PhilMarksさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

PhilMarks

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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

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SFだからということもあるけれど、エンターテイメント性は高くなっていて、それでいて相変わらずハイコンテクストで、僕には理解できていない部分も多くあると思う(冒頭の聖書の部分が意味することは解説を調べて>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.0

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ただ綺麗な起承転結を観たな、という感じ。心地よい要素ばかりではあるが、だからといって印象には残っていない。色彩は良かった。

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.1

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島(というより、ほとんど灯台のみ)という密室のような空間での2人の演技に息が詰まった。舞台のようだとも思った。展開も想像できず、ウィンズローと同じように謎に翻弄されている気持ちになる。謎を積極的に説明>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.9

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何回も途中まで観ていたが、観終わる機会がなかった。ストーリーは様式美というか、分かりやすい起承転結なのだが、終盤のステージのシーンではやっぱりロックって良いよなって、感動した。

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.4

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日本とアメリカ双方にリスペクトがあることと、演者の演技は素晴らしかった。作品全体に存在する80年代的な仰々しさはあまり好きではなかったが、それもこの作品なりの演出なのだと考えると悪くないのかもしれない>>続きを読む

カウントダウン(2019年製作の映画)

2.2

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盛り上がりに乏しかった

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.5

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POVは臨場感を感じさせることはできるが、あまりに映像が乱れていると観る側としては辟易するし、その塩梅が難しそう。今作は丁度いいように感じた。POVはなぜカメラを回しているのか説明できないと自然じゃな>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

2.8

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事実に仰々しいドラマを求めるのもつまらないことなのかもしれないが、序盤、というか電車に乗るまでの大半シーンがずっと平坦に思えて、かと言って一直線に繋がっているような要素もあまりないように感じた。勿論、>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.4

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長い旅の中でコンパートメントに居合わせた人との奇妙な関係性は、シベリア鉄道でも体験した。ある人は自分を迎え、ある人を自分は見送る。ただ場所を共にするだけの人もいれば、深く交わる人もいる。そんな奇妙な関>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

3.7

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刑事モノで連続事件が刑事自身と関係してくるものは都合が良すぎてあまり好きではないけど、これに関しては一連の事件が突飛だから分かる。狙っているのか分からないが、パトカーの中でジョン・ドゥが言っていること>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.4

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思うことは山ほどあるのに、一回観ただけでは冷静に言語化できない、簡単に言語化させたくない。ただ、この先の人生でも強く印象に残り続ける作品だろうと思った。小豆島でのシーンで希和子が薫に与えている愛情やそ>>続きを読む

オーシャンズ13(2007年製作の映画)

2.7

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皆が最終的にトントンになるのがあまりに綺麗すぎて、そこまで綺麗にしなければならない?と疑問に思った。また、詐欺師であるからにはあらゆる行動の動機は第一に私利私欲であってほしい(友情や絆はその後であって>>続きを読む

オーシャンズ12(2004年製作の映画)

2.8

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どんでん返しというより都合が良すぎる。

ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

疫病の流行以前に作られた作品だということを念頭に置いて観るべきだな、と思った。雲が出現してからの、親子関係や男女関係、孤独との付き合い方に関する描写は豊富でとても良かったが、友人関係や社会についての描>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

2.4

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公開時に劇場に観に行った記憶があるので、実に14年ぶりの視聴。当時幼いなりに感じていた「この話でこの結末ってアリなのか?」という違和感は間違っていなかったと思う。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

台詞は原作の漫画のままっぽくて、映像で観ると少し不自然だけど、そんなことは関係なく本当に心を掴まれた。ただの良い起承転結の物語じゃなくて、マリコは様々な人にひどい仕打ちを受けて自ら死を選んだことは変わ>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

2.8

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詐欺師を題材にした映画としては、こちらを二転三転、あるいは根本的などんでん返しによって裏をかく訳でもなく進んでいく。全体的に(題材にしては)期待はずれではあったが、フットボール観戦のシーンは場面として>>続きを読む

ベルファスト71(2014年製作の映画)

3.4

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北アイルランドの問題を僕も完全に理解できている訳ではなく、大まかな歴史的(教科書的)事実を知っているのみだが、イギリスの軍事的介入は良くなかったかもしれないし、かといって北アイルランドに住むプロテスタ>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.6

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手の甲で、往復の復の方でビンタするの、確かディア・ハンターでもベトナム兵がやっていた気がする。ベトナム兵が本当にやりがちなのか、たまたまなのかすごく気になってしまった。

ランボー(1982年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

徐々に明らかになるランボーの動機、帰還兵の心理描写が良い。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン特有の時間のトリックというかギミックというか、そういったものは本作に極まりという感じではあったが、それがギミック的に使われていたこれまでの作品と異なり、時間そのものがテーマであったため、少しく>>続きを読む

300 スリーハンドレッド 帝国の進撃(2014年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

前作で終わっていたら、それじゃギリシアはその後どうなったの?となるだろうし、サラミスの海戦自体は史実としてあったから、続編があること自体は不自然ではないんだけど、完全に蛇足に感じた。もはやレオニダスと>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

目の前で火薬を使って迫力を出すことだけが戦争映画ではない。没入感のあるカメラワークと作り出された緊迫感はそれを補って余りある。クリストファー・ノーランならではの時間軸も本作ではストーリーを邪魔するほど>>続きを読む

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

テリー・ギリアム作品だけでなく、ドラッグカルチャーも好きでないとこの作品を楽しむのは難しいだろうなと思った。薬物やって乱痴気騒ぎを起こすだけの、目的もない映画だと言われればそれはそうなのだが、個人的に>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

史実に基づく話なのかと思っていたが、史実からあまり外れないが、あくまで叙事詩的に観る作品だと思った。そういう見方をするのであれば、戦い方など現実的に突っ込むのも野暮なので、楽しめた。