP3に入ると思う。
各々の歯車が狂っていく様子が痛々しくもあり滑稽でもあり、、、
赤色が全体のモチーフっぽくなってるから血の描写が映えるわ映えるわ。
こう
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.0

何が何だか訳の分からないまま閉幕を迎えるのに異様な面白さがある。世の中って、人間って、そう簡単に理解できるものじゃない。いや理解されてたまるかよ。そんな黒沢の思いが垣間見えた気もする。あと暗さの中で光>>続きを読む

フェイシズ(1968年製作の映画)

3.0

やべえ、ほぼ覚えてない…笑
自分でも引くほどハマらなかったのはたしか。
男がガチクズ野郎だったってのは鮮烈に記憶されている。
タイトル通り「顔」に焦点を当てた撮り方を楽しむ一本と考えた方がいいと思う。