gattyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

ニューヨークのお洒落な雰囲気が伝わってくる作品。エル・ファニングとティモシー・シャラメのキャスティングもマッチしていた。セリフ1つ1つがきめ細やかで、会話も楽しめた。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

ヤクザの世界の変遷を感じることができた作品。確かに一昔前と今とでは、ヤクザの位置づけが変わった。反社会的勢力と言われ、社会復帰に5年という年月がかかる。世の中の厚い壁もあり、更生しようという気持ちが歪>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

絵画、音、景色など、さまざまな要素を使って、美しい恋を表していた。肖像画家として、女性として、後半に進むに連れて、葛藤に悩む姿が印象的だった。

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

幼馴染みのマットとマキシム。男同士とかそういう次元を越えた恋愛。2人の切ない表情が純粋な気持ちをより際立たせていた。マキシムの自然と溢れる涙。温かい人柄が伝わってきた。

ラストレター(2020年製作の映画)

3.9

福山雅治・松たか子、広瀬すず・森七菜と2つの世代が見事にコラボしている感じがした。
手紙を通して、人生の大切な思い出を美しく描いていた。しっとりと静かで、綺麗な景色が印象的だった。

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.8

バンドを組んだ女子高校生たちの青春。韓国留学生がボーカルだったりとメンバーは個性的。意外とテンションが低かったりするところも高校生の実態を捉えていると思った。ブルーハーツと女子高校生がすごくマッチして>>続きを読む

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.8

マンションに住人たちの犬にまつわるストーリー。マンションがある意味、社会全体を現しているような。本来は、マンションではペットは厳禁。ユーモアを交えながら、社会の階層について考えさせられた。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.4

上映終了の駆け込みで鑑賞。西川監督作品は、いつも期待以上のものが込められており、今回もかなりの満足度。どの世界、どちらの世界が『すばらしき世界』なのかと、タイトルの意味を常に考えながら鑑賞した。刑期を>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

深く心を揺さぶられる作品だった。自分を産んだ両親を訴える。強烈なメッセージがいろんな場面から伝わってきた。子どもたちのリアルに近い演技に感心。貧しくも、主人公ゼインの優しくて純粋でブレない心が印象的だ>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.9

ハーレイクインのマーゴット・ロビーが華やか。全体的に明るくポップな感じで、テンポよく観ていて心地よかった。格闘シーンも無駄な動きがなく爽快な気分になり、楽しめた。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.8

リーマン・ショックを境に、天と地を味わったストリッパー達。生きていくために巧妙な手口で、稼ぎ直していく。ジェニファー・ロペスのオーラがリーマン・ショック前の景気が良かった頃を象徴していた。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

アメリカの思春期の子たちのから見た世界。色んな事に憧れ、危険を顧みずにヤンチャしていく。今やりたいことを楽しんでいたが、未熟さがあったり、自分がしてることに虚しさを感じたりする場面があった。

水上のフライト(2020年製作の映画)

3.6

走り高跳びの選手が交通事故に遭い、車椅子生活に。途絶えたオリンピックの夢。小学生の時にやっていたカヌーに夢をつなげる。パラカヌーに自分の居場所を見つける。周りのバックアップはとても大切。主演の中条あや>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

誰が犯人?ミステリー映画の醍醐味を味わえた作品。突如亡くなった屋敷(豪邸)に住む作家の主人とかかわっていた人物像が次第にわかっていく。後半にかけての盛り上がり、ユーモアもありながら、何となく明るい雰囲>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

ノマド(放浪)とは何か。人生は旅であることをまさに映像化したような感覚があった。亡き夫への思い、旅の中での出会い。思い出に生きる深い思い、これからのことも深く考えながらノマド生活をしていくたくましさが>>続きを読む

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.4

亡くなった父親の復讐?悪魔祓い?アクション、ホラー的要素など、いろんな側面があり、整理しきれなかった。普段、あまり鑑賞しないタイプの作品だったので、新鮮味はあった。

浅田家!(2020年製作の映画)

4.2

家族の温かさがいろんな場面から伝わってくる作品だった。本当の浅田家と限りなく近く再現されているんだろうなということが、全体の雰囲気から感じることができた。1枚の写真からそれぞれの家族の色が現れていた。>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.9

当時の現場の混乱、命懸けで対応した福島原発の様子がよくわかった。少しでも多くの人がこの災害による事故のことを知り、記録としても残しておくべきだと感じた。

影裏(2020年製作の映画)

3.9

職場で知り合った2人。いつしか心許せる仲に。孤独だった綾野剛と友人になった松田龍平。2人の関係が少しずつ変化していく、
「人は影の濃いところを見るんだよ。」という松田龍平のセリフが印象的。地味なキャラ
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

戦時中の夫婦の物語。国家機密、夫への愛。高橋一生、蒼井優のキャスティングが良かった。蒼井優の喜怒哀楽、すべての演技が印象的だった。

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0

所々にユーモアも交えながら構成されていた。展開の後半ぐらいからグッと惹き込まれた。
悲しみ、感動もあるが、警察や裁判に対する怒りも込み上げてきた。親子の揺るぎない愛情・絆が強く伝わってきた。

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.1

今回も、期待通りの面白さ。ドラマでも映画でも同じぐらいの安定感。改めて、キャストもベスト。ダー子の存在感は今回も抜群。
そして、三浦春馬、竹内結子、2人共素晴らしい俳優、女優だったと思いながら鑑賞した
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.8

日本敗戦となった分岐点のミッドウェー海戦。情報戦略の駆け引きの史実がよくわかった。急降下する空中戦は臨場感があった。
戦争映画は、どちらの国の視点から描くかがポイント。今回はアメリカからの視点。山本五
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

高校卒業前の親友同士。卒業1日前に勉強しかしてこなかった後悔。前夜にパーティへ。遊びにも学ぶことが多いことがわかった。おもしろおかしく卒業までを描いていた。

CUBE(1997年製作の映画)

4.0

過去の鑑賞記録。
密室空間での人とのかかわり。追い詰められれば追い詰められるほど、人間の嫌な部分が出てくると感じた作品。日本版も公開予定なので、期待大。

グッド・ワイフ(2018年製作の映画)

3.4

メキシコの経済危機が背景に。裕福に暮らしていた家族が、徐々に窮地に立たされていく。それでも、冷静に立ち振る舞う『グッド・ワイフ』の姿が印象的だった。

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.7

ブラッド・ピットが宇宙へ。意外と違和感なく宇宙飛行士の役がハマっていた。人類を守るため、生きているかもしれない父親と再会するために海王星へ。終始、静かな雰囲気が宇宙空間のリアルさを表現していた。

仮面病棟(2020年製作の映画)

3.9

原作読んでからの鑑賞。後半、一気読みした展開を限りなく再現していた。現実的にはツッコミどころあるのかもしれないが、ストーリーとしては十分楽しめた。永野芽郁、坂口健太郎もキャスト的にも良かった。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

伝令をするために、戦線を駆け抜ける戦争映画。臨場感溢れ、緊迫感もある中、主人公の優しい人間性も伝わってきた。今までとは違った角度からの戦争の作品。新鮮な作品だった。

(2018年製作の映画)

4.0

原作を読んでいたので、どんな感じになるのか期待しながら鑑賞。銃を拾った大学生のストーリー。今までの人生、これからの人生が銃を持つことによって歪んでいく。モノクロ映像がよく、ストーリーをさらに魅力的にし>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

イギリスに住むパキスタン系の高校生。人種差別、ブルース・スプリングスティーン、夢、父親。人とのかかわりや経験を重ねていくうちにいろんなハードルを飛び越えていく。ラストの晴れやかな姿が印象的だった。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

話題の作品、ようやく鑑賞。難解ということで、ある程度の心構えをして鑑賞した。過去、今、現在を再生、逆行。途中で時間軸ついて行けなくなるが、あまり考え過ぎないで見続けた。ラストの緊迫感、今と逆行の同時進>>続きを読む

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.8

ホアキン・フェニックスとホフマンの2人のキャラクターが絶妙に融合した作品だった。新興宗教の「船長」と人生を彷徨うフェニックス。独特な展開だったが、自然と惹き込まれた。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

題名に興味が湧き鑑賞。高校時代の純粋無垢な頃の男子達。「佐々木」を見ていると学生時代に似てるキャラが居たような居ないような何だか懐かしさを感じた。卒業して大人になっても繋がっている友情はやっぱりいい。>>続きを読む

カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」(2019年製作の映画)

3.6

ハリウッド!?版『カメラを止めるな!』。あのキャスト達も再び。1時間弱で軽い気持ちで、十分に楽しめた。

母なる証明(2009年製作の映画)

4.1

改めて緻密にストーリーが作られているポン・ジュノ監督に感心した。知的障害の息子の無実をはらすために奔走する母親。展開が読めそうで読めず、最後まで楽しめた。虚しさ、はがゆさが母親のいろんな場面の表情から>>続きを読む