能力のあるひとがばりばり働く姿を見るお仕事系の物語は見ていて気持ちが良いなと思います。観ているなかでのストレスが少なく、純粋に楽しめる良い映画でした。
ベンが周囲に受け入れられていくのはベンの人柄や能>>続きを読む
原作の伊坂幸太郎の真骨頂とも言えるまったく関わりのない複数の短編の重なりをひとつの物語として織りなす作風をどのように映画化しているのだろうと思っていましたが、時系列順に整理することで群像劇仕立てにして>>続きを読む
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ずっと悪い夢を見ているような映画だなという感覚があったのですが、まさしくでしたね。信頼できない語り手というやつかと思いつつ、けれど思い返してみると噛み合わなかったものがいくつも思い当たって納得できてし>>続きを読む
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恋が成就する物語ではないのに、観終わったあとに晴れやかな心で駆け出したくなるような映画でした。
恋愛映画、というよりも青春映画といったほうがしっくりくるようなお話なのかなと思います。あきらの眩しくて>>続きを読む
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長い夢を見ていたような、見終えた今でもまだ夢の続きを見ているかのような感覚です。
夢の中の夢の中の夢……深く深く階層が重なるたびに様々な記憶や事象が絡み合い、そして時間の流れも変わっていく複雑な世界に>>続きを読む
“言葉”を通して“人”を映し出す、静かで穏やかだけれど真摯で熱い物語でした。
冒頭近くの辞書を作り始める際の先生たちの言葉の数々が胸に刺さり、穏やかな映画ながらすぐに気持ちが入り込みました。
言葉は好>>続きを読む
障害を持ったひとと接するとき、意図せずに同情してしまったり、必要以上の気遣いをしてしまったり、傷つけてしまわないようにと接することをこわがってしまったり、そういったことは往々にしてあることなのではない>>続きを読む
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話題になるのが納得の面白くて楽しい、そしてメッセージ性のある映画でした。
三人の学生時代という栄光の日々は楽しくて騒がしくて馬鹿馬鹿しくて、ひたすら笑ってしまうけれどそのなかで深まっていく彼らの絆は>>続きを読む
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時間の都合でたまたま見ただけだったのですが、偶然鑑賞することができて本当に良かったと思うくらい良い映画を見たという思いが残っています。
気性が激しく堅気の世界に馴染みきれない三上のことを最初は怖いと>>続きを読む