最もスターウォーズらしいスターウォーズは当然ながら前作なわけだが、そう感じるのは前作をはるかに上回る脚本力演出力を持った本作の印象がフィードバックされて前作が脳内補完されてる部分もかなりあるのではなか>>続きを読む
ダサいSF作品がやりそうなダサい未来感を排した美術やデザインの作り込みは今見てもほんとに見事で(特別篇で追加修正されたであろういかにもな90年代技術によるCG感丸出し部分は除く)、映画史的な重要性の果>>続きを読む
久しぶりに観直したらあんまり覚えてないのが不思議になるほど面白い。ミュージカルはおそらくタモリが言うのと同じような意味で苦手だけどこれは全くオーケー。
いやーな、でも妙な爽快感もあるストーリー以上に、とにかく構図や色使いや質感やテンポのあまりの独特さに魅了されないわけがない。初期の大林宣彦作品がこのテイストに物凄く近い気がするんだけど(特に『ハウス』>>続きを読む
年の瀬に順序は違いながらも微笑ましい感じで関係を進めていく恋愛コメディで心あたたまるが24日25日は全面的に仕事であることを思い出し映画はやっぱり映画だよなと思う。ナタリー・ウッドは角度によって可愛さ>>続きを読む
本来の主役マイケル・ダグラス影薄すぎ。でも高倉健や若山富三郎ですら松田優作に比べると影が薄い。アンディ・ガルシアは安岡力也や内田裕也より影が薄い。
ドラマ版を観る前に久しぶりに観直したら記憶をはるかに超えて凄まじくおっかなく面白い。過去の俺は一体何を観ていたのか。
いろいろ盛り込みながらそつなくまとめた力作だとは思うし観てる間は面白いんだけど、盛り込みすぎてテーマというか問題提議というか皮肉というか風刺の矛先がとっちらかっちゃってそれぞれ無関係なものが羅列されて>>続きを読む
『アパルーサの決闘』もそうだけど、有名俳優を使いながら相当に小規模な西部劇って流行ってるんですかね。
90年代のウディ・アレン作品は概ね観てるけど内容忘れてるのがほとんどでこれもその一本。印象が残ってないのはアレンならではのホラ話に新鮮味を感じなくなってきたからで、今回の再見でも途中まではウディ・アレ>>続きを読む
『アメリ』好きの知人に同じ監督の『エイリアン4』も観なよと言うたびにまるで聞こえてないフリをされることが何度かあったのですが、いやいややっぱり『アメリ』好きこそ観るべき変態悪趣味映画だよなあ、俺、間違>>続きを読む
タイトルバックの異様なカッコよさと落ち着いたカメラワークながらど迫力のカーチェイスが凄まじく素晴らしいんだけど、そこがあまりにも突出して良すぎてかえってバランス悪く感じてしまう。他の場面も地道な捜査を>>続きを読む
ダニエル・クレイグになってからのリアル路線できたところにシリーズ屈指の荒唐無稽な敵スペクター投入でどう料理するのか期待マックスだったのだが(スペクターに次ぐ荒唐無稽な敵はジョーズだと思う)、正直ちょっ>>続きを読む
今度作られる続編が3以降はなかったことにして2の続きになるとかのあまりの不人気っぷりに擁護したくなる3ですが、おそらく20年ぐらいぶりに再見したらそれも当然かなあ、という感じ。一度は観てるのにほとんど>>続きを読む
最終版初鑑賞。ナレーション削除はオリジナルよりいいけど、ユニコーンは邪魔に思える。幕切れもオリジナルの方が好み。あとはもしかしたら同じ場面でもオリジナルと微妙に編集違うかな、と思いつつ、そこまで思い入>>続きを読む
ドラマ『アクエリアス』を観てる流れで鑑賞。観てる間中、マンソン崇拝者の本人たちは深いこと言ってるつもりの薄っぺらさに辟易するのだが、つまりは辟易させるように描いてるんだろうということと、ラストの兄弟の>>続きを読む
おそらく2000年代を代表する映画監督だらけの豪華オムニバスなんだけど、自分がアメリカ映画と日本映画ばっかり観てるため知らない監督だらけ。もっと視野を広げなければいかんなあと思いました。ベストはクロー>>続きを読む
職人的完成度の高い映画だけにタイトルぴったり。タイトルの出るタイミングもぴったり。
ホウ・シャオシェンの映画は5本くらい観たけど、基本的に台湾近現代史に疎すぎて、『恋恋風塵』以外は映像は美しいけどピンとこないというか、相性がよくない。もっぱら俺のせいであると思われるが。さらにこの映画>>続きを読む
面白いは面白いんだけどなーんか中途半端。実話ベースとはいえ劇映画なのでパロディとしても虚言癖の人を描くにしてももっと振り切っちゃってればいいのに。パロディシーンはほぼ元ネタの該当シーンで使われてた楽曲>>続きを読む
キューブリックの遺作をようやく観たら、笑いを誘発しない、というか笑わせようとはしてないコメディだった。トム・クルーズをウディ・アレンに置き換えてイメージすればコメディであることが物凄くわかりやすくなる>>続きを読む
ジェームズ・キャメロンのマッチョ系中二病気質が最も露わになった映画だと思います。そのおかげで相当に面白いけど微妙に恥ずかしい。再々見。
開巻からしばらく続くハッタリとケレンに満ちた見せ方にすっかり魅了され引きずり込まれてさすがキャスリン・ビグローではあるのだが、途中から冷戦時代のソ連軍人の誇りをアメリカがこんなに深刻に描くのは立ち位置>>続きを読む
展開はほぼ覚えてるのに細部のやりとりをほとんど覚えておらず映画も記憶力も怖い。
初見時(中学生の頃と記憶)に勝手にSFバトルアクションみたいなのを期待したら全然違った、というあまりにも子供っぽい失望感が邪魔をして、その後も何度か観てるにもかかわらずどうもいまいち楽しめなかったのだ>>続きを読む
再見か再々見か。いうまでもなく傑作なんだけど、同じくベトナム戦争の狂気を描いた『地獄の黙示録』と決定的に違うのは、作り手が理性を全く失うことなく狂気の描写をコントロールしきってるところでしょうか。つま>>続きを読む
いろいろ演出が下手だったり展開が雑だったりするけど細かいアイデアがいろいろ効いててマカロニ侮れないですね。
同じくハワード・ホークスとジョン・ウェインの『リオ・ブラボー』とほとんど同じ要素で組み立てられたほとんど同じような話なのだが、その分ばっちり安心の完成度。絵面的なクオリティだったらこっちの方が上かも。
生涯最恐映画をおそらく今世紀初再見。HD画質ってことでNetflix配信で鑑賞したところ中学生の頃に初鑑賞した劇場公開短縮版だった。ビデオで繰り返し観た完全版でもラストとかどう解釈したらいいのかわから>>続きを読む
一見楽しくこなれた西部劇コメディで良い話っぽく終わらせてるんだけど、でもこれ、モラル的にかなりいろいろ無頓着なんじゃないのかしらん。
再見。いかにもウディ・アレンらしいバカバカしさに溢れた好みな作品なのに覚えてなさすぎて自分が不安。
先日観た『七年目の浮気』にパロディがあった流れで鑑賞。でもその元ネタの波打ち際の場面以外まるで内容を知らなかったのでロマンチックな恋愛映画かと思ったら上品な『兵隊やくざ』だった。
30年近くぶりに再見。「上手い」とか「面白い」とかよりも「凄い」という印象がやたらと強く残る映画。