Tepperさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Tepper

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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.0

サウンド版を観賞しました。
もう100年くらい前の映画ですがこの喜劇が褪せることはありません。これぞ映画です。
モノクロで音がなくても笑えるのは彼の表情が全てです。本当に極限状態の顔で靴を食べてますか
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アバター(2009年製作の映画)

4.2

3DBDをPSVRにて鑑賞。
まさに圧倒的だった。まさに映像の革命。
あまり「この映画は映画館で観るべき!」とか言う事は好きではないけど、本作に関しては声を大にして言いたい。この映画は3Dで観なくちゃ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オープニングは2の直後から。
息つく暇もなく追われ続けるトリロジーがやっと完結かと思ったらまだ続く模様…
まあモーフィアスがそんな簡単に死ぬわけない。
次作は思う存分反撃してゆっくり休んで欲しい。

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

冒頭の戦艦の激戦に比べれば、本編はずっとスケールの小さく感じる話でした。
でも日本が突き進んでいく先にある悲劇が見えている分、立ちはだかる困難と乗り越える櫂直の機転とが面白かった。
天才の要素は計算の
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.2

前作と同じく、評判の良さの割にはいまいち乗れず…という感じでした。
ペットを飼ったことがあれば見方が全く変わるのかなーと。

犬生をいくつ跨いでも究極の目的を達成するまで続くベイリーの旅。
ファンタジ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

さすがFOXサーチライト!と唸りたくなるほどのクオリティの高さだった。
惨劇から逃げることなくさらにコメディ映画として、よくここまでバランス良く描ききるなあと感服しっぱなし。

全てを知っていながら常
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マーウェン(2018年製作の映画)

3.9

ミニチュア写真家が切り取るのは彼の脳内に流れる想像の世界の1コマ。彼の世界に広がる町やその住人は現実世界を反映しているが故に、現実での辛い記憶がふとしたタイミングで彼の邪魔をする。
その行ったり来たり
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

最近の戦場映画は武器を持たない衛生兵だったり、陸空海3方向の視点からの撤退劇だったり何かしら捻りがあって好きなのですが、本作も擬似ワンカットという触れ込みで評判も良くて期待してました。

緩急の振り幅
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

4.6

この映画を1つのジャンルに振り分けるのは難しい。人種差別を描きながら、少女の成長物語であり、法廷映画であり、親子映画でもあり、子供達の冒険映画で、スリラー要素もある。

アティカスは弁護士として、父と
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.0

アメリカの映画館、IMAX字幕付きで観賞。

破局後のハーレイクインの物語。アクションと音楽の調和が楽しかった。止まらない軽口も相まってデップーを観たときと同じような感覚だった。
同じ目的を共有したな
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.7

久しぶりに2回目の観賞。
初見でも展開の読みやすいストーリーでしたが、絵の綺麗さや日本風の美しい街並、印象的な台詞の繰り返しもあって良いな〜と。
ベイマックスだけじゃなくて原題のように個性的な6人のヒ
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

奇しくも直前に観た『アポロ13』と同じく、トム・ハンクスが無事生還する映画でした。

緊急時に冷静に選択肢を吟味し正しい判断を導く。それはいくら訓練を積んで経験があったとしても容易に出来ることではない
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.9

「ファーストマン」後のアポロ計画、栄誉ある失敗の物語。結末が分かっていてもその緊迫感に息をのんだ。宇宙映画として、発射シーンや宇宙のシーンも素晴らしい。「今度はいつ誰が月へ“戻る”のだろうか」という台>>続きを読む

抱きしめたい(1978年製作の映画)

3.8

ロバート・ゼメキス監督のデビュー作で、共同脚本ボブ・ゲイル、製作スピルバーグとの初タッグ。

ビートルマニアの愛すべき3バカが贈るドタバタコメディ。優しいラストが素晴らしくて、これほど何かのめり込むも
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

バイスの前に観ておきたかった。
分かりやすくシンプルな内容だからこそメディアやその視聴者たる自分たちに向けられた警鐘が深くまで響く。

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.6

リドリースコット監督作、実話ベースの誘拐サスペンス。

クリストファー・プラマーを代役に立てて撮り直したみたいだけど完成度高かったと思う。終始徹底した態度で重厚感と存在感たっぷりだった。
犯人グループ
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.6

グレンクローズの感情を内に秘めた表情の演技がすごい。

邦題がすでにネタバレ…

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

待ちに待ったレイ3部作完結編。
と思って観終えるとレン3部作というべきと感じた。
テンポが早くて、監督のファンへのサービスが詰まりまくっていて楽しい。
歴代ジェダイも“I know.”もタトゥイーンの
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.8

序盤のバズとウッディの会話、「何があってもみんな一緒だ」「無限の彼方へ共に行こう…」
自分達の行末を案じる中で出てくるその言葉に、シリーズで染みついた信念を再確認できる。

遊んでもらえなくなったおも
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.9

ウェス・アンダーソン監督の4作目。
また父親と息子のお話。またまた妻役がアンジェリカ・ヒューストン。

チーム・ズィスーのユニフォームや船内のデザインといい、船を縦切りにしてトラッキングショットとかス
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ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

3.9

ソング・オブ・ザ・シーの監督作、アカデミー長編アニメ賞ノミニー。

全編を覆う暗めの雰囲気と奥行き感のない2D描写に惹かれた。アニメーションは3DCGを極める方向だけではないと実感する。
ケルト模様の
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フリーソロ(2018年製作の映画)

3.9

この偉業を知ることができたのも、その一部始終をカメラに収められたおかげ。当たり前だけどそれが素晴らしい。

まるでつかめないアレックスの性格と対比させるかのように、
恋人や撮影スタッフ達の深い苦悩が感
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

あらすじ知らずに観たので最初は大学で起こった無差別殺人とかなのかと思ったけど、もっとスケールの小さくしょうもない事件だった。でもそれだけの映画でこれほど広がるっていうのは凄い。

こんな無謀な計画が上
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赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

3.6

コーエン兄弟の2作目。

ニコラス・ケイジが若いけどいい表情するなあと思って観てました。名バイプレイヤーのジョン・グッドマンもまだ『ビッグ・リボウスキ』ほどビッグではないけど雰囲気出ていました。

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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン監督作、
オーウェン・ウィルソンと共にオスカー脚本賞ノミネート。

章で区切られナレーションで進行する小説的な構成がいい。
オープニングで全員の抽象的な紹介があって、映画が進むにつ
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

この10年で一流俳優になったオリジナルキャスト陣が勢揃いでテンション上がる。映画自体は前作と同じ雰囲気、相変わらずのスプラッターでB級感が漂っているのも嬉しい。

個人的には久しぶりにウィルソン兄弟の
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.5

マイケル・ベイ監督の長編デビュー作。
ホット・ファズでパロディされてたので久々に観ました。

流石にアクションかっこよかった。
口数減らないウィル・スミスの台詞は字幕じゃ出しきれないと思うから次は吹替
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.2

チビデブハゲによるスリー・フレーバー・コルネット3部作の第2作。

最高に楽しい刑事アクションコメディ。
映画オタクであるニック・フロストの憧れるアクションシーンが全部実現して笑える。
他にもパロディ
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.8

吹替版、満員のIMAXにて。

前作より歌のキャッチーさは前作に劣るけど、アドベンチャー色強めのストーリーは好みだった。雪だるまに感情を揺さぶられた。みんな歌上手すぎる。
そして水しぶきや泡立つ波、濡
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バーバー(2001年製作の映画)

3.8

コーエン兄弟お得意の行き違いサスペンス。
ビリー・ボブ・ソーントンの内に秘めたる男の演技が素晴らしい。
最近ではドラマ版『ファーゴ』でもそう思った。

随所にかかるベートーベンのピアノソナタと、白や光
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.4

メル・ギブソン凄えってなる戦争伝記映画。
『ダンケルク』とかと同じで大スクリーンで大音量で視聴するべき映画だと思います。

「どうかもう一人…もう一人だけ助けさせて…」と神に祈りながら仲間達を助けると
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

偉業の為には多少の犠牲はつきもの?
ある方程式が解ければ、血管内の血流の速度が分かって動脈瘤の解明につながるという。
多くの人の為になる研究は素晴らしいが、それが自分の幸せとの天秤であるならどうすべき
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

4.0

天地逆転した客船。
行くか残るか、進むか戻るか…2択の決断を繰り返しながら上(下)を目指すというのがシンプルですが神話的ですごく面白かったです。
登場人物たちの設定もバリエーションも完璧でした。

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わらの犬(1971年製作の映画)

3.8

ラスト10分、
「戦うしかない。」の言葉と共に覚悟を決めて目の据わるダスティン・ホフマンに震える。

バグパイプの音色をバックにかけて戦うシーンが印象的。足先を撃ち抜いて、終いにはトラバサミ。強い。

おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.9

孤独死の葬儀手続きと身寄り探しを仕事とする主人公ジョン・メイ
いかにも誠実で仕事に忠実な彼が担当するリストラ前の最後の仕事。

弔う者がいなければ葬儀は不要だし死者の想いなど存在しないと上司は言うが、
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