面白かったけど、正直結論がまったくもって私に合わない…
事前評で言われていた通りのレズビアンの映画で、なるほど、と思う部分はすごくあった。母親にレズビアンであることを認めて貰えない、ガールフレンドをガ>>続きを読む
いい映画だったな…
冒頭の飛行機のエンジン音にゾッとさせられた(もうあの場面を何度もドキュメンタリーや映画で見てきたから)のはかなり怖かったが…
人間は数字じゃなく、その中に生きてきた膨大な時間があっ>>続きを読む
普通になりたい欲望と人を食いたい欲望の狭間で、愛を求め孤独から逃れようともがく青春映画だった。とてもよかった…"こんな自分に望んでなったわけじゃない"という悔しさと、孤独感からクィアネスの輪郭を描き出>>続きを読む
とってもおもしろかった!もう数年待ってたからねこの映画のこと…
もし船が沈没し無人島に数人が漂着したら、いったいその小さな人間集団にどんな権力のダイナミクスの変化が起きるのか?ということを実験したよう>>続きを読む
年輪のように積み重なる色々な人生の軌跡、その通過点にあるエンパイア劇場。その劇場の持つ"光"の話だったなあと思う。
自分の人生は自分のもの、立場の弱さゆえに虐げられる登場人物たちの生き様からそんなこと>>続きを読む
面白かった!!
"聖性"とはなんたるものか、それを様々にふるいにかけるストーリーテリングが好き。結局この映画は神の実在を信じちゃいないな、というのがこの映画に対して抱いた感想だった。
あと結局ベネデッ>>続きを読む
今回のリバイバル上映で初めて見ることになったのだがとても良かった…後半の沈没していく船内と人間のパニックの様が映画館の大画面だと迫力がすさまじかったのと、ジャックとローズが思いを寄せ合うさまがすごく丁>>続きを読む
正直なとこもうマルチバースの話をされるのに疲れ始めてしまって、なんか知らない世界の話にわくわくするより先に「またマルチバースか」になり始めてるのがかなり悲しい。
結構もう「知らない世界の話」でワクワク>>続きを読む
極限まで事前の期待値を下げてったおかげか、見ていても案外イケるな?とは思ったものの、色んなものを突っ込んでジャズ味に染めた闇鍋映画だったな…という印象しかない…合わんわ…
きっと監督が愛しいつかその愛>>続きを読む
すごくキリスト教的な「赦し」についての話だったように思う。
銃の事件で加害者と被害者の息子を失った両親の対話に、果たして「和解」や「癒し」などありうるのか?ということばかりが頭を離れなかった。結局、生>>続きを読む
この映画の前半を見ていて思い浮かんだのがアンドリュー・ヘイの『ウィークエンド』だったので、本当に、ゲイの映画として、ゲイのための映画を作ってくれたんだなあと思った。もちろん100%とはいかないまでも、>>続きを読む
フランソワ・オゾンの新作ってことで楽しみにしてた1本だけど、さすがオゾン先生、なまっちょろく泣かせに来たりしない。客層が"Summer of 85"を経て少し若くなったりしたのかな?って思ったけどそう>>続きを読む
なんか最初っから最後まで絵面が賑やかというかここまでガシャガシャやって元気やなあ…という感想になった。楽しいし元気でた。
カールくんの気持ちの良いコメディリリーフっぷりにゲラゲラ笑ってしまったし、また>>続きを読む
差別の現状と、「そんなものあるわけない」と高笑いする指導者の画がかわるがわる映し出されることによって、その差別が一体だれによって行われているものなのか、それを再確認させてくる作りになっているのがなかな>>続きを読む
友達とノリで戦線に来てしまった青年がどんどんと心を麻痺させ戦場に馴化してしまう恐ろしさと、それを決め動かす上層部のプライドが若者を死に至らしめる、その二面から第一次世界大戦を描く一本。
戦争はえてして>>続きを読む
何度も何度も繰り返し、「同性婚というシステムさえあれば彼らはこんな思いをしなくてすむのに」と叩きつけてくる部分は凄まじく好感度高かった。同性婚というシステムが存在していれば、きっと理不尽な転勤も、緊急>>続きを読む
今の自分が観たい作品だったか?というと疑問も残るけど、それでもやっぱり、このマーティン・マクドナーの描く「人間の意味分からなさ、筋通ってなさ」は愛おしいなあと思ってしまう。たぶん2か月くらいしたら良さ>>続きを読む
放浪の王子アムレートが復讐に立ち上がり、割と首尾よく話が進んでくがしかし!って感じの話。「ライトハウス」よりかなりとっつきやすかった印象があるし映像も見ててすごく楽しかった。
どこの神話でも割と叔父さ>>続きを読む
あんまり作家その人の人生と作品そのものを結びつけるのは好きじゃないので、あまり『指輪物語』好きを擽ろうとするポイントに流されすぎないように気を付けてはいたんだけど、それでも、「きっとこの経験は物語のあ>>続きを読む
劇伴をつけなかった判断が正しいかどうかだけは正直判断しかねてるけど、どこか自分の身にも覚えがあるような、なにか重要なことを決めなくちゃならない会議の様子を2時間追体験する。その議題がたとえ"ユダヤ人虐>>続きを読む
とても良きだった。
フィリピン人であること、ゲイであること、母子家庭であること、婚外子であること、(もしかしたら都市圏暮らしでないことも)色んな色んな"マイノリティのあり方"が重なって、世界から彼らを>>続きを読む
妻が誘拐されたがしかし、夫婦の不仲やウィルのその粗暴げな外見が相まって逆に疑われ…というお話。最初はもしかして『ゴーン・ガール』が始まるのか…??と疑ってしまったけれどそんなことなかった。あのシナリオ>>続きを読む
モリコーネという作家の稀有さについてのお話だった。歌手やその他他のものの背景だった音楽に個性を与えること、それが、映画音楽における音楽の地位向上の始まりだったと知ったし、それがいかに彼の音楽性を作って>>続きを読む
ある種の報道記者ジャンルの映画ってあるけど、その中でも自分の中の怒りにまっすぐ届く良作だった。
女性同士の連帯があればシステムをぶち壊せる、それを幻想に終わらせずに済んだことは運の部分もあるかもしれな>>続きを読む
なるほどそりゃ流行るよなあ、というのが感想になった。
映画にのめりこんだ幼き頃の記憶の中でだけ、彼は本当の”愛”を見出せる、そんな風に感じたし、それをノスタルジアに浸るな、って切り捨てざるを得なかった>>続きを読む
凄……凄かった……
3年くらい前からNTLに通うようになって、その中でもとりわけ好きで再上映の度に通う『リーマン・トリロジー』にも並ぶくらいの衝撃だった。いや、自分の好み的にはそれ以上かもしれない。>>続きを読む
ずっとキノだけでしかやってなく、この…!!と思ってた作品やっと見た。
ペルシャ人だとはったりかましたらペルシャ語のレッスンを求められて窮地に陥り咄嗟に言語を創作していく…というものだけど、「2人でしか>>続きを読む
心に傷を負った人間の友情話。
思いがけないきっかけで、人間同士の距離はふっと近づいて、また離れていく。「こんな場所にいたくない」と思える場所にすらそんな出会いがあるんだから、人生って奇妙なもんだよな…>>続きを読む
常時90点あるところに時折150点の風が吹く楽しい映画だった。やっぱ面白い!1作目はわりとゆるっとした記憶しかないけど、2作目のこれは1作目以上に様々なところに伏線を張ってたし、作為的に動作やセリフを>>続きを読む
唐突に同性と結婚する!と言い出したパパ2人を巡る親子の物語。
「パパが突然同性と結婚すると言い出しても何も動揺しないのは家族に関心がないから」って言い出したのは正直是認しがたいし、結局同性の婚約者を持>>続きを読む
終盤の戦が始まるまではかなり楽しんだと思うし、没入してた。新しい部族の下に入るジェイクたち、ってとこには、昨今の移民のモチーフかな?って思ったし、大人より子供がすんなり順応するところとか、それでも子供>>続きを読む
やりたいことは分からなくもないし、アレックス・ガーランドがすごいことも分かるけど、映像からしてほんとにトラウマものだった…
統合失調症のメタファーなのかなというのはうっすら分かったけどかなり怖かった…>>続きを読む
物語の構造はだいぶ不思議な感じになってたけれど、「地元で語り継がれる勇者」と「世界規模の超国家的組織から送り込まれてくるヒーロー」を対立関係に置くのはめちゃくちゃ面白いなと思った。人がどっちを信じるか>>続きを読む