chinsukoさんの映画レビュー・感想・評価

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私がやりました(2023年製作の映画)

3.2

評判がよさそうなので鑑賞

主人公のマドレーヌが殺人罪で起訴されながらも、正当防衛である事を主張し陪審員の前で「私がやりました」と罪を認める。友人で弁護人であるポーリーヌが正当防衛の正当性を言及し、検
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.0

オスク駅にまつわる呪いの正体とは

仰け反った黒服・長髪の女性がメインビジュアルになってますが、確かに冒頭に出てきます。

脚本に高橋洋、白石晃士が加わっているという事で、なんとなくJホラーを思わせる
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

中学生とヤクザのアンサンブルが素敵!

中学生の合唱部部長、岡聡実とヤクザの成田狂児がカラオケ・歌を通じて交わるナニワの人情喜劇。

決して交わることの無い2人が聡実が先生、狂児が生徒という関係で、狂
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少林サッカー(2001年製作の映画)

4.5

DVD、ブルーレイ黎明期を支えた1本

内容の面白さもさることながら、本作で思い出すのはDVD、特にブルーレイ規格が発表されて間もない頃の今のようなサブスク等無かった時代の事です。

本作を見る選択肢
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.0

スリラー映画と思いきや、違った

アデル・エグザルコプロスが主演かと思いきや、その子供、少女ヴィッキーが主人公。

ヴィッキーは嗅覚が鋭く、臭いのコレクションを瓶詰にしている。色んな臭いを調合して嗅ぐ
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.2

紀里谷和明監督の最後にして最高の作品

本作は世界が終末を迎えるというSF設定を背景に、1人で生きる女子高生の主人公ハナが人類を救うキーマンとなり、使命に奔走する姿を描いています。

ハナが見る「夢」
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

中堅の売れっ子役者のそろい踏み、松岡茉優のキレた演技が笑いのツボ

主人公の折村花子は映画監督を目指し、やっとの事で製作に取り掛かった矢先に理不尽にも降板させられ作品も取り上げられる。やけになった花子
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

2.0

ストーリー、ビジュアル全てにおいて残念

まず、ストーリーに必然性が感じられず、今何を見ているの?状態に陥ることしばしば。

ビジュアルは、主にクリーチャーについて、画面が暗くカット割りが激しいのでど
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

役者による役者のための“セミ”・ミステリー

初期設定からして何かおかしい感じ、役者の力業で突き進む。

殺人らしき事が起きる。これはオーディションで失格したという事か?

3人減った時点で、思わぬ展
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デシベル(2022年製作の映画)

3.6

サスペンス・アクションだったのに、あれ?となる

連続爆弾事件が発生し、主人公の海軍の元副長があちこち引き回され翻弄されるという話で、爆発を阻止したと思ったら違ったり、犯人のサイコっぷりも相まってスリ
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

父親ならば共感できる、ある視点の傑作

まずこういうニッチな題材を思いついたのは奇跡的です。

この罪悪感というか居たたまれない感じは、自分だったらと想像するだけで恐ろしいとさえ思います。

せっかく
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オーメン(1976年製作の映画)

4.2

ダミアンの母親はやっぱり〇〇だった

『オーメン ザ・ファースト』を見て、確か母親は山犬だったと記憶していましたが、確認の為に再鑑賞。
やっぱそうだわ。改変かね。

さて、鑑賞したのでレビューを書きま
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

安心のイーライ印スプラッター・カーニバル

監督の真骨頂、グロ描写が満載の作品です。

2007年製作の『グラインドハウス』の中のフェイク予告編を映画化しております。他には確か『マチェーテ』とかもそう
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.6

前日譚はオリジナルを超えられない

というジンクスがあるように思えますが、前日譚がオリジナルを超えたという評価は自分は聞いたことがありません。

特に1970年代にオリジナルを持つホラー・オカルト作品
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.8

新旧ゴーストバスターズが自然な形でのそろい踏みに胸熱

前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』ではカメオ的な出演だった旧メンバーが、本作ではストーリーに絡んで自然な形で集結していたのは良い所でした
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WANTED/ウォンテッド(1986年製作の映画)

3.8

1986年、ルトガー・ハウアー主演のアクション作品

『ブレードランナー』のレプリカント:ロイ役でブレイクし、その後『ヒッチャー』でヒッチハイク殺人鬼をクールに演じていたのが印象的。
『ヒッチャー』と
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.8

白いキャンパスに描かれる差別という色

12歳の主人公ポールと級友のジョニー。ジョニーは黒人でポールにとっては息の合う親友。
ポールは画家になる夢をもっていて、授業中も教師の顔を書いたりと奔放な毎日を
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恐怖の報酬(2024年製作の映画)

3.6

Netflix版、1977年版との比較

1952年版は未視聴なので、1977年版・ウィリアム・フリードキン監督作との比較です。

主な内容は一緒ですがキャラクターの違いで、77年は女性は居らず男くさ
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鯨の骨(2023年製作の映画)

2.8

『デデデデ』が好調なあのちゃん出演

主人公がマッチングアプリで呼び出した女子高生が自殺したと思ったら突然消えた。少女は明日香という名でスマホアプリの「ミミ」に自身の足跡を刻んでいて、主人公が「ミミ」
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サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

3.4

雰囲気は良いがストーリー設定に難あり

主人公、未山は不思議な力で人を癒すことができる。本作はこの「ヒーリング」をフィーチャーしていて、主人公の人間性、生活環境、共に過ごす人々にその属性を付けている。
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あしたの少女(2022年製作の映画)

3.8

実話ベースだけに、スッキリしない着地に悶々

韓国で起こった事件をベースにしたストーリーで、みる者を惹きつける構成は見事。

前半と後半で展開が分かれ、前半は高校生のソヒがインターンとしてコールセンタ
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.2

ドラマ未視聴なので登場人物の多さとストーリー展開のスピード感を凄く感じてしまいます。

キャストが凄く多いですが、ドラマのキャスト全出演という事でしょうか。2時間枠でこの多さは追いきれませんでした。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

確かに難解、登場人物多し、だが全て予習して臨む必要ありますか?

本作はオッペンハイマーの伝記映画で、オッペンハイマーの視点で語られる部分多しという風に考えると、重厚なドラマである本作は必要最低限の情
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.8

韓国産・モキュメンタリー・ホラー

『呪詛』なんて言う話題作がありましたが、それを『ほんとにあった!呪いのビデオ』風に製作している、と言う感じでした。

1992年、トンソン荘という旅館で殺人事件が発
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トランク ~走る密室~(2024年製作の映画)

2.5

「走る密室」・・・その通りだけどもっと他になかった?

どこかで見たようなシチュエーションスリラーでしたが、まあ生き埋めよりはましか。

大して驚きのない展開は、普通以下の感想。

カメラワークに拘り
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ティル(2022年製作の映画)

4.0

悲劇であり、胸糞悪いと分かっていながらも鑑賞

1955年、南部のミシシッピ州においてエメット・ティル少年が白人女性に口笛を吹いたかどで拉致され、リンチの上殺害された。
母のメイミーの元に無言の帰宅を
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.2

例えるならフリージャズ、その醍醐味が分かり辛いかも

昭和63年のバブリーな頃の銀座にて、池松壮亮演じる博と南のジャズ・ピアニストの物語。

登場人物は昭和感たっぷりで、タバコをくゆらせながら吐き出す
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.8

誘拐事件から政治スキャンダルを端的に捉えた作品

題名は誘拐犯が国会議員の宇田清治郎に宛てた脅迫文。この犯人は頭が良いのか悪いのか分からないが、清治郎に罪を認めさせる事で何か変わると思ったのか。いや、
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キラーコンドーム(1996年製作の映画)

2.3

危うくソフトを買うとこだった

ディレクターズカット版という事でブルーレイが発売されて、ジャケ写に心を奪われはしたものの買わずに、今回配信で視聴。いや~買わなくて良かった。

コンドームに歯が生えてモ
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花椒の味(2019年製作の映画)

3.8

「お父さん、仏教じゃなかったっけ?」

火鍋店を営む父の訃報に長女ユーシューは葬儀社に言われるまま中国風スタンダードな葬儀を行う。父の親族には自分が知らない異母姉妹がいることが分かる。
本作のテイスト
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隣の影(2017年製作の映画)

3.6

陰湿な隣人トラブル、リアルか虚偽か

アメリカじゃ『ネイバーズ』なんて言うブラック・コメディで隣人トラブルを笑い飛ばしたりしていましたが、本作はそうではなく、誰にでも起こりそうなリアルを描写しています
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.4

プライムで見放題になったので鑑賞。

実はフェリーニ監督作は見たことが無く(これに限らず60年代以前のイタリア映画は見たことが無い)今回初見です。

これあらすじ見ないと何が起こってるか分からんし、あ
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紅い服の少女 第二章 真実(2017年製作の映画)

3.2

赤い服の少女は何故霊になってしまったのか

前作の中途半端なホラー感は残しつつ、都市伝説として扱われる赤い服の少女霊の真実を見せつけるという内容となっておりました。

主人公のリーは幼児虐待の調査員と
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マン・フロム・トロント(2022年製作の映画)

3.0

Netflix発、アクションコメディ

面白かったのですが、絶賛とまではいかない感じでした。

ケヴィン・ハートのコメディ・センスは大したものだと思いますが、本作に於いてはイマイチだった様に思えます。
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

3.2

NETFLIX発、ファンタジー

ファンタジー冒険もので、王子が妃をめとりドラゴンの生贄に差し出すという、結婚詐欺的なテーマを含んでいて、主人公エロディがそれをどう覆すかがストーリーの肝になっています
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春に散る(2023年製作の映画)

4.2

予告を見ただけですが予想通りの展開、しかし熱く感動する

これほど予想を裏切らないボクシング映画は久しぶりです。やはりボクシング映画にハズレはありません。

ストーリーはありそうな内容なのですが、見る
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