gattyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

そそがれ(2020年製作の映画)

3.8

子供の頃の習い事の絵画教室での先生との出会い。大人になった自分。あの時の思いがシンクロしていく。分かるような分からないような作品。

いくえにも。(2022年製作の映画)

3.5

里帰りした息子と家族、夕飯を食べている時に。公衆電話のシーンとのつながり。不思議な雰囲気の作品。村上虹郎の独特な存在感が良かった。

あんた(2022年製作の映画)

4.0

『いいね!光源氏くん』とは、全然違う感じの伊藤沙莉と千葉雄大。2人の息の合ったセリフのキャッチボールが面白かった。

in-side-out(2020年製作の映画)

3.7

森山未來の独特な雰囲気を見事に永山瑛太が演じていた。コロナ禍で1人でいるときに、たしかにと共感できるなと思った。

ありがとう(2022年製作の映画)

3.9

瑛太が表現したかったこと、思いが伝わってきた。役所広司が主人公というのも納得。コロナ禍についてのセリフも印象的だった。

機械仕掛けの君(2020年製作の映画)

3.6

AIに人間が支配される。
これからの未来に警鐘を鳴らすような作品。
ショートフィルムらしく簡潔に表現されていて面白かった。

高台家の人々(2016年製作の映画)

3.8

人が考えたことがわかる高台家の人々。
そんな高台家に嫁ぐ主人公の綾瀬はるか。
原作は未読。考えたことがわかるのは、幸か不幸か。相手の気持ちがわかることで、人間関係が築けるのに。それが嫌な時もある。
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.1

鑑賞してそうで、鑑賞してなかった作品。
実話だと考えると、すごいの一言。小切手偽造のディカプリオとFBIのトム・ハンクスの二人の不思議な関係。2人の巧みな演技によって、よりストーリーに惹き込まれた。

野球少女(2019年製作の映画)

3.9

プロ入りを目指す野球少女。ストレートの球速だけではなく、変化球を習得することで夢に近づいていく。男性だから女性だからではなく、野球選手として通用するのか。
どんなことにもくじけない芯の強い主人公だった
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

3.4

原作もドラマも未読、未視聴。
独特な部活動の世界。映像研究部、ロボット研究部。わかる人にはわかるのかなと、作品にのめり込むまでには行かなかった。

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

地球温暖化を防ぐために散布した薬品によって、地球が凍結。生き残った人々が列車の中に。列車の中は格差社会。不思議な世界で生き残れるか。
アクションだけでなく、車両ごとの独特な世界が面白かった。ポン・ジュ
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

今までの過去を捨て、更生する。しがらみを乗り越え、家族(新たな生活)を守る一途な思いが凄かった。タトゥーこそがしがらみだったのかもしれない。短編にも出演していた奥さん役のダニエル・マクドナルドが印象的>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

村上春樹の小説そのものを読んだ感覚。難解だが、伝わってくることが、たくさんあった。
濱口監督の独特な世界観とがっちりフィット。心の奥底にある大切なことが1人1人の役者のセリフの中に込められていた。濃密
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.6

ラブストーリーを夢・幻想で見てるような作品。映像が綺麗で、ゆったりとストーリーが展開していく。役者たちが語りながらのドキュメンタリーのようなタッチで、ある意味、斬新的だった。

滑走路(2020年製作の映画)

4.2

学生時代の忘れられない過去を背負いながら、大人になった3人が今を生きる。今と過去のシーンが交錯することで、それぞれの生き方が見えてきた。
いじめがこの作品の根幹にあるので、重く深い雰囲気があった。水川
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

LGBT・親子・ネグレクト・友情、そしてバレエ。さまざまな切ない背景があるも、バレエに突き進み、日々逞しくなっていく少女を服部樹咲が演じきっていた。もちろん草彅剛も強烈なインパクトがあった。切なくも温>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

黒人差別の深いテーマを20分という短時間で濃密に描写していた。胸が締め付けられる作品。

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

4.1

年末のドラマスペシャルに続き、映画版も楽しめた。やはり、杉咲花の振り切った演技は印象的。今まで出てきたキャストも再び登場で、見応えがあった。細かい笑いも相変わらず散りばめられてあり、ゆるい部分とシリア>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

不思議な世界。まさに短編小説を読んでいる感じになった。いろんな偶然と想像、ストーリーごとに考えて楽しかった。会話劇のせいか、気のせいか、役者のセリフがあえて?抑揚があまり無く、逆に現実的。新しいスタイ>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

タイムループラブコメディ。
何度も同じ場面から人生がリセットされたら。。いろんなことを試す、抜け出す方法を考える。自分ならとどうするかなと考えた。ラブストーリーもあって、楽しめた。雰囲気が軽くテンポも
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.1

40代にとって、20代前半は人生の中で1番懐かしく戻りたい時期。あの頃に思い描いていた40代に今の自分がなっているのか。思い出の場所に戻るとタイムスリップすること、すごく共感できた。主人公の森山未來は>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実話を基にした親子の物語。長澤まさみの演技に尽きる作品。長澤まさみや阿部サダヲのような役の親(大人)がいるんだなと考えると、悲しくなる。しかし、それが現実。立て直すきっかけが何度もあったと考えるとさら>>続きを読む

スウィート・シング(2020年製作の映画)

3.9

姉と弟の2人が主人公。映像は、たまにカラーになるが、ほとんどがモノクロ。ダメな親たちに翻弄され、逃走。モノクロの映像が、悲しさを際立たせていた。厳しい生活環境でも生き抜く2人の姿が終始、印象的だった。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.2

ケン・ローチ監督作品初鑑賞。
限りなく現実的な作品。失業し運送業に転職した父、介護の職の母、2人の子ども。金銭的にも労働面でも目一杯。子どもたちと向き合う時間も無い。本来は、幸せに暮らせるはずが、現実
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.7

事務所(待機場所)を舞台にしたデリヘル嬢たちの物語。
いろんなモチベーションでこの世界に入った女性たち。お客さん、デリヘル嬢同士、社員の男性たちとのかかわり。薄っぺらいような、深いような。
伊藤沙莉は
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.9

アメリカンドリームを掴むために韓国から移住してきた家族の話。農業を営むが、いろんな現実を突きつけられる。途中から住み始めた祖母の存在も印象的。移民した家族の生活の細かな日常がよくわかる作品だった。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

時代劇、恋愛、タイムスリップ、青春。いろんな要素が混ざっていて、楽しめた。時代劇にハマる女子高生が主人公というのが斬新。キャストもバラエティーに富んでいて、個性が溢れていた。

君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

3.8

劇場版に続き、アニメ版も鑑賞。住野よる作品は、共感できるところが多い。自分にもっていないものに惹かれ、変わる。対称的な人こそが理想的な人なのかもしれないと改めて思った。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

前半は、坂元裕二らしいセリフの応酬に魅了された。後半は、二人(菅田将暉、有村架純)が成長しながらも、大切なことは何か、二人がもがく姿が印象的だった。そうなるよな、そうだけれどもと、共感したりしなかった>>続きを読む

ぐらんぶる(2019年製作の映画)

3.3

笑いどころがイマイチわかりづらく、ダイビングの話なのかもつかみきれなかった。無心であまり考えずに観る作品。たまにはこんな感じのテイストも必要。

木曜組曲(2001年製作の映画)

3.8

女流作家の死をめぐり、疑わしき縁者であり小説家である女性たちの対話中心のミステリー作品。20年前の作品。鈴木京香、原田美枝子、富田靖子、西田尚美など、豪華なメンバー。飛び交うセリフも自然と噛み合ってい>>続きを読む

ステップ(2020年製作の映画)

4.0

子供が産まれて、間もなく母が亡くなり、父子家庭になった親子の物語。いろんな壁にぶつかりながらも子育てに奮闘する父親、山田孝之が熱演していた。周囲から支えながらも成長していく親子。後半は、自然と涙が出て>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.8

冴えないおじさんのはずが。。という展開のストーリー。所々にクスッと笑える場面もありながら、リーアム・ニーソンのような最強の父親が爽快だった。テンポよくコンパクトに出来ていたので鑑賞しやすかった。

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)

3.5

悪徳な感じのシャーリーズ・セロンが良かったが、ストーリーには乗り切れず。上司を負かすために偽装誘拐を計画した部下のドタバタ劇。読めない展開だが、詰め込み過ぎて、何となく消化不良な感じだった。

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.9

全体的にほっこりした気持ちになる作品。よしもとが作ったというのもうなづけた。肉子ちゃんと娘のことが次第にわかっていく。何となく展開も読めたが、おおらかで温かい雰囲気が終始伝わってきた。小学生の女子同士>>続きを読む