FumieZaoyaさんの映画レビュー・感想・評価

FumieZaoya

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Born in Gaza(英題)(2014年製作の映画)

5.0

もし、産まれた場所から一度も出る事ができず、水や電気が気まぐれに止まり、家族の誰かを失う事が日常にあり、その終わりを生きているうちに見ることは出来ないだろうと思うとしたら、はたして、子供たちは、何を選>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

5.0

ああ本当に、本当に本当にビートルズの曲はすごいんだと、たとえ現役のビートルズファンじゃなくてもそう思った。
エドシーランは素晴らしい。
それなのに、歌われたin my life は、素人のわたしがみて
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

自分が自分である事を貫く大切さや、公正さや、自己肯定感について日々伝えようと模索してるけれど、よく考えたら、私がそれをまったく体現していなかった。
それでも、それを伝えたい子供たちや、近しいひとたちは
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.5

時間が経って、このストーリーをよく思い出している事に気づく。
特別な信念で生きることの素晴らしさと、ひずみについて。
そして選ばれる少しの妥協。
でも典型的な生き方も、極端な信念や思い込みで成り立って
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

とにかくこのドラムをきいて欲しい。
浮きも沈みもせず、のれないのにのこって響く。
音も最高。

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

5.0

自分の存在が、病が、家族や愛する人を傷つける。
そんな罪と恥の意識を、軽々と、自然に吹き飛ばしていく、こんな風に、素直に、恐れずに生きたいとおもった。
そしてこんな人を、私も知ってるとおもった。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

奇妙で独特な感性で、日常の些細なこと、いつもと同じことを大切にする暮らし、そんな世界観と、ノスタルジックな音楽が、とても好きだった。
傷や障害こそが、その人に繋がる大切なものになる、そんな運命を私も感
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ポルト(2016年製作の映画)

5.0

最初は、あまりよくわからなかった。
それなのに、次の日も、その次の日も、また次の日も観たいとおもった。
美しすぎるポルトの街のノスタルジックな夜と、疲れと諦めをにじませながらも愛を渇望している二人と、
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パターソン(2016年製作の映画)

5.0

だから私は歳をとってジム・ジャームッシュがより好きになったんだと知った最高の映画。
通り過ぎる日常ですれ違う、もう二度と出会えない一瞬。
きっと頻繁に起きている答えのない毎日の中の奇跡。
わたしも痛み
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

5.0

パンズラビリンスが子供から母への愛だったのに比して、これは母から子への愛の物語だった。
「あとで今を思い出して言いたかった事が言えなかったと後悔しなくていい、全部わかってるから。」
いつもごまかしのな
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.5

いま見たらBGMみたいになっちゃうけど、やっぱり好き。
歌を聴くとテンションが上がる。

モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(2015年製作の映画)

4.0

執着して泣き叫んで傷つけあい、絶望して破綻したからこそ心が通いあう理不尽さと矛盾が、すごくわかる。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

5.0

始まりの焦点の定まらない映像がとても感覚的で美しく、それに絶妙にマッチする古臭く高揚する音楽。
なんだか重たそうなテーマに斜に構えてしまってたのに、あっという間に引き込まれた。
いつも、グザヴィエ ド
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胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

4.0

ティルダ スウィントンは圧倒的に服が似合う。
何を得たのかわからないけど、何かが残る作品。

スノーデン(2016年製作の映画)

4.5

俳優さんたちがそっくりで驚いた。
先の実録映画より、映画ゆえの緊迫感と、挿入される過去のストーリーに、より問題意識を高められた。
期待を裏切らないオリバー ストーン映画。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.5

昔はジョー ストラマー見たさに、今は懐かしくて観た。そして今の方がやっぱり楽しめるジム ジャームッシュ映画の不思議。それぞれの個性的なキャラクターやあんまり救いのない物語やそれでもなんだか滑稽な姿を、>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

4.5

写真のような、静止画的な映像に始まりからやられた。
なんだかよくわからない設定に、訳ありな感じの人たちが、むっつりとして座っている。いつの頃からか昔はちっともわからなかったフランス映画的オチのなさが大
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

4.5

ジャック ブラックがすき。こんな音楽オタクいるいるって感じが楽しい。出てくるバンド名も。テープを作るくだりはちょっとココロが痛かったけど、いつか子供とも共有して、あの空気を伝えたい。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

5.0

こんなに深いカルチャーとは知らなかった。情熱が伝わってきてなんだか共有したくなった。それにしても、この膨大な記録を残す彼の、ちょっと空気読めない無邪気な生き方を胡散臭いと思いつつ、だからこそバンクシー>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

5.0

7歳の息子と3歳の娘と鑑賞。
クリスティーナ アギレラがあんなに美しくかっこいいとは。シェールは当然。でも、ほんとは言いたくないけど、シェールを超えてた。気がする。
皆釘付け。
息子は観終わって一言「
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0

昔はちっともわからなかった気がする。
やっとジム ジャームッシュがわかるようになったのかな。今の方がずっと楽しめた。
トム ウェイツの音楽も。
ウィノナ ライダーが最高に可愛いとき。同じ格好がしたくな
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200本のたばこ(1998年製作の映画)

5.0

懐かしの映画。
今見ても断然たのしい。好きなものって変わらないのかな。ストーリーより、キャラクターとファッションが好き。
そしてコートニー ラブが、笑ったらあんなにも無垢な表情になることが毎回衝撃。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

14歳の時にみた感動を再現はできないけど、28年を経てまた味わえる唯一無二の作品。
ヒルの場面、陸橋の場面、焚き火の場面、そして何より打ち明け話し。
それがずっとずっと脳に焼き付いていたことを知った。
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

5.0

素っ頓狂なロベルト ベニーニと、人の良さそうなイギーポップと、パラノイアなトム ウェイツがすき。
BGMのように何度も観たい。

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.5

思い出した。どこかへ行く力を信じてた中学生の頃。
何十年も経ったけど、結局どこにも行ってないのかなあ。
久しぶりに昔の映画が観たくなった。
オールディーズナンバーが抜群に効いてた。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

プレイリストをシェアして街を歩き回るシーンがあまりに生き生きとしてて心に刺さった。飾らない自然な映像がとても素敵な映画。忘れかけたらまた見たい。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

感動。
変わってるのに、そんな要素をやすやすと超える力強い愛の物語だった。
心底共感した。

ニューヨーク、アイラブユー(2008年製作の映画)

5.0

好きなオムニバス形式。
時折挟まれる短い伏線もすてき。
ドレアとブラッドリー クーパーのストーリーが一番心にのこった。

未来を写した子どもたち(2004年製作の映画)

5.0

最高に素晴らしい作品。
写真を撮ることは、日常をみる視点を変えてくれる。
子供たちが、理不尽な日常をカメラを通してはじめて客観的にみたことが伝わってきた。
子供たちにカメラを渡した監督に、そして彼らと
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

5.0

もう一度観ようとはおもわない。
いまの空気にはきっとマッチしない。
でもあの時の、あの空気には最高にマッチして、ジュリエット ルイスが死ぬほど素敵だった。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

5.0

最高。
もっと、若さゆえの痛みや、斬新さに溢れた作品かと思ってた。それも好きだけど。でも、普遍的な真実を感じて、それに圧倒された。
愛だけでは救えない、と言う。本当にその通りだと思う。でもそこには愛が
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

5.0

スノーデン氏の人柄の誇張や脚色がなく、淡々とすぎるのがとてもリアル。
とても価値あるジャーナリズム映画。
グレン グリーンウォルド氏の著書はより情緒豊かで素晴らしい。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

5.0

悲しい自己犠牲の物語。
あまりに痛々しく二度とは見れないけれど。

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