satoshiさんの映画レビュー・感想・評価

satoshi

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2016年9月~
ベストムービーは2017年の年間ベストです。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

 現代版「007」として世界中で大ヒットした『キングスマン』の続編。前作のような悪趣味かつ、キレッキレのアクションを楽しみにして鑑賞しました。確かに、アクションはキレッキレでした。しかし、前作と比べる>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

 遂に観ました。世間では賛否がパックリと割れている本作。思い入れが強い方が多いシリーズですし、本作でやってることを考えれば当然ですね。むしろ前作で上手くやったことの方が異例だったのだと思います。ちなみ>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

 アキ・カウリスマキ監督「難民三部作」の第2作。意図せずして35mmフィルム版で鑑賞しました。全体的に温かみがある映像で、作品の雰囲気に非常にマッチしていました。

 本作はシリア難民問題を扱った作品
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

 数学に関して天才的な頭脳を有する女の子と、父親になりきれない男の話。タイトルは「gifted」つまり、「与えられた才能」です。直接的には、これは女の子の頭脳のことです。しかし、同時にキャッチコピーの>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.3

 言わずと知れたアガサ・クリスティーの代表作。ただでさえ事件の真相は有名なのに、日本では2015年に三谷幸喜さんがドラマ化しているため、余計に真相は知れ渡っています(映画館のロビーで、おばさん達が予告>>続きを読む

ビジランテ(2017年製作の映画)

4.5

 冒頭が非常に印象的です。闇の中を3人の兄弟が川を渡っていくアレです。後ろから追いかけてくるのは横暴な父親。彼らはその暴力から逃げ出してきたのです。しかし、3人は川に足をとられて上手く走れず、もがきな>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.2

 予告を観て面白そうだったので鑑賞。その独特の設定と突飛な展開で賛否あるらしいですが、私にとっては非常に面白い作品でした。というのも、映画として突飛でも、内容的にはエンとザンの純然たるボーイ・ミーツ・>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.3

 「マナーが人間を作る」劇中の台詞です。しかし、本作は「マナー」なんて知ったことか、みたいな雰囲気に満ち、虐殺は起こるはゲロ吐くは挙句の果てには脳みそ大爆発とか、痛快で、しかしとても不謹慎な作品でした>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

4.6

 原題「HIDDEN FIGURES」。訳すと、「隠された数式」本作は「数学」がメインテーマとなているので、その意味もあります。しかし、「能力はあるのに不当に差別され、存在が知られていなかった人」の意>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督作品。今回は実録作品ではなく、小説が原作。しかもミステリーで、「愛」が主題の作品。知ったときは中々異色な組み合わせだなと思いました。でもよく考えてみると、>>続きを読む

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.5

 映画館で観ようと思っていたのですが、中々予定が合わず、そうこうしてるうちにDVDがレンタルされてしまいまして。近いところで電車で40分くらいのところでしかやってないので、すいません。日酔っちゃいまし>>続きを読む

悦楽交差点(2015年製作の映画)

4.6

 昨年、映画評論家の方々が大絶賛していたピンク映画。「皆殺し映画評論家」柳下毅一郎氏に至っては、2016年のベストにまでしていました。そうなると気になるのが人情というものです。そしてつい最近、「キング>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.7

 映画が始まった瞬間。私の少ない映画体験の中で、おそらく最も鮮烈なオープニングに圧倒されます。ここから本作がファッション界のカリスマが道楽で作ったものではない事がヒシヒシと感じ取れます。

 アートギ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

 「コララインとボタンの魔女3D」「パラノーマン ブライス・ホローの謎」などで知られるストップモーションアニメ制作会社、スタジオライカ最新作。何と今度は日本が舞台。「海外の映画で日本が舞台」と聞くと、>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.2

 全米で大ヒットしたサスペンス・ホラー。サスペンスとしてももちろん面白いですが、それ以上に本作は現代のアメリカの中にある差別意識を風刺し、最終的にそれを全てぶっ飛ばすという痛快な娯楽作品となっていまし>>続きを読む

密偵(2016年製作の映画)

3.8

 大日本帝国占領下時代の韓国を舞台にしたスパイ映画。こういう舞台でこのジャンルだと必然的に抗日的な内容になりそうなものですが、本作は祖国と統治国の間で揺れ動く主人公の心情に焦点を当てることで、むしろ民>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.8

 「マイティ・ソー」3部作最終作。今回も例によって、オーディンの過去の負債をソー、ロキの兄弟が清算する話。毎回毎回親父の負債を処理させられる2人には同情を禁じ得ませんが、今回は事情が違います。今回の敵>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.1

 現在、大ヒット中のスティーブン・キング原作のホラー映画。正直、ホラーは苦手なのですが、食わず嫌いは良くないし、久しぶりに単純に怖い目にあいたいなという欲求が急激に高まっていたので、鑑賞しました。>>続きを読む

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.2

 ゴジラ、初のアニメーション作品。情報が発表されてから、面白い試みだと思いつつ、これまでのゴジラを観ていた付き合いで鑑賞しました。

 感想として、本作は「ゴジラ」の世界を1度完全に解体し、ミリタリー
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全員死刑(2017年製作の映画)

4.2

 かつて福岡で発生し、家族全員に死刑判決が下った連続強盗殺人遺棄事件。それを追ったルポを原作とした実録映画。事件が事件だけに、どれだけ陰惨な話なのかと思って観てみましたが・・・・完全にコメディでした。>>続きを読む

RE:BORN(2015年製作の映画)

4.5

 タマフル監督自薦枠で取り上げられていたことで存在を知りました。そこで読まれた監督の「世界と渡り合えるアクション」とはどんなもんじゃいな、と思い、鑑賞しました。

 いやぁ、凄まじいアクションでした。
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.3

 故・寺山修司の、唯一の長編小説を映画化した作品。彼の作品は全く読んだことがありません。詩人ということは知っていますが、私の中で大きいのは、「あしたのジョー」の力石徹の葬式を開いた人間だということです>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.5

 「レオン」の原型と言われるハードボイルド・アクション。以前から見たいと思っていたので、午前十時の映画祭でかかったのを機に鑑賞しました。

 「レオンの原型」と言われるだけあって、大筋はほとんど同じ。
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.8

 「アイアンマン3部作」の最終作。1作目が「アイアンマンになるまでの話」で、2作目が(アベンジャーズのブリッジ的役割だったとはいえ)、アイアンマンの成長の話でした。そして本作は、トニー・スタークが「ア>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「ブレードランナー」の35年ぶりの続編。監督は「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。前作が熱狂的な支持を得ているため、監督にとっては非常に分が悪い作品であるのは明白。しかしてその出来は、「ブレードラン>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.6

 凄腕ロビイストの女性が銃規制法案を可決させるサスペンス。監督は「恋に落ちたシェイクスピア」でアカデミー賞を受賞したジョン・マッデン。「恋に落ちたシェイクスピア」は今ハリウッドを騒がせているハーヴェイ>>続きを読む

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.9

「仁義なき戦い」事実上の完結編。広能と山守の長きにわたる因縁はここで1つの決着を見ます。本作では、広島ヤクザ抗争の決着を描くと同時に、様々なことを描いている作品でした。

 本作では抗争の決着と同時に
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.4

 韓国映画です。本作は学校という大変窮屈な空間の中で繰り広げられる、小学生にとってのサバイバル劇です。と同時に、綺麗な友情の話でもありました。

 小学4年生のソンはクラスで孤立している。ドッヂボール
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.5

 「マイティ・ソー」の続編。MCUの劇場公開順的には、「アイアンマン3」の方が先ですが、ソーの新作が間近に控えているため、先にこちらを鑑賞しました。残念ながら前作はそこまで面白いと思えなかったのですが>>続きを読む

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.5

 民間の航空会社でパイロットとして働くバリー・シール(以下、バリー)。彼は日々の業務をこなしつつ、キューバ製の葉巻をアメリカに密輸し、小遣い稼ぎをしていた。そしてそれに付け込まれ、CIAの極秘密輸作戦>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.9

 シリーズ3作目。外伝的内容だった前作に対し、本作は広能を主人公に戻して広島抗争を描いています。

 今作では、関西を二分する勢力・神和会と明石会それぞれをバックとした広島のヤクザが、「代理戦争」の形
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.4

 遂にここまで来ました。MCUフェイズ1最終作にして、集大成。ここまで長かった・・・。

 「日本よ、これが映画だ」このキャッチコピーは当時印象的でした。しかし、邦画界からしてみれば、武装した超人集団
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.7

 結論。シャーリーズ・セロンは最強。最近、「強い女性」が描かれる作品が多いですが、本作はその決定版ともいえる作品だと思いました。

 顕著なのは戦い方です。彼女、腕力でどうしても劣ってしまう女性が男性
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鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

4.5

「なめたらいかんぜよ」

 あまりにも有名な台詞。夏目雅子のものが有名ですが、作中で登場人物が何回も言っています。作品の精神そのものな台詞です。この台詞のように、今作はなめたらいかん映画でした。映画と
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

 ニュージャージー州パターソンに住む男・その名もパターソンの一週間を淡々と綴った作品。ジェム・ジャームッシュは初です。ちょうどいい具合に時間ができたので、「50年後のボクたちは」と合わせて鑑賞しました>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.6

 メンズデーで、「パターソン」と合わせて鑑賞した本作。鑑賞しようと思った理由は、予告で、主人公がクラスのマドンナ的存在にも招待されない「イケてない奴」だったからですね。評判もまずまずだし、これは観てお>>続きを読む

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