田中元さんの映画レビュー・感想・評価

田中元

田中元

エクソシスト(1973年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

父が初公開時に事前情報ゼロで友人に誘われるままに見に行ったらとんでもなく怖くてその日は帰宅後ずっと母のそばを離れなかったという話が我が家に長年伝わっており、それゆえなかなか見る勇気がわかず、しかしやっ>>続きを読む

囚われの女(1968年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ヒロインが男にとって大変都合のいい性癖に目覚めていく様を一見難解かつ一見アーティスティックに意味ありげに描いたメロドラマといった印象。最初からそういう映画だと思って見ていれば問題なかったかもしれないの>>続きを読む

悪魔のような女(1955年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

中盤まではスリラー。そこを過ぎてからのミステリー展開の真相は超常現象ホラーか『レベッカ』と同じネタぐらいしかないだろうと予想しながら見ていたら外れた。それでいて事件の真相とは別の、映画そのもののオチが>>続きを読む

密告(1943年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

真相はああなのかこうなのかと二転三転して結末まで導くのはミステリー的に面白いしキャラクター全員ワケアリな感じなのも良いが、最後の最後でこうかと思わせつついやまだもうひと展開あるぞと続くのに結局さっきの>>続きを読む

マッド・ハウス(2019年製作の映画)

-

こちらに書きました。

https://bookstand.webdoku.jp/cinema/review/202207/21102651.html

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.9

【2019.1.8 シネマート新宿】
噂にたがわぬ荒々しい魅力に溢れ、『地獄の黙示録』や『アギーレ神の怒り』レベルで作品のみならず製作現場も相当にクレイジーな状況だったんじゃないかと想像させる異様な作
>>続きを読む

恐怖の報酬(1953年製作の映画)

3.8

数十年ぶり再々見。編集の粗っぽさ(荒々しさではない)は気になるがやはり良い。出発までが長すぎるという意見はわからんでもないが、むしろもっと長く丁寧にそれぞれの事情を描いても良かったぐらいに思う。それに>>続きを読む

犯罪河岸(1947年製作の映画)

3.4

ややこしくもありつつ整理された細部がよく出来ていて、このあたりミステリー小説の原作があることがうまく活きている気がする。しかしクルーゾー監督作品は『恐怖の報酬』しか見ていないものの、それと比べるといか>>続きを読む

ザ・バンカー(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

銀行経済の仕組みについてはまるでわからんのだが、それがどんな結果をもたらすのかは非常にわかりやすく描かれているので大丈夫。それにしても黒人の生きづらさといったらないですね。マットが最後まで裏切らないの>>続きを読む

追跡(1962年製作の映画)

3.3

構図はかっこいいけどテンポが微妙に悪く、この辺ブレイク・エドワーズだなーと思っちゃう。ブレイク・エドワーズってヒット作は多いけどそんなに演出力ない気がするのよね。とはいえ『天国と地獄』『ダーティハリー>>続きを読む

めもりい(1964年製作の映画)

3.7

技法的にもギャグセンス的にもテリー・ギリアムのアニメーションにかなり近いが『空飛ぶモンティ・パイソン』より発表が古く手塚治虫の先見性を再確認。

奥様は魔女(1942年製作の映画)

-

こちらに書きました。

https://bookstand.webdoku.jp/cinema/review/202206/21115451.html

おす(1962年製作の映画)

3.3

しばらく何をやろうとしているのかわからなかったけどオチが全て。

ある街角の物語(1962年製作の映画)

3.8

手塚治虫のマンガはほんとうにすごいと思うんだけど、そのマンガを原作としたアニメは手塚本人が直接かかわっているかどうかにかかわらずいつもいまいちな印象があって、その原因は原作をただアニメに置き換えている>>続きを読む

キミはだれ?チャーリー・ブラウン(2021年製作の映画)

3.7

オリジナルの『ピーナッツ』はおろかテレビでしばしば放送していたスヌーピー作品もろくに見ておらず、哲学的らしいということをうすぼんやりとしか知らないような状態ながら、だからこそその魅力を手っ取り早く知る>>続きを読む

his(2020年製作の映画)

3.2

冒頭の若い頃だけテレビ版のキャスト、というようなファンサービスを一切しないのは潔い。主人公2人の名前と関係性以外は別作品として見たほうが良いかも知れない。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.3

『ワンダヴィジョン』見てないけど大丈夫だろうかと思いながら見たがさほど問題あるようには思えず一安心。しかしどうもストレンジというキャラは関連作に登場するときはいいけど主役作品はいまいち乗れず、今回なん>>続きを読む

インシディアス 序章(2015年製作の映画)

3.2

あんだけ困ったことが起こってるんだから主人公は自室ではなくお父さんか弟の部屋で寝起きするようにした方がいいと思います。お話が行き詰まりそうになったところでバカっぽい2人組が登場するところはシリーズ過去>>続きを読む

特撮喜劇 大木勇造 人生最大の決戦(2022年製作の映画)

-

本作でシナリオライターデビューすることとなりました。現在は公開に向けてクラウドファンディング実施中。よろしくお願いいたします。
https://camp-fire.jp/projects/view/5
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

前半なかなか乗れなかったんだけど、ゾフィーならぬゾーフィがゼットンを連れてくるという、昔の怪獣図鑑の誤記を引用するあたりから急に面白くなってくる。ついでに竹野内豊が実はバルタン星人だったとかベータシス>>続きを読む

110番街交差点(1972年製作の映画)

-

こちらに書きました。

https://bookstand.webdoku.jp/cinema/review/202205/26084032.html

[リミット](2010年製作の映画)

3.6

やたら狭苦しい限定空間サスペンスだがまったく単調に感じず、『ギルティ』ほどじゃないかもしれないけど『フォーンブース』よりも楽しめました。オープニングのタイトルデザインはソール・バスのようなカッコよさ。

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.6

15年ほど前にポッドキャスト番組『町山智浩のアメリカ映画特電』で本作を知り、「ここからネタバレです」のところで停止して鑑賞しようとしたけど当時は本作のソフトが見当たらず名画座でもかからないしテレビでも>>続きを読む

人情紙風船(1937年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いつぶりか忘れるほど久しぶりに再見。あらすじはまるで覚えておらず、記憶にあるのはとにかく悲しい話だったという印象と、土砂降りの中立ちすくむ又十郎で、ラストシーンもそこだったと思っていたのだが、そこから>>続きを読む

恐竜100万年(1966年製作の映画)

3.1

小学生か中学生の頃に木曜洋画劇場で放送しているのを途中で気付いて悔しく思い、その後中学生か高校生の頃に文芸坐ル・ピリエで『キング・コング』と二本立てのつもりで見に行ったら『キング・コング』はお目当ての>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

アダム・マッケイ時代の『サタデー・ナイト・ライブ』はおそらく全く見ていないが、全編にわたって実にSNLのコントっぽい皮肉な展開だなーと思います。その皮肉はコロナ禍のアメリカに対してのものだろうけど、ア>>続きを読む

ミラノカリブロ9(1972年製作の映画)

3.2

『ユーロクライム!』からの流れで鑑賞。ロッコのウーゴへの唐突な想いがとってつけたようにしか見えないけど面白くはあるので、そこんところ最初からきちんと整理していればユーロクライムの代表作ぐらいになったの>>続きを読む

祟り蛇ナーク(2019年製作の映画)

2.8

タイのホラーでナークといったら「メー・ナーク・プラカノーン」(http://www.asia-network.co.in/Theme2.htm)だろうと思ったら全く関係ない上にホラーよりもコメディ要素>>続きを読む

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.6

タイムマシンといいながらタイムトラベルではなくタイムリープだろこれ、と思ったらちゃんとタイムトラベル展開でちゃんとSFオチで、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などに感じる不満はなし。偉い。

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

4.1

『ゾンビ』はホラー映画史的にも映画史的にも重要な作品であるのは間違いないと思うし好きな作品ではあるんだけど、でも映画としての完成度はちょっと微妙だなあという印象を長らく持っていたのだが、今回「米国劇場>>続きを読む

ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

4.0

このバージョンは初見。これをベースにした日本公開版も復元版もテレビ放映版も未見。いくつかのシーンの追加と削除、および音楽の違いはあるものの、構成的には米国劇場公開版とほぼ同じ。が、主にタイミングの編集>>続きを読む

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

4.2

劇場公開時はまだ小一の終わりで街中に貼られたポスターが怖くて見ておらず、レンタルビデオで初めて見たのがこのバージョン。確か二十歳の頃で、当時はメジャーな映画ばかり見ていたため、なんというか名声にもかか>>続きを読む

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.3

おそらくおよそ10年ぶりに再見。繰り返し見ていたのでほぼ覚えてるけど繰り返し見ていただけある面白さ。数年前の映画秘宝でコーエン兄弟の『赤ちゃん泥棒』が世界一盛り上がるオープニングと書かれていたけど、本>>続きを読む

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.2

『死霊館』スタイルでリメイクした『ローズマリーの赤ちゃん』といった印象。あの夫妻の登場を期待してしまった。

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