yasuさんの映画レビュー・感想・評価

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オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

4.2

久しぶりの映画、なおかつOASISのライブ!飢餓感を満たすには最適の一本。黒電話のダイヤルを回してコンサートの予約をしたなー。ステージ前のファンとのやりとりにバンドの姿勢と愛を感じさせる絶妙の編集。コ>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.6

原題は「静かな教室」。
金八先生的な学園ドラマにはない緊張感は、人生を賭けるという選択に迫られる大人と若者達の人間関係を丁寧に描写した賜物である。
もう一つ、監督の構想が生きているのは、駅舎のシーン。
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.9

水とロープと死体を軸にストーリーがまわり出す。死体、遺体、死骸、色々呼び方があるけど、何故だろう。それは私たちが、モノゴトに意味をつける習性を持っているから。人間はラベルをつけてちょっと安心する生き物>>続きを読む

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.4

「愛には使用期限がある」本当か。そもそも愛は「使用する」ものなのか。感情を意図的に道具のように利用しているとしたら。感情は自然に人間が発露するものであるはずなのに。日常的に感情をコントロールしていると>>続きを読む

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.5

ニューヨークの家庭を舞台にした家族再生の物語。北三陸で語られた「あまちゃん」の世界が想起される。酸いも甘いも心得たばあさんと、失った時間を取り返すことができない(と思い込んでいる)母親と、今までの人生>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

時間と空間を共有していると、人はいつのまにか無言で意思が通じる空気を作り上げる。転勤先の職場で感じたアノ違和感だ。アリだって触覚を合わせたときに感じているはず。群れて生きる動物の本能的な感覚である。そ>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

ヨーロッパの5月といえば、たとえ北海沿岸であっても花が咲き誇り、生命を謳歌する季節。ダンケルクの戦いは、その中で起こった。冒頭から銃弾の雨に追われる私たちの視角の隅、民家の煉瓦塀を必死で乗り越える瞬間>>続きを読む

さざなみ(2015年製作の映画)

3.5

ともに暮らした歳月が長いほど、夫婦の仲が深まるというのは幻想である。結婚前に一緒に暮らしてみないと相性なんてわからないという人もいるが、所詮、人間は見たいものしか見えないのだ。
ただ、懐かしい思い出を
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

神ではないので、人は肉体が滅んでしまえば、復活することはないだろう。では、心が壊れた男はどう生きれば良いのだろうか。
冬のマンチェスターの海岸には絶えず雪が吹きつけるが、雲間から少しだけ陽の光がさすこ
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

無力な子供が生き延びるには、あまりに過酷な環境。広大な国土と人の海で頼れるのは本能的な危険察知能力と足の速さだけ。優しげな人を素直に信じることもできない。「それは進んでいないインドだからさ」と簡単に言>>続きを読む

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.8

大人にとっても戦争は不条理である。まして、少年兵にとっては、なおのこと。平時には信じるべき約束でさえも、戦時では簡単に破られるものと大人は言う。大人が勝手に決めたルールに縛られ、命がけの日々を送りなが>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.2

人は生まれ持った サガ と 人生で背負った ゴウ から逃れることは出来ない。たとえ、認知症になったとしても。