かもめさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

かもめ

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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.5

二人を取り巻く環境や結末は切ないが、年を重ねてから字を学ぶというハンナの勤勉さに胸を打たれる。人の心は今と昔では同じ形をしているとは限らないんだよな。

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.6

美しい女性に翻弄される、女性を愛したことのない老人…何とも残酷だ。贋作か本物か見分けることが難しいのは芸術も人間も一緒だな。

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.7

突き抜ける自信を得てから痛々しく見えていたレネーがだんだんと魅力的に見えてくる。俗に言う“美人”ではなくても自分のことを最大限に愛せたらキラリと輝く部分が浮き上がってくる。それを見つけられるのは自分次>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.7

少し前まで手の届く距離にいた自分の子どもが次の瞬間行方が分からなくなる。考えるだけで胸が張り裂けそうになった。我が子のことになれば時にはモラルも自分も失う。方法が正しいかは別として、それが親というもの>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

まあテンポの速いこと…!会話が豪速球だからこそ2つのグループの出し抜きが見応えある。「己の仕事を熟知しなさい」というセリフにはしびれた。働くからには自分に関わる事柄は全て知っておく他ないし、それがある>>続きを読む

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.4

形は違えど親子の愛は溢れていた。ただ事実を伝えずに嘘を突き通すのは果たして正解なのか?

シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.3

ジャッキーとラガルドの会話がテンポ良く進んで面白い。「ウィ!シェフ!」って一緒に言いたい

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.7

とんでもなく無責任な両親に振り回されるメイジーが聞き分けが良すぎて胸が締め付けられる。きちんと向き合えるマーゴとリンカーンに囲まれて、途中で起こされることなく夜は眠ってほしい。

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.4

全体を通して盛り上がりに欠けるが、チュ・ジフンの演技は見応えある。

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

3.7

ドイツ映画がこんなに魅力的なんて知らなかった。大人が作った規律は子どもが育むべき心の豊かさや好奇心を消失させてしまう。作られた厳しい規則からは外れても、きちんと人間として生きていくためのルールを教えて>>続きを読む

グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.6

国が理不尽に暴力をもって国民を治めるなど民主とは言えない。令和の時代でも同じようなことが起こる事実にゾッとする。どれだけ不当な扱いを受けても言葉と平和的な行動で対抗することは真の強さだと思った。

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.7

こういう目に見えない傷は周りに気付かれにくい上にいつまでも残る。傷ができた時期なんて関係ない。永遠にその人の中に染みわたってしまう。傲慢な人ほど自分の言動を省みないし、当事者意識が著しく低い。勇気を出>>続きを読む

最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.3

不覚にも前作を見ずに今作を見てしまった…これはフランスジョークなの?というくらいフランス以外の国に対する皮肉が溢れている。

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.4

子どもが恐竜島で一人取り残されても生き抜く術を身に付けていてたくましい。前作とは違って上映時間が短く、同じシリーズながらもダレずに見れた。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.3

笑いあり涙あり友情ありトラブルありなんでもあり!全てのエンターテインメントが詰め込まれた映画。でも人生の本質を教えてくれている。好きなことをやればいいという、シンプルだけどパワーを持つメッセージ。3時>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

良くできた作品だった。最後まで飽きさせないしミステリーかと思えばスリルもあって、人間ドラマも盛り込まれている。地頭が良いというのは武器になる。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.4

今作は名もなき一般人も恐竜の餌食になってより残酷だった。前作の方が好みかな。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.7

約20年前の作品とは思えないほど色褪せてないし、最後まで目が離せない展開で見ごたえがあった。こういうストーリーの主人公だいたい生命力と瞬発力の塊で面白い。

アワ・レディーズ(2019年製作の映画)

3.5

性に奔放な女子高生たちの潔さが見ていてスカッとする。「他に何か見ます?」「礼儀を見せて」の訳が最高だった。

おくりびと(2008年製作の映画)

3.9

所作もストーリーも音楽もすべてが切なく美しい。この静謐さの中で見送られる故人は安らかに旅立てる気がする。

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.4

マハーシャラ・アリの序盤にして圧倒的存在感。
シャロンに人間の本質を教える一方で、人間を壊す物を売る矛盾。終始シャロンの心の機微がありありと描かれていた。

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

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どこまでも見る人の心を抉り、目を背けたくなる現実から逃げるなと突きつけてくる。虚無感、絶望感、喪失感、無力感、並べてもどれに当てはまらない感情が心の奥で渦を巻いた。「生きる」ことが許されない世界って何>>続きを読む

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

3.6

こちらが近づけば向こうは遠のき、向こうが近づけばこちらは離れる。両親を失ったフリダの心の揺れ動きが繊細に映し出されていた。そしてどこまでもアナが可愛い。

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

こういう主人公が圧倒的に強い映画は大好物。全ての行動に一本の軸を保って信念を貫けるのは一種の才能なのかもしれない。

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.5

藤原竜也さん、本当に適役だと思う…そのキャラクターにどこまでも化けてる

キース・ヘリング〜ストリート・アート・ボーイ〜(2020年製作の映画)

3.7

ロウソクの両端に火がついている人生でありたい、なんて知的で情熱的なのか…

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.1

光も見出せない監獄の中で自分を信じて生きることほど残酷なことはない。アンディーがあの監獄の中で1番未来に目を向けていた。どんな人生でも心には常に希望と豊かさを持っていたい。

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.6

何も違和感なく見れるよく構成されたストーリーだった。最後の最後まで何が起きるか分からない映画っていい。

イーグルス・オブ・デス・メタル: パリの友に捧ぐ(2017年製作の映画)

3.9

壮絶な体験をした者だけが分かり得る、人の温かさと世界の素晴らしさ、生の実感と再認識。彼らが体験したことは想像を絶するしトラウマや恐怖は相当なものだっただろう。あの経験をした彼らが心の底から笑顔になれる>>続きを読む

歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

3.3

大変破天荒な、精神にストレスを抱えた女性2人のお話。お互い罵り合いながらも自然と引き寄せられていく様子はさながらソウルメイト。軸となるテーマは重いけど、そんなものは2人の大胆な行動のおかげで気を張らず>>続きを読む

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.0

本を貸し出すだけではなく市民のニーズを読み取り寄り添う。図書館としての役割が幅広くて驚いた。そして何より尺が長い…

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.3

「夢(探しているもの)が見つかれば遠くはない」こんな言葉を流れるように言える人っていいよな

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.4

CGが使われたりアクションシーンがあったりドタバタする映画も好きだけど、たまにはこういう静かな映画も見たくなる。悲しいことが起きても悲観的にならず流れるように自由に暮らすナタリーはすごく素敵。