しろくろさんの映画レビュー・感想・評価

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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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グランツーリスモ

アバンタイトルまでは良かった
レースパートは見せ方にハッタリが効いていて楽しめるがドラマパートにハリウッド的凡庸さを感じる

宮松と山下(2022年製作の映画)

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宮松と山下

そんなに懇切丁寧に説明しなくても映画は成立すると思うんだけど、作り手が自身と観客を信頼できなくて野暮ったくもったいない作品になってしまっている

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

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カンダハル 突破せよ

複数勢力の思惑入り乱れる
最後は見せ場を作ろうとしたんだろうけど、それができるんやったら最初からやったらんかいとツッコミ
アメリカとそれ以外、命の重さが違いすぎる

ガンヒルの決斗(1959年製作の映画)

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ガンヒルの決斗

スローテンポながら、なかなかおもしろい
カーク・ダグラスとアンソニー・クインの対立軸とお互い譲れない背景
ほぼ見下ろす位置にいるカーク・ダグラスが最後に見せる表情

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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大人は判ってくれない

大人が判ってくれないことを判ってしまった子供
高圧的な大人たちの描き方はキアロスタミを思い出した
人形劇に夢中になっている子供たちは映画に食い入る観客のように思える
大人か子供
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一日だけの淑女(1933年製作の映画)

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一日だけの淑女

キャプラ流のウェルメイドな話を撮ろうとしているが、作りがちょっとあまくてこれは胸焼けをおこす

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主

既視感のあるアメリカのドラマのようなサクサクと進む演出
特別深い謎があるわけではないけど伏線というかなんというかちゃんと説明はしようとしてくれる
似たようなノリ
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見えざる敵(1912年製作の映画)

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見えざる敵

カメラがフィックスのみでもあったとしても、カットバック・クロスカッティング・編集で楽しく見せることができるという映画の教科書のような作品

國民の創生(1915年製作の映画)

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國民の創生

リリアン・ギッシュが序盤は黒っぽい服装であるのに対して終盤に白いドレス姿なのが映画全体を象徴的に見せている

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

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ブラック・クランズマン

過去の出来事というエンタメの枠に収まらず現実を突きつけてくるんだけど、この類の構成は映画作品として見ると釈然としないことが多い
風と共に去りぬや國民の創生を知っているとよりお
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セル(2015年製作の映画)

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セル

最後はアンフィールドでのチャントが聴こえる
包丁から身を守るシーケンス諸々で最初から、あっコレはダメなヤツだとわかるし、見る人によってはふざけるな時間返せになるヤツだからおすすめはしないけど楽
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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グリーンブック

おもしろい
えっヴィゴ・モーテンセンって役作りしたにしてもこんなにガタイ良かったっけ?となった
ディープサウスという表現に心臓がヒヤリとする感覚がある
それにしても、お金はきっちり払
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女神の継承(2021年製作の映画)

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女神の継承

いっそ清々しい
アミニズム・シャーマニズムの敗北と勝利を同時に描く
モキュメンタリーにしてはキマりすぎた画が多すぎるが、どうしてもそれを使って作りたかった製作陣の可愛げあるところが見え隠
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儀式(1971年製作の映画)

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儀式

なるほど金田一の出てこない横溝作品
事態は解決されないまま低体温で高湿度のまま進行していく
戦後の日本が解体されないまま抱えた問題、歪な家父長制やどうしても天皇が中心となる政治的イデオロギーに
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ジオストーム(2017年製作の映画)

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ジオストーム

人間が気候変動を自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね
とブラックジャックの名言をちょっと改変したくなる
なんとも牧歌的だなぁ

一風変わったディザスタームービーでジャンル映画
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

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ギルティ

先にリメイク版を視聴済みだったので「そういうとこやぞアスガー!(ヤコブ・セーダーグレン)」とツッコミできた

同じ情報を得て映像を見ているのに、観客がそれぞれ頭に描く絵が全く異なるのが映画
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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ウエスト・サイド・ストーリー

突拍子のなさが薄れている分、照明撮影がすばらしく全体的に見やすいよう味付けされている
オリジナルで好きだった部分が悉くカット改変されててワロタ
ドクを出さずに奥さんを出
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

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ウエスト・サイド物語

美術が眼福
有名なシーンはもちろんそれ以外にも結婚のシーンや駐車場でのくだり、エンディング、エンドロールなど見どころしかない

透明人間(1933年製作の映画)

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透明人間

見えないからこそ実在することが分かる逆説的な映像と演出

地球の静止する日(1951年製作の映画)

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地球の静止する日

うっかりしている人が多い
ファーストコンタクト物にポリティカルフィクション風味をひとつまみ
冷戦当時も現在も世界の意思統一は難しい

ニューオーダー(2020年製作の映画)

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ニューオーダー

ミシェル・フランコはまだ父の秘密と今作しか見ることができてないけど、不条理な暴力装置に惹かれるものがあるんだろうか

かがみの孤城(2022年製作の映画)

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かがみの孤城

ただしイケメンに限る

赤ずきんと狼と言えば星空のダンシグドールなわけで原恵一の最新作という事で正直なところおっかなびっくりだったがこれはスマッシュヒットだった
特別気を衒った作りでは
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暗殺の森(1970年製作の映画)

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暗殺の森

全編にわたって映画オブ映画的なショットが続き、映画をコントロールする手法を見せてもらえる
その手法も統制の取れた序中盤から終盤のかなり粗く暴れる様なショットまで幅が広い

(1954年製作の映画)

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フリークスなのは俺たちもだぞとフェリーニに指摘される
罪人と天使たちの話だった

市子(2023年製作の映画)

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市子

見落としそうなさりげない演出含め良く撮られていた
わざわざ黒い服を着せているのも不思議に思ったが見終わると納得だった

他人の顔(1966年製作の映画)

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他人の顔

安部公房原作脚本ということもあり、らしさは十分に楽しめるし原作よりも内容が分かりやすくなっている
ペルソナ、アバター、ネットの匿名性、果てには自身の顔を捨てるVtuberの在り方にまで思索
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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BLUE GIANT

演奏シーンとその物語への組み込み方は古今のアニメーション史のなかでも白眉なんじゃないだろうか
原作にない音を映像作品に付け加えるという難題に果敢に取り組んで成功を果たした

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

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巴里のアメリカ人

話の内容はあってない様なもの
冒頭のジーン・ケリーのモーニングルーティンからエンディングにかけてひたすら名人芸を見せられる
楽曲、ダンス、セット、衣装どれもすばらしいけど全部まとめ
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償

映画的には特に語りしろが無い
武装して公然と急進的な左翼活動を行えばそりゃまあ目をつけられますわな

イコライザー(2014年製作の映画)

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イコライザー

正しさを振りかざしながら歩く災厄の化身
小さいエピソードの積み重ねは楽しいし説明過多でないところも良い

光に叛く者(1931年製作の映画)

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光に叛く者

香ばしいおっさんたちの合唱
らしさは随所に出ているがホークスにしてはずいぶんテンポが重たい
すでに何作か撮っているがトーキー初期ということもあって纏う雰囲気は習作のそれ

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

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殺しが静かにやって来る

この展開は反則です反則
マッチを投げ入れるシーケンスはヒリつく
あえて雪原・雪山を背景にして、白く飛んでしまわないようにするには大変な苦労があったであろうショットの数々

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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MEN 同じ顔の男たち

おもしろい
アガメムノーンとかイーピゲネイアとか鹿とかギリシャ神話どんだけ好きやねん問題
ミサンドリーとエンタメを掛け合わせるとこんな鬼子が生まれます

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

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SISU/シス 不死身の男

こんな内容なのに結構ちゃんと撮られていてそちらの方が面白い
いろんな映画の影響を受けてそうな雰囲気が楽しい
話が進むにつれて、えっそれどうなってるの?とドンドン知能指数が
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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プラダを着た悪魔

セリフ無しの映像で見せていく展開がテンポ良くて気持ちよい
ヴォーグの編集部ならあり得そうなパワハラとルッキズムの話かよケッと思うわけだけどそう感じてしまう事自体この映画に踊らされて
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

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見えざる手のある風景

日本にもカップルユーチューバーなるジャンルがあるそうで海外なら尚更活動は盛んそう
その配信や動画を見ている側が宇宙人として描かれているのは興味深い
画面を見続けそこに映るものが
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