CCCさんの映画レビュー・感想・評価

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白夜 4K レストア版(1971年製作の映画)

3.9

やっと観られた。インタレスティングな面白さとファニーな面白さがごっちゃごちゃで面白い。ファニーも狙ってるのか、ブレッソンの真面目な表現なんかがよく分からんけど、面白い。あと、音楽の使い方がブレッソンっ>>続きを読む

It’s Not Me イッツ・ノット・ミー(2024年製作の映画)

3.8

所謂ゴダール的なコラージュで、かなり変なことをやっているのに、ゴダールほど難解でなく、バキバキギンギンに楽しい。とくにエンドロール後のアレ、気持ち悪くて最高。

クイズ・レディー(2023年製作の映画)

3.8

オークワフィナ、役者としてかなりいい。泣けるコメディで好き。某伝説的キャラがいい感じで出てきた。公開年に亡くなってるので、おそらく遺作になるのかな。

カップルズ 4Kレストア版(1996年製作の映画)

4.1

やっと観られた。エドワード・ヤンの映画って、観てる最中はそこまで興奮していないのだけど、終わってからの余韻の時間ですごく興奮する感じがある。今回も、とてもとても刹那的な感情が渦巻く作品。それがヤンの魅>>続きを読む

ボサノヴァ~撃たれたピアニスト(2023年製作の映画)

3.9

ジェフ役の声のジェフ・ゴールドブラムだが、彼は自身のバンド ミルドレッド・スニッツァー・オーケストラで玄人はだしのジャズピアノを弾くことは有名。

MPB(Música Popular Brasile
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END of DINOSAURS(2024年製作の映画)

3.0

外国から見た日本の緩やかな気持ち悪さが表現されてた。

クラスメイト(2016年製作の映画)

3.0

ストーリーは予想通りだけど、短いからこそ見せる。

FEMME フェム(2023年製作の映画)

3.9

ドラァグクイーンに暴行したホモフォビアへの単なる復讐カタルシスものではなく、複層的に描いていて、とても辛いし、面白い。

砂漠は生きている(1953年製作の映画)

4.0

随分昔に観た気もするけど、最高だった。かなり演出がかってるけど、粋な音楽とナレーション込みで、最高。

フローレス(1999年製作の映画)

3.8

flawless(不具合のない、完璧な)か。
いいタイトル。エンドロールもいいな。

素足の女王(2022年製作の映画)

3.3

機内で。短い中で、老婆の頑張る姿を表に出しながら、その前提・背景の歪さを伝えている気がするね。

鉄と鉛 STEEL & LEAD(1997年製作の映画)

3.8

『ビー・バップ・ハイスクール』が有名すぎるきうちセンセの映画。いやー、平泉成の静かな怖さもいいし、竹中直人の狂気もいい。そして何より、成瀬正孝の良さ。面白かった。

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.8

ティモシーやノートン、バエズ役もキャッシュ役も自ら歌と楽器のパフォーマンスなのはすごい。ティミーだけは、成り切ってるものの、良くも悪くも、ずっとティミーだった。もちろん褒めてるけど、入り込めなさもあっ>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.7

えぐいな。音楽とか作りが古めかしい感じで、ちょっと笑う。

Mr.BOO!ミスター・ブー(1976年製作の映画)

3.6

子供の頃以来、久しぶりに。思ったよりメッセージも入ってたんだと感じた。

セプテンバー5(2024年製作の映画)

3.8

報道の在り方やフェイクニュース溢れる今こその映画。ともあれ葛藤がよく分かる。劇的に描きすぎてないのもいい。ジェフ役のジョン・マガロ、いいな。

ヒプノシス レコードジャケットの美学(2022年製作の映画)

3.0

中身やエピソードは面白い。けど、最近量産されてる音楽ドキュメンタリーの型通りで、退屈した。たくさんの著名人のコメントがバババババッと流れて音楽とアニメーションで味付けしての流れ。初めに褒めて、途中で悪>>続きを読む

ファンファーレ(2021年製作の映画)

3.8

機内で観た20分の短編映画『ファンファーレ』が面白かった。

感情を爆発させることで罰せられる世界で、規定回数を超えたために、抑制策を取られる主人公。その抑制策は、感情が昂るたびにブラスバンドが現れて
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ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ―ジャズが生まれる瞬間―(2022年製作の映画)

4.2

試写会で観てきた。素晴らしかった。

演奏中の思考を問われたトーマス・モーガンが言葉に詰まるシーンが印象的。そんな言語化しちゃいけない濃密な音と空間の作品。映画館でどっぷり浸りたいやつ。「職業は自由業
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.5

面白い。海女バトルかっこいいし、サメ映画🦈だった。

スパルタの海(1983年製作の映画)

3.0

戸塚氏たちを美化してる側面も多分にあるが、クソも最高も描いた作品。「しゅんぺいは、もう親を超えとる」という台詞も一面のクソを描いている。というか、これが一番描きたかったんじゃないか。

あと、戸塚氏の
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

4.2

期待してなかったけど、むちゃくちゃ面白かった。キーラン・カルキンとジェシー・アイゼンバーグの演技でひたすら90分、惹き込まれた。表情がいろんなものを伝えてくる。ラストの表情もいい。
あと、音楽が素晴ら
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Welcome Back(2024年製作の映画)

4.0

あまり期待をしていなかったのもあるのだろうけれど、びっくりした!素晴らしかった!大好き!

あの卵かけご飯に醤油かけ「ない」のが嬉しかったな。トークショーで監督も言ってたけど、あれは醤油かけちゃうと全
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.9

劇的にしないのが、イーストウッド爺さんの枯れた魅力か。

(2025年製作の映画)

3.9

ジャンヌ・ディエルマン×Perfect Daysみたいな感じで、長塚京三がご飯を作り、ご飯を食べ、家事をして寝て起きる映画。そこに筒井康隆の荒唐無稽さが徐々に染み込んできて、気味が悪いのに最後は妙な爽>>続きを読む

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.0

抱きしめたくなる愛おしさの詰まった映画だった。

主人公は、映画が僕のすべてと言いつつも、I like movies で、あくまでloveじゃない。主人公がloveを使うときは、別のとき。

製作が
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お引越し 4Kリマスター版(1993年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ好き。前半のレンの可愛さと、終盤の変化(成長)の対比。終盤は、寺山修司的な描き方。