フクイヒロシさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

フクイヒロシ

フクイヒロシ

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ゴリアテ(2018年製作の映画)

4.0

EUフィルムデーズ 2021
東京は国立映画アーカイブ
京都は文化博物館


自国の良いとこを喧伝するだけの映画ではなく
自国の現在の社会問題を扱った映画を
在日大使館を通して出品できるってことが
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ファザーフッド(2021年製作の映画)

3.5

『gifted ギフテッド』同様に父親の勝手さによって
娘があっちに預けられたりやっぱ取り戻したりってのが見てられなかった。


**


が、まずは普通に黒人俳優たちがメインキャストを占めるハートフ
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

5.0

スーパーノヴァ…星の一生の最後。爆発して数週間から数ヶ月の間明るく見え続ける。


**



以下、褒めてます。


暴力的なくらいに辛い。

こんな辛く悲しい映画をなんで見なきゃいけないのかという
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蹴る(2018年製作の映画)

4.5

本日0時で終了するサンクスシアターで駆け込み鑑賞。
いやぁ観てよかった。

電動車椅子サッカーの勝手なイメージがぶち壊されました。

公開時に宣伝は読んでいて、
電動車椅子サッカー、障害者スポーツのイ
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ほとりの朔子(2013年製作の映画)

4.5

脅威の深田晃司ワールド。
なんなのこの映画。

割と長いのに集中して観てしまった。。
ずっとずっと惹きつけられてしまった。。

なんなの深田晃司。

この人たぶん歴史に大きく名を刻む監督ですよね。
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

4.5

ナウな総理大臣を取り上げたドキュメンタリー映画。

観るのもドキドキ。。
こうしてレビュー書くのもドキドキ。。


**


菅総理大臣の経歴や功績などにもちゃん触れているし
普通に中継されている国会
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オーストリアからオーストラリアへ ふたりの自転車大冒険(2020年製作の映画)

4.5

EUフィルムデーズ 2021
東京では 国立映画アーカイブ で開催中。

EU加盟国のアニメ、スリラー、ドキュメンタリー、歴史劇、若者など多彩なジャンルの秀作が
一般520円で一本観れるよ。

上映ス
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画を面白かったという人は多いと思います。
下手したら、傑作だ!という人も結構いると思います。

そう思う気持ちを邪魔したくはない。
その感動に水差したいなんてまったく思わない。

だから、ネタバ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

やっぱね、好きなんですよ『ラ・ラ・ランド』。
『ラ・ラ・ランド』好きってちょっと恥ずかしいんですけど。

公開時に劇場で観てその時は「あぁそうですか…」くらいだったけど
「夢」っていうものに囚われて、
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逃げた女(2019年製作の映画)

4.5


全然逃げない猫と一向に帰らない男にも注目してくださいな。

四コマ映画『逃げた女』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2739
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フランクおじさん(2020年製作の映画)

4.5

親戚のおじさんがゲイだった場合。

四コマ映画『フランクおじさん』
→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2738


****
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復讐者たち(2020年製作の映画)

4.0

まだまだホロコースト関連については知らないことあるんだなと驚きました。。

そりゃ復讐したい気持ち湧き上がるよね。
ナチスドイツは負けましたっつってもナチの残党は残っていて思想も変えずに普通に生活して
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.5

【速報】すんげえから観に行って!!


予告編 https://youtu.be/xZNsQ7BA47w

人間怖い映画は多く観てきたけれど
こんなにも「早く終わってくれ」と願いながら観た映画は初め
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ラプソディ オブ colors(2020年製作の映画)

4.5

ずっとこういう映画が観たかった。

感動押し付け映画や映画賞狙い映画にうんざりしてたところに、
このゴリゴリのザラザラの人間映画!

登場人物たちが〝物語〟に奉仕しない映画。

〝感動〟に消費されない
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

またネットフリックスっぽい邦題だなぁと思っていたら
これは原題の直訳なんですね。

『愛してるって言っておくね』(If Anything Happens I Love You)


もうこの映画を見た
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.5

う〜〜〜む。。。
この映画の意図がイマイチ分からない。。


ヒルビリーの歴史や文化や問題を
生々しく語ってくれる映画かと思いきや
なんか、、世界のどこにでもある話になっちゃってない??


ヒルビリ
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ダンス・オブ・41(2020年製作の映画)

4.5

面白いけど、辛い。。。

身を引き千切られるような苦しみを体感させてくれる。。
ラストの舞踏会のシーン、辛すぎる。。


メキシコ映画おそろしい。
どういうクオリティだよ。。

**


前半はデジタ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.5

主役の田中良子という名前は
おそらく『82年生まれ、キム・ジヨン』のキム・ジヨンと同じように、多くいる名前という意味で付けられたのでは。


**



夫は元官僚の85歳の男の車に跳ねられ死亡。
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この記事は
映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』と
書籍『ゴッホの耳 ‐ 天才画家 最大の謎』の
豪快なネタバレあります。


****


まずはこの映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』は、ゴッホの視点
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.5

心が弱っていたってこともあるんですけど
もうラスト泣いて泣いて泣いて。。
やめてくれと思いましたよ。


「あぁ絶対泣いちゃうシーン来るじゃんっ!」と思ったら
その通りにスクッと立ち上がる彼よ。。
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.5

まず、この映画と関係ない話なんですが
フィルマークスなんかバグってません?
僕がフォローしてる方のレビューが更新されないんですが。。

みんなレビューが止まってるんですが、、
パソコンでフィルマークス
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.5

すごすぎて。。
タコ食べにくいよね、今後。。


**


精神を病んじゃった男性の話なので
かなり特異な状況が繰り広げられます。

タコもすごいんだけど
この主人公もすごい(変…)。

 
主人公、
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.0

フェイクニュースの映像を作るように依頼された男。

罪悪感を抱きつつも
「監督を任せてくれるっていうから…」と
大資本に利用されてしまう。

「投票権のある大人がこれを見ても信じないよな?」と救われよ
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.5

冒頭。

映像が素晴らしいし
時代を感じる美術も素晴らしい
「映像で語るぜ!覚悟しろよ!」というメッセージを感じて
これはなかなかのレベルの映画かも!

ほんとにいつかあった時代の景色、人間たちのドラ
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

■金なし、恋人なし、家なし、夢はあるけどプランなし

主人公のフランシスは27歳の見習いダンサー。ニューヨークのアパートで親友のソフィーと同居していて、当初は彼氏もいました。

しかしその彼と別れて、
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ドロステのはてで僕ら」以来、ヨーロッパ企画のファンで。
YouTubeも観たりして。
『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』も観たし。

『Every Day』の永野さんも素晴らしかったし。
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.0

すっごい今更のこと書きますけど
めっちゃ面白いじゃないですか、ドリームガールズ!!

先日観た『メイキング・オブ・モータウン』の流れでやっと初めて観ました。

全体的にはエンタメミュージカル映画なんで
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.0

ホラー映画?
白人おじいちゃんがずっとやりたい放題。
死ぬ前の夢かと思いましたよ。


この映画の制作者が伝えたい善なるメッセージがきっとあるんだと思うし
それをキャッチできた観客の皆様におかれまして
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

ドラキュラかフランケンシュタインのようなおどろおどろしい導入。

結構映像主義の映画なのね。

「バラの蕾」とつぶやいて死ぬ男。

ガリガリ博士チックな背景。


**

ピラミッド以来の豪華建築(1
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0


最初はまだモータウンはなかったから他のレコード会社からリリースした。
割と売れたし他にもヒットはあった。
だが手にした印税はたったの3ドル19セント。
当時の支払いは気分次第。
とくに黒人にはね。
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.5

面白かった。

まず映画の作りとして至極真っ当。

冒頭でこの映画のテーマを語る。


「人は彼らを嘲笑い震え上がる。
だがこれはあなた方にも起こり得たことです。
彼らも望んでこうして生まれてきたわけ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

アカデミー賞作品賞受賞作復習。

2014年の作品。
日本公開は2015年。そんなに前なんですね。

確かにエマ・ストーンもブレイク前だし
擬似全編ワンカットも今となれば「はいはい、見たことあるわ」感
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

アカデミー賞取る気マンマンの作風。

『ムーンライト』っぽくて
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』っぽくて
『スリービルボード』っぽくて。

そりゃ良かったし、そういや感動もしたし、

デヴィッド
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

4.0

王道マ・ドンソク。

ハリウッドデビュー前にマ・ドンソクの王道キャラをババーンと叩きつけておこうという映画ですよ。


****



2014年の韓国のテレビドラマ『バッドガイズ-悪い奴ら-』の劇場
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怪談(1965年製作の映画)

3.5

第38回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネートとのこと。
4本の短編からなるオムニバス。


ギリシャ生まれのラフカディオ・ハーン(ペンネームは小泉八雲)が妻の節子から聞いた伝説、幽霊話を17篇独自の解
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

原作は佐木隆三の『身分帳』。

実在の人物である田村明義と佐木隆三がかなり親密であたたかい関係を築きながら、彼の人生を取材し小説としてまとめたもの。


**


『すばらしき世界』四コマ映画→ ht
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