ふがしさんの映画レビュー・感想・評価

ふがし

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怪物(2023年製作の映画)

4.5

脚本から演出から俳優陣演技から
なにからなにまですべてにおいて
「さすがです」といった感じ。

まず、小学五年生と言う極めて
微妙で物凄く難しい年頃の
自分の素直な気持ちだったり感情を表現するのがまだ
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泥の河(1981年製作の映画)

4.5

のぶちゃんのお父ちゃんお母ちゃんが
素晴らしい。

そして昔は今より人の死を
身近に感じられたのだろう。

銀子ちゃんの「石鹸の匂いがする、のぶちゃんのお母ちゃん」がとても切なかった。
銀子ちゃんの母
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

とっても綺麗な別れ方だった。

ちゃんと向き合って涙を流して
恋の始まりの中にいる若者に
ちゃんと恋の始まりの時の昔の自分達を重ねて2人で泣けて。
2人で暮らした部屋を2人で片付けて。

2人はとって
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

海辺のカフカ感と青い鳥感。

インコがとっても怖い。

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.9

美味しいものを食べて
適度な運動
呼吸を整える
美味しいコーヒーを淹れて飲む
柔らかな距離感の友人
他者と受け入れ合う
花を飾る
好きなことだけする
森や、自然とふれる
そしてたまにはオシャレをして
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

秒速5センチメートルが
すごく苦手 言の葉の庭もすごく苦手
(絵は綺麗だから風景とかリアルで好きだけど)だから、毛嫌いして見ておりませんでしたが
まんまと大号泣!
人の縁も糸の結びと同じだと。
縁結び
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.5

公開当時映画館で見て
小学生だった私は
深く理解できず
だがずっと印象に残ってて
大人になり再視聴。

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.8

仲野太賀さんの演技が心底好きで。
こちらの感情をも揺さぶる泣きを見せてくれるし
なにより演技に見えない。
きちんと生活感を見せてくれる。
父親になる自覚とか、覚悟とか、
女は責めてしまうけど。
身体の
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.5

石橋静河
池松壮亮
好きな2人

俺に任せろ
悲しいことは全部半分にしてやる

私って本当ダメな人間だよ
そっか じゃあ俺と一緒だ

愛してる。と言われるより
愛のある会話だ。

変、って世間様から勝
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

池松壮亮、伊藤沙莉
國村集さん永瀬正敏さんと
役者陣が最高だから
役者陣の演技に鳥肌
後からじわじわ
観た後にこの映画のことを数日考えてしまう引き込ませ力。

ちょっと思い出しただけ、ってタイトルにバ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.8

当たり前のルーティン的な生活の中で
詩的な瞬間って沢山あって
それだけ世界は美しいのだと思える作品でした。
例えば私もカフェでチーズトーストを食べたときにチーズトーストの詩が浮かんだりもするように。
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ミス・ポター(2006年製作の映画)

3.4

まぁ実際はこうだったとか
事実は置いておいて。

映画としてはとてもよかった。
ユアンマクレガーがとても好きなので
それ目当てで見たが
湖畔の景色が素晴らしいし
自分らしく生きてくってことの大切さを学
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あん(2015年製作の映画)

4.0

もっともっと世の中が
優しくなったら良いのに。
先入観や偏見、マジョリティで全てを判断するんじゃなくて、もっと自分の目で物事を判断する自分の頭でものを考える 
人それぞれ色んな立場色んな事情があるとい
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.9

リアリティのダンスの続編。

幸せに死ぬことを学ぶ
自分とはなにか
自分であることとはなにか

人生って何か?
生きるって何か?
頭は質問するが心は答えを知っている。

人生に意味などはない
ただ生き
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.1

映像表現、世界観寺山修司的。
とてつもない
変態なのはよくわかった。
変態は大好きだ。
生って
性って
なんだろか
死ぬとは何か 富とは何か

過去の自分を銃でぶち殺す。いいね。
育った街を出ていった
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.5

あーこれ知ってる。この気持ち私も知ってるよ…っていうラストに結構泣いた。
一緒に暮らして、いるのが当たり前で、感謝はしてるんだけどちゃんと言葉化出来なくて。2人して外の世界に逃げ出す。
2人だけの世界
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凶気の桜(2002年製作の映画)

3.5

原田芳雄をも喰う、
窪塚洋介の演技の脂の乗りっぷり…。
窪塚洋介この年代が似合うな〜…。
2000年前半時代を作った人だなぁ〜…。
桜と日本刀と血のコントラストが最早アート。
この頃の渋谷、ギラッギラ
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

3.1

ちょいと暇つぶしに観てみたら
割と入り込めた!
和彫って綺麗だなぁ〜

岩下志麻、目での演技たまらん。

夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版(1979年製作の映画)

3.8

なるほど。
坂東玉三郎さん、すごいや。
引き込ませる力。
山崎努の男のしての深みのある色気
たまらない。
ゆりさんの儚げ玉三郎も良いが
白雪姫の時の覚醒!って感じもさすが、
間の取り方から台詞回しから
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Red(2020年製作の映画)

2.5

余貴美子のセリフ
どれだけ惚れて死ねるかじゃないの?
が、刺さったが

なら子供を作るなと思う。
子供が本当に可哀想だ。
ただの女として男から愛されたいのなら
頼むからピルを飲むなり避妊具を入れるなり
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.5

悲しい
悲しくて悲しくて…
オダギリジョー、人間力…

明日のトイチは自分かもしれない。

この世界は少しの風で
すぐ変わってしまう

自分は汚れた人間だ、のところの
セリフはなんともやるせない気持ち
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.5

どうかどうか、この2人が
2人で幸せになってほしい。
心からそんなことを願わずにはいられない作品でした。
誰かを愛せること誰かから愛されることは尊くて素晴らしくて切ない。

二重生活(2012年製作の映画)

2.8

うーーーーん…悪くはないが、
私の求めていた、ロウイエフィルム
では、ない。
誰にも共感はできない。
とりあえず子供が1番かわいそう。
中国のリアル問題も織り交ぜた作品

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.2

池松壮亮すごい…。
蒼井優すごい…。
ただとにかく痛くてちゃんと重くて
結構観るのに体力いる。
ピエール瀧、褒め言葉として
ありゃかたぎの顔じゃない。
観るときのメンタルで感じ方変わりそうだけど、お二
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アレノ(2015年製作の映画)

2.0

渋川清彦さんのセックスシーンと
刺青を拝め終わりました。
映像より小説向な話なのでは?という個人的な感想

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

3.5

生々しいに尽きる
性描写、食事、流血、
何から何まで画面から匂ってくる
一緒にマッサージ店で生活をしてるような感覚になる見せ方

みんな幸せになれたのだろうか?
泣きたいのも悲しいのも盲人でもそうじゃ
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.6

ロウ・イエ監督作品初観賞
とても好み。
「才能を観た」と言っても良い。


終わり方がとても良い。
愛や恋は幻想なのか…?
永遠なことなどないから
とりあえず今は目を閉じて
次の物語へ…

愛してるな
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

なにがまともかなんてわからん
自分の物差しになるから
それぞれ狂ってる
それでいい
人には優しくしたい

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