ふゆミンさんの映画レビュー・感想・評価

ふゆミン

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ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

3.9

「ソング・オブ・ザ・シー」のトム・ムーア監督(アイルランド人)のデビュー作。ソング~から先に見てしまった。ブレンダン~の方もアカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネート。まあ、私にとってはあまりオスカー重>>続きを読む

ポネット(1996年製作の映画)

3.9

母を事故で失った4歳の女の子がポネット。フランスの話で、パパがはっきりと4歳相手にモノを言うのはお国柄だなと思った。喪失や疎外感というものを4歳なりに学んでいく。例えばキリスト教だったり、時には民間信>>続きを読む

ブラス!(1996年製作の映画)

3.9

長文で思いつくまま書いているので、まとまってません。すみません。

UK出身俳優たちのヨークシャーアクセントのセリフがなんとも味がある。主演のピート・ポスルスウェイトは、この町に撮影スケジュールに先立
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モーリス(1987年製作の映画)

4.0

長文です

公開当時から男性同士の同性愛を扱ったものだとはわかっていて、それがどうといった理由でもないのだが、わざわざ見なくても…という位置づけだった。竹宮恵子さんの「風と木の歌」などの、今でいうBL
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.7

彩度の低いビジュアルに、泥の沼に深い森。
え?ニュージーランドってこんなに暗くて陰鬱だった?

全体のストーリーの流れが少し雑な感じがした。いや、わざとなのか?作り話、映画の世界だから?

でも、セリ
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.2

アイルランドの神話に基づくアニメ寓話。主人公の一人、シアーシャの可愛さに、胸がキュンとしてしまった。
シアーシャって独特の名前だな、と調べたら、やっぱりアイルランド名らしく、ゲール語で「自由」という意
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.0

OEDには、とてもお世話になっている。その辞書の誕生の過程がこんなにドラマチックだったとは。
言葉の交換…のシーンが良かったな。
全体としては、最初のサスペンスかと思わせるシーンが長かったり、スキンヘ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.2

アメリカの大地の美しさと怖さを感じる映画だった。ノマドの人たちって、年配が多いとは…。ヒッピー世代くらいの人が多いのか?
最初、この映画のだいたいの内容聞いた時、私も将来、旅して暮らしたい、なんて思っ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

久しぶりのスパイクリー作品。さらにその才能は進化していた。実話を元にした作品なのに、なぜこんなに映画としての完成度が高いのか。いろんなものが(映像、カメラの角度、アート、音楽、色、リズム)計算されてい>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

生まれて初めてゾンビ映画をラストまで見た。笑える…みたいな映画評を見ていたけれど、私には全く笑えなかった。強いて言うなら、あの、it’s gonna end badly のくだりだけかな。
やっぱり、
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これ、遠い遠い昔に、見ようと思ってVHSビデオに録画して、そのまま見なかったヤツ。やっと見た。こんなに短い時間の作品だったなら、もっと早く見ておけばよかった。

映画の最初の、実話です、に見事に引っか
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デッドマン(1995年製作の映画)

4.5

ジャームッシュ版西部劇?と言っていいのかな。東のクリーブランド(ここは、ジャームッシュの出生地にほど近く、ストレンジャーザンパラダイスでは、ウィリーのおばさんが住んでるところという設定)から西へ向かう>>続きを読む

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.7

この作品を悪く言う人ほとんどいないんじゃないかな。映像は美しいし、演技も皆素晴らしいし、ストーリーも壮大な歴史劇なのに全く間延びしていなくて、私は夜中に3時間一気に見た。
レスリーチャンはアイドルの頃
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.6

安定のウォンカーウァイと、クリストファードイル。
映像、色、セリフがお洒落すぎる。
あっ音楽も当時のグッドセンスなチョイス。
香港のごちゃごちゃ感、香港以外に住んでる人がこう惹きつけられる光景として表
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.8

お菓子の家もこのチョコレート工場も、ほしい。ハハッ
このシュールで、カラフル天然色で、美的で、残酷で…の世界観,ティムバートン素晴らしや。
おじいちゃんの工場見学の時のツイードの服も素敵。
リス🐿もな
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

ちょっと長い予告編を見てしまい引き込まれ、GYAOで公開中だったので、全部見てしまった。
いろいろ詰まってて、後半涙腺緩んだ。
不器用だけど正直で、でもそんな彼が嘘をついたのは…ちょっとロマンティック
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

タクシードライバーと客の一期一会、ロス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキ。
日本の、大阪、とか入れてほしかったな。
笑いながら見たNYが好みかな。
お金は必要だけど重要じゃない
のセリフがよかった。
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

こういう17歳っていいなぁ、と思った。北イタリア。いい景色。冬景色もまた美しい。ティモシー・シャラメがやっぱりうまい。174センチの彼がものすごく小さく見えるオリバー役…。
私はまぁ親の年代だから、教
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

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ノースコア
オンタイムで見たことを今思い出したが、内容覚えてない
映像がグロ美しかった記憶は微かにある

アメリ(2001年製作の映画)

3.5

この監督の世界観本当にすごい。美しい。お洒落。特にアメリや他の俳優さんが着ている服の色が、もう、それ!って感じ。インテリアの色も然り。パリの街や駅の美しさも本物以上に良い。
特に前半はクスッと笑う場面
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

あー中国映画がこんな高い評価になるとは…。そして暗めの作品に高評価つけたくないのに。観終わって感情高まりすぎて、言葉がうまく浮かばない。

デビッド・シルビアンのTwitterで知ったこの映画だけど、
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.2

砂漠の茶色、黄土色の中、教会の宗教壁画、ピアノの音、水、注射するときのガラスの音、挿入音楽、と、視覚も聴覚も刺激される。
そして、愛と想い。でも不倫は個人的に嫌いなんだよなぁ。不倫じゃなきゃこの物語成
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.0

ここんとこ、外しまくってる
ヴェニスに死すの、美少年、ビョルン・アンドレセンがヒゲのスウェーデン人おじいさんで出てた

シャイニング(1980年製作の映画)

2.0

ジャックニコルソンが熱演していて、すごかった。この撮影の後、どれだけ疲れただろう…と。ウェンディ役の女優さんも。
原作との違いや、辻褄合わないところが、ウームという感想。辻褄は合わせなくてもいいのかも
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.0

実話をもとに描かれているけれど、とても映画的に、少しファンタジーとして描いてある

子供たちの情景と、ギターサウンドが、現実逃避の時間をうまく演出していたと感じた

ちょっと長かったな

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

コロナで雇い止めにあったり、わたし自身もものすごくきつい一年だった。
この映画を見ていると、あの時の心の重さを感じていなければならなかった。

どうしようもないことが続いて、法の補助の受け皿からはこぼ
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美しき諍い女(いさかいめ)(1991年製作の映画)

3.5

久しぶりに映画が見れた。なのにこの長尺!
バルザックの知られざる傑作を脚色したというこの作品。映画的によくできているな、と思う。
芸術、人間、神、生命
きっと私は死ぬまで理解できないだろう
ジェーン・
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.4

映画的だったと思う
あんな設定ありえないし
すぐバレるだろ
でも訴えたいことは深いと思う
格差だけでなく
沢山のメッセージがあって

でもね、好きな映画ではなかった

韓国すごいな
高みも痛みも持って
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

なんだろう、この鑑賞後感。不思議な魅力の映画だった。
昔住んでたロンドン、遊びに行ったウィンブルドン、ずっと通ったパリの街がとてもとても懐かしかった。
アマンダもダビッドもレナも、みんなが心に思うこと
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ジャック(1996年製作の映画)

2.5

授業で鑑賞
コッポラ監督作だとは…。
蝶々とか、靴を履いた足元のアップが印象に残った

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.7

自分のこれからの生き方について、考えさせられたな。冴えないおばあさんも嫌だし、若さを捨てきらない美魔女も嫌だし。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.9

見終わって、体力気力使い果たした
嘘だろ?と思ったけど
見てよかった

人生万歳!(2009年製作の映画)

3.8

クセがあってなんか良い
ウッディアレン作品の中でもかなり私と相性良いな

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.9

なぜ今まで見なかったんだろう。
大好きなヴェンダース監督作。
言葉にできないけれど、あの色彩、
風景、出演者たちの服の色、画面の中でのレイアウト、つい微笑んでしまうシーン、全て好きだった。
主役のハリ
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