砂利川権兵衛さんの映画レビュー・感想・評価

砂利川権兵衛

砂利川権兵衛

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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

3.9

かなり良かった。実在するイラン生まれのラッパー&音楽プロデューサー・カターの破天荒すぎる半生。ジャンル越境的な展開と虚実入り混じった語り口が愉快痛快。「黄金」の光があふれるタイトルバックに痺れ、ラスト>>続きを読む

夜がまた来る(1994年製作の映画)

4.2

終わらない夜で地獄巡り。出逢ったふたりが「名美」と「村木」である以上決して結ばれることない運命論的やるせなさ。それでも触れ合い心通わせることのかけがえのなさ。土砂降りの雨、ネオンの光、屋上の対決、心霊>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.8

期待値を下げて鑑賞に挑んだのが良かったのか普通に楽しめた。ド傑作である前作アフターライフには及ばない(主にルック面で)までも健闘してたと思う。ハンマーでものを壊すボーイと化したポッドキャストが面白すぎ>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

現時点でのノーランの集大成的な力作では。混乱した時系列と音圧の暴力で天才の人生を追体験「させられる」ことの酩酊感がヤバいし、例によって成層圏を彼方に置き去り宇宙まで到達する意識の高さもヤバい。これはこ>>続きを読む

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

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「心霊映画」の演出を考えるうえで勉強になった。

サンプリング音じみた不自然きわまりない女性の悲鳴が気持ち悪くていつまでも耳にはりついてる。白黒反転幽霊、納骨堂からの電話、建築家の住むモダンアートふう
>>続きを読む

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

3.8

『エクソシスト』+法廷劇。なかなか面白かったけど、こっち系(?)のデリクソンは『NY 心霊捜査官』『ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ』のほうが好みかな。

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

最高。今年のベスト候補。「(スラッシャーではない)殺人鬼映画」として秀逸すぎる。岡田将生の東出昌大オルタナティブっぷりも絶好調。邦画版『CUBE』で岡田がパラノイアに陥る姿を見て笑えた人間は間違いなく>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

かなり良かった。というか今年の暫定ベスト? 「ケア」や「シェア」という取り扱いの難しいテーマをやや及び腰に思えるくらい慎重な演出でじっくり掘り下げていく三宅のスタンスに好感。正解のない問題に答えを出さ>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.9

ワンちゃんがチンチン食べるのクセになってるのウケる。思ったよりも過激な描写が少なくて拍子抜け。ガチなゴアやカニバルというよりかは、ライトでポップなブラックコメディといったノリで、恋人や家族と観ても全然>>続きを読む

バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.9

めっちゃ救いのないラストで最高。ちゃんと「救いのなさ」を感じられる程度には兄弟に愛着を持てる作劇も良い。

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.5

イーストウッド、あまりにも、あまりにも……!!

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

お正月の朝に観るのにちょうどいいサイズ感。犬もおじさんたちも可愛い。ナメクジはキモいからダメです👋😩

ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)

3.9

マイケルのエセが爆発炎上するシーンとマイケルのエセじゃないほうが爆発炎上するシーンが良かった。

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.9

かなり面白かった。「ジャンル映画のお手本」と言い切るには微妙に長いランタイム(100分強)が気になるけど、人体破壊描写の見本市みたいなゴアさ加減は最高の一言。脈絡のない頭部貫通に『グリーンインフェルノ>>続きを読む

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