ロードムービーのように荒野の砂漠での追跡劇。荒野という開かれた空間が逆に狭く感じる不思議な作品。ルトガーハウアーが不気味だった。
最後の戦闘シーンは今時のコマ落としでカクつく映像のオンパレード。国産戦争映画はどうしてもお涙頂戴な展開になってしまうジレンマからは脱せず。
おばかな映画だと思ってみたらやはり…。ただここまで振り切っておばかをやると逆に清々しい。お下劣といかに血みどろ演出をするかにコストをかけている感。
考証めちゃくちゃ。海外の「サムライカッコイイ」という視点だけで作られた映画。
権力に取り入って取り返しのつかない事をしてしまった若者の未熟さが面白い。
ドラッグとベトナム戦争で疲れ切ったアメリカの姿を描いた作品。有名なラストシーンで一気に名作入りしたような。好きだけれど、他人には薦められない映画。
雪に閉ざされたホテルを数人で管理する…というシチュエーションだけで怖い。突然差し込まれる映像にゾっとする事数回。良き時代のホラーではないオカルト作品。
実写映画の中にCGが使われ始めた頃の作品。恐竜の大きさや重さの表現が当時は驚きをもって観た記憶。今観るとアレなのであえて観返さないようにしている。
街中でアサルトライフルを使って撃ち合うシーンが有名。そこがカッコ良すぎて内容を忘れてしまっている…。
当時としては随所にCGが用いられていて観応えはあった。淡々とした語り口調も押井作品らしいが映画自体は地味。
健全で爽やかなラブコメ。冒頭の天沢聖司のクールな印象が徐々に崩れていくのが何とも…。
全知の宇宙生命対からのファーストコンタクトを描いている。政治や個人の思惑が絡み徐々に盛り上がっていく構成は良かった。宇宙生命体は2001年宇宙の旅に近い存在だったかな?
ファーストコンタクトもの。主人公の過去の思い出(と思っていた物)を時折挟むがそれが宇宙人が出現した目的の伏線だった事に気づくと一気に謎が解けていく構成が面白い。
現代版食人族。ゴアな猟奇映画と思いきや真面目な内容だった。いや、立派な(?)猟奇映画なんだけれど物語の芯はしっかりあったので面白かった。
半分辺りまでグイグイ引き込まれていたが、後半謎が分かってくると徐々にトーンダウン。
序盤のミステリアスな展開が面白いが、後半失速。救いがないけれど、希望は残ったみたいなラストは結構好き。
この監督独特の表現がイマイチピンと来ず…。その辺が分かると「ああ!!そういう事だったのね!!」となるのだが、冴えた時に観ないと訳が分からない映画になってしまう。観る人を選ぶ作品。
今観ても色褪せてない映像や世界観は秀逸。全く架空の世界だが、薄っぺらさは無く設定マニアのガイナックスらしい作品。
シチュエーション映画。ずっと箱の中だけれど緊迫感の表現は上手で狭いところが駄目な人には薦められない。
サイコサスペンス?主人公の身の回りに謎が続発するが、終盤謎が解けると何とも言えない気持ちになるが、スッキリはする。
パニック映画の名作。既にクラシックな部類に入るが、子供だった当時はキャーキャー言って観ていた。
F14を観たい人向け。主人公に挫折ありでそれを乗り越えていくという展開が少年漫画の様だった。
カッコつけた表現が多くイマイチ。刑事がM60機銃を撃ったりとリアリティも低い。何か安っぽい日本映画を観たような感覚に陥るが意外と周りの評価が高いのでそれにも驚く。