黒胡椒さんの映画レビュー・感想・評価

黒胡椒

黒胡椒

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異人たち(2023年製作の映画)

3.9

Filmarks試写会で鑑賞。

アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、クレア・フォイ、ジェイミー・ベルの繊細な演技に魅了された…。
都会に住む脚本家の男が幼い頃亡くなった両親と再会し親子関係をや
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俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

3.4

子供の頃から今までずっと何かある度リッキー・スタニッキーという架空の親友のせいにして乗り切ってきた悪ガキ3人組。
ところが遂にリッキーに会わせろと周囲に詰め寄られてしまい…。

脚本が良くて最後幸せな
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.6

噂通り面白い!!我慢強いお爺ちゃんがツルハシぶん回してナチスをやっつけていく姿が爽快。
とにかくお爺ちゃんが全然死なない。
人生これぐらい諦め悪くて良いんじゃないかと思わせてくれてありがとうお爺ちゃん
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

犬小屋に監禁され育てられた子供時代を持つダグラスが、愛する犬達と共闘し、痛みを抱えながらも生き抜いていく姿に胸を締めつけられる。
妖艶でハードボイルドなダークヒーロー爆誕。
これはリュック・ベッソン完
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

既に沢山の感想を拝見してきたが、絶賛する声も一部に不満を持つ声も、両方理解できる。
ディテールにこだわった世界観は素晴らしかったし、演技も素晴らしかった。
でも確かに最新そうでいて若干遅れてる部分が見
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.4

若い凸凹警官コンビが麻薬捜査で高校生になりすまし潜入捜査…なかなか面白かった!!
ドタバタ捜査に、やり残してた青春をもう一度体験して、最後に大捕物と王道なんだけどチャニング・テイタムとジョナ・ヒルのコ
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.6

アリス・ウォーカー原作の同名小説(これを映画にしたのがスティーブン・スピルバーグ)、ミュージカル版等のいい部分を集めてミュージカル映画化した作品。

父親と結婚相手に支配され、最愛の妹とも生き別れたセ
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.2

今の時代じゃキツイ表現もあるが、まあまあ面白かった。
でも続編を見るかは悩む作品。
続編の方が面白いなら観るけど…もう少しテンポが良ければなあ。
『◯◯でヒャッハー』シリーズの方が面白いという声がある
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.4

サッカー世界ワースト1の米領サモアを一点取れるチームに変える為に、白人監督がやって来た実話ベース。
短気な熱血監督とのんびりサモア人との異文化交流が微笑ましい。
負けた事がある全ての人の心に刺さる、タ
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

同時視聴、沢山宇宙科学の解説をしてもらいながら2度目の鑑賞。
公開当時映画館で観た時は父と娘の話として観ていて感動したし、宇宙空間にいる様な緊張感で観た。
今回改めて色々な知識を入れながら観ると、更に
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.5

香港デレク・ツァン監督の『ソウルメイト/七月と安生』の韓国リメイク。
幼馴染のハウンとミソの青春の輝きが、済州島の美しさと重なり心癒やされる。
思春期から大人になり心すれ違っても不滅の友情で結ばれる2
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.4

確かに1作目のアクアマンというよりモモアマンだった感は大いにあるが、ラブ&サンダーと違い一線はギリ越えてないと思った。
かなり攻めてはいたけど。
だから面白がれたとこはある。

あと1と同じく色々要素
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

夫の死により殺人を疑われる女性作家。
目撃者は視覚障害の息子と愛犬だけ。
裁判で明らかになる出来事は何が真実で、何が嘘なのか?
白熱の法廷劇に最後まで目が離せない。
さすがアカデミー賞作品賞ノミネート
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.7

私の大好きな『キング・オブ・コメディ』を思い出させる。
ルパートとルイスは同じ病を持ってるはず。
成り上がる度に傲慢で支配的になっていく姿に恐怖と共に頼もしさも感じてしまう。
私もニーナの様にルイスの
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.8

史実を舞台にしたフィクション。
李氏朝鮮、仁祖王の時代、盲目の鍼灸師が王宮の秘密を知ってしまい、王家の争いに巻き込まれていく。
鍼灸師の運命は!?
事態が二転三転する度に手に汗握りラストまで目が離せな
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.2

実話「ゲームストップ株騒動」を映画化。
「ダムマネー(愚かな資金)」と見下される個人投資家達がSNSで集結し、ウォール街のエリートたちに立ち向かう姿は愉快痛快。
まるでスポ根漫画の様で株の上下に手に汗
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.2

シリーズ2作目もマブリー絶好調!!
フィリピンで韓国人を殺し身代金で稼いでいたヘサンと真っ向勝負!!
追う剛腕刑事ソクトの腕っぷしは勿論策士な所も頼もしい。
犯人が微妙で、ソクトと戦うとソクトが勝つと
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プレデター(1987年製作の映画)

3.5

やっぱり上手い。
移動のヘリ内だけで各キャラを印象付けるし、少ない台詞で絵で見せて行くから緊張感が高まるし、エイリアンの目線見え方を挟んで何時でも見られてる恐ろしさを伝える。
ドンパチ景気の良さは勿論
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Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

3.3

同性愛が禁止されていた70年代のロシア占領下エストニア。
そこであった青年将校と上官の実話ベースの恋愛物語。
時代に翻弄されていく2人が切なくて泣ける。
クラシックに描かれる愛の語らいは美しい。
彼ら
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.7

田舎に遊びに来た大学生グループが、地元の男二人組を殺人鬼だと誤解しするホラーコメディー。
こんなに頭を使わない&腹筋が痛い映画は久しぶり!!
最高に面白くて大満足!!高評価も納得。

殺人鬼に誤解され
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.0

ストーリ 一は面倒臭い割に余り面白くなかったが、クールでハードボイルドで美しいシャーリーズ・セロンさまを愛でる為の映画。
映像の色(ジョン・ウィック的)や衣装が綺麗でスタイリッシュ。
それでいてゴリゴ
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

北朝鮮からの決死の脱北ドキュメンタリー。
どうやって撮影したのか!?
データをどうやって北から持ち出したのか!?
…と驚く映像ばかりで、最初から最後まで臨場感と危機感で手に汗握りっぱなしだった。

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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

人を車ではねた刑事が隠蔽をはかるがもちろん一筋縄じゃいかなくて…次から次へと驚きの展開に手に汗握りっぱなし。
主人公と同じく観てて声も失い喉もカラカラ。
最後まで行ったかと思ってから更に怒涛の展開で最
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

オットーは凄く嫌なヤツだけど、実は隠せない優しさを持っている。
どうして嫌なヤツをやっているのか、知る程に泣けてくる。

トム・ハンクスの『フォレスト・ガンプ』を観た時ぐらい泣きっぱなしだった。
つい
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.8

ただのヒエラルキー逆転物では終わらないのがリューベン・オストルンド監督。
監督が毒を効かせた人間狂騒曲を観ながら笑えるかor青くなるか、全ては私達観客次第の大傑作。
あのスタートから衝撃のラスト、地獄
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

最高に面白かった!!
ヤクザのカラオケ大会でビリにならない為にヤクザ(綾野剛)が合唱部の中学男子に教えを請うっていうありえない話なんだけど、ヤクザと中学男子の人生が交わる時に大人の階段を一段上っていく
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.9

アニメを超えた最新の映像美に圧倒されて、前作以上のスケールのストーリーに夢中になって、更に情熱的な声優陣の演技にどっぷりハマって、なんて贅沢な時間だったんだ!!!!

ラストに向かいドンドン熱くなって
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

まさかあのアクションがああいう使われ方をしてたなんて!!
スリルあり涙あり笑いありの「これぞ映画!!」をまた魅せてくれた映画職人トム・クルーズに拍手したい。
飽きさせないアクション連発だし続きも期待し
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.7

この続きになる1作目『エックスX』を観てたので「だからこの人は、ああだったのか…」としみじみ。
ミア・ゴスの演技は流石だったが2作とも全く別人を演じ分けてて圧巻。
笑顔を知らないのに頑張って笑っている
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バービー(2023年製作の映画)

3.7

女にも男にも優しい目を向けてて、今までは女側or男側のみ語られた作品が多かったがともに救われるフェミ作品の最終形態だった。
今まで「片方だけ救われるんじゃ本当の平和は来ない」と思ってたから男女共に新た
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

大吟醸のように不要なものが無い極上の液体だけを抽出したようなアニメ。
宮崎駿の集大成という感じ。
ただ抽象的すぎてわからない部分もあるのは確か。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.8

噂に違わず面白かった。
オープニングからどうしてこうなった!?とは思うけど、今までの中で感じてきたローガンとチャールズのあれこれを思えば補完出来る。
最後の最後に愛と安らぎを知れたローガンが胸に迫るし
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

良かったけどもう一捻り欲しかった。
話の結末は途中で読めてしまう。
ただ、それを補うバリー・コーガンの演技力。
天使にも悪魔にも田舎者にもセックスシンボルにも見えてしまうバリーに魅了される。
ラスト、
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クリスマスを駆けぬけて(2023年製作の映画)

3.0

王道のクリスマスストーリーで楽しくドタバタ、最後はウルッときた。
最初話がわかり難いけどわかって以降はサクサク進む。
90分で見やすくてホッコリ出来るので、軽く何か観たいなって時にピッタリ。
何気にキ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

なんと4DXで鑑賞した。
炎エフェクトがあって、誰かが燃えると首の後ろが熱くなる!!
最初っから暗いムードで最後に向かってそれが加速していく感じが神がかってる。
アリ・アスター監督がどれだけ狂気にあふ
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.5

あのシーンが入ったら急に駄作感出るのなんでだろう?
私には不要なシーンだった。

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